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棟木加工

2011年10月29日

いろいろあって、出動が1カ月ぶりになってしまいました。

今日は棟木の加工をします。
選んだ棟木の丸太がご覧のように少しむくれていて、扁平な断面になります。凸側を天側にします。

生えていた木を使う場合は、材料を選ぶのに結構迷います。この木もそり、むくれがあるので何に使おうか迷った末、結局棟木に落ち着きました。

削ってどう反るか、これもちょっと不安です。
墨付け

元口側を正面側に使います。大体の位置で墨付けをして垂木の乗る面、ポストとの接続部の平面が取れるか確認します。

まずは天地をひっくり返して、ポストとの接続部の加工です。平面加工をした後、ほぞ加工します。
結局、2回ほど墨付けし直してカット位置が決まりました。

丸太の芯からの距離を正確に出して、側面にチョークラインで墨付けした後チェーンソーでカットします。
その後、電動かんなで平面を出し、ディスクグラインダーで斜め部分をならします。

この後ポストとの接続のほぞを掘ります。
ほぞ加工の際にチェーンソーでほぞの側面を取りすぎました。(苦笑)
屋根勾配部分の加工

ポスト接続部を加工した後、回転させて垂木の乗る部分の加工です。

屋根はかね勾配なので片側45度ずつの加工です。側面の墨付けラインからチョークラインでカットする位置を墨付けします。
平面カット後の状態です。

平面カットもだいぶ慣れて来ましたので、仕上げラインのみで加工です。ラフカット後にブラッシング加工をして、電動かんなで平面出しをします。慣れてきた割にはチェーンソー跡が残っています。隠れる部分だからご愛敬という事で、ご勘弁を。今日は残り1面を残して時間切れです。

乾燥した檜は堅く、5mの立引きに苦労しました。材料はただですが、削りやすい杉の方がいいですね。

それにしてもこの木はやたら堅いです。もう1面あるので頑張ります。
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