棟木の加工です。 選んだ棟木の丸太がご覧のように少しむくれていて、扁平な断面になります。凸側を天側にします。 生えていた木を使う場合は、材料を選ぶのに結構迷います。この木もそり、むくれがあるので何に使おうか迷った末、結局棟木に落ち着きました。 削ってどう反るか、これもちょっと不安です。 |
|
墨付け 元口側を正面側に使います。大体の位置で墨付けをして垂木の乗る面、ポストとの接続部の平面が取れるか確認します。 まずは天地をひっくり返して、ポストとの接続部の加工です。平面加工をした後、ほぞ加工します。 写真は天地をさかさまにしたところです。 |
|
2回ほど墨付けをやり直してカット位置を決めました。 丸太の芯からの距離を正確に出して、側面にチョークラインで墨付けした後チェーンソーでカットします。 その後、電動かんなで平面を出し、ディスクグラインダーで斜め部分をならします。 この後ポストとの接続のほぞを掘ります。 ほぞ加工の際にチェーンソーでほぞの側面を取りすぎました。(苦笑) |
|
屋根勾配部分の加工 ポスト接続部を加工した後、回転させて垂木の乗る部分の加工です。 屋根はかね勾配なので片側45度ずつの加工です。側面の墨付けラインからチョークラインでカットする位置を墨付けします。 |
|
平面カット後の状態です。 平面カットもだいぶ慣れて来ましたので、仕上げラインのみで加工です。ラフカット後にブラッシング加工をして、電動かんなで平面出しをします。 慣れてきた割にはチェーンソー跡が残っています。隠れる部分だからご愛敬という事で、ご勘弁を。 乾燥した檜は堅く、5mの立引きに苦労しました。 |
|
1週間おいての加工です。 1面を残しておりましたが、やはり反りました。修正してももう1面の加工でまた反る可能性があるため、ラインを再確認して、そのまま加工します。 写真はもう少しでカット完了のところです。 |
|
カット後、ブラッシングして平面を出します。 その後電動かんなをかけて終了です。 今回もチェーンソーの跡が残りましたが、隠れるところなので、これ位はOKレベルです。 この後どれくらい反るか分かりませんが、うまい具合に反ってくれることを祈ります。 |
|
反りは両面加工してほぼ左右均一になり解消しましたが、若干天側に反っています。まあこれは許せるレベルです。 棟上げ前に、汚れに汚れていた表面の仕上げをしました。 先ずは曲面かんなでの表面の汚れを落とします。 でこぼこしていてかんなで削れない部分はディスクグラインダーで表面を削ります。 この写真は曲面かんなをかけた後の写真です。 まだらに表面が残っています。汚れていましたね。 |
|
連結のボルトの締結部分の平面を加工します。 チェーンソーで荒取りして平面を出します。 写真はまだ、荒取りです。 |