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トロンボーンの話 番外編その1
バック・トゥ・ザ・マウスピース

ヤマハのマウスピースをさかのぼってみましょう。
それではご一緒にタイム・スリップ?







現行品
ヤマハカスタムマウスピース(48太管用)
    

 ヤマハのマウスピースは仕上げがとてもよく品質にばらつきもありません。安心して使えるのはうれしいものです。これはリムがゴールド仕上げです。でも、Kmataは普通のシルバープレートのほうが好きでよく使います。



15年くらい前の
ヤマハのマウスピース(51B太管用)
    

 ヤマハの太管は今は48が付いてきますが、その前はこれが標準でした。カップ部とシャンク部の間はえぐられていて、外観の特徴になっています。リムは初期型では丸みがきつく、後期型はフラットです。今も使うことがあります。スロートからバックボアに至る角度がバックやシルキーよりくっきりしており吹奏感もくっきりすっきり?



30年くらい前の
ヤマハのマウスピース(細管用)
    

 ヤマハの初代プロモデル(赤ベル・ニッケルスライド)に付いていたものです。大きさは今のヤマハNo.48くらい。コーンのレミントンやマルシンキウィクツみたいな形で、全体に肉薄です。吹きやすい1本です。30年くらい前に開発されたヤマハ4本並列ピストンのユーフォニアム(まだコンペンセイティングモデルではない)にもこれが付いていました。リムは上の51Bよりも丸みがあります。口当たりが良いということを宣伝していました。



40年くらい前の
ニッカンのマウスピース(細管用)


 ヤマハと合併した名門・ニッカンの細管トロンボーンに付いていました。Nikkan・No.2という刻印がありニッケルめっきされています。これが当時の標準品で今のバックでいうと11Cくらいに相当し、カップも浅いです。リムはフラットです。これより前だとさらにカップが小さくなるみたいな・・・。