鼻隠し、破風板取り付け〜
  シングル貼り、棟換気取り付け
工房くるみ
組み付け編 その4 屋根工事3
鼻隠し取り付け

ルーフィングを張り終え、早くアスファルトシングルを張りたいですが、その前にまだいろいろやる事があります。

屋根の端末の鼻隠しの取り付けです。友人のYさんの手伝いでの取り付けです。思ったより野地板が歪んでいて、合わせるのに苦労しました。また、見た目より重く、腕がパンパンになりました。
反対側の鼻隠しの取り付けですが、こちらは一人作業です。

前回2人で苦労したので、どうやって取り付けるか思案しましたが、しゃこ万を使う事にしました。
こちらも野地板が歪んでいて、野地板と1cm位隙間が空いてしまうので、しゃこ万で矯正しながらの取り付けです。

しゃこ万で固定するまでは大変でしたが、固定してからはやはり文明の利器、前回一生懸命頑張ったのがうその様に楽です。
破風板取り付け

寸法を間違えた破風板も材料が入り、早速取り付けです。破風板取り付けも一人作業です。2×8材でかなり重く、この辺が一人作業の限界でしょうか?

まず、位置合わせ治具としてテスト材をカットして取り付けます。慎重に位置合わせをして取り付けます。
その後、破風板本体を片手で支えながら位置合わせ治具に突き当てて固定します。
水切り取り付け

次に水切りの取り付けをしました。写真は妻側の水切りです。妻側はルーフィングの上に水切りをセットします。

ルーフィングとの境にはシングル糊等でシールします。固定の釘部分も忘れずにシールします。
軒側はルーフィングの下に水切りを張ります。

ルーフィングをシングル糊で固定します。
この時点でルーフィングが水切りの先端から5mm位出ている位がちょうどいいと思いますが、ルーフィングの貼り方が悪く?幅が不ぞろいです。
シングル貼り

軒の端面からシングルの長さ分を計算して墨出しをします。シングルは水切り金物から5mm程度出します。

端の部分にシングル用両面テープを貼り、スターターを貼っていきます。
写真にはありませんが、妻側の水切りの上にも両面テープを貼ります。
スタータ、1段目を張り終え、2段目を貼っている状態です。

2段目で軒の加工精度を吸収して調整します。2段目の基準線が大事ですね。

写真では分かりにくいですが、1段目と2段目が多めに重なっています。

後は2段目の位置に合わせて貼っていくだけです。
ひたすらシングルを基準線に合わせて張っていきます。
妻側の屋根の角度に合わせてシングルをカットして、端の処理をします。野地板と違い、貼ってからカットする事が出来ないので、足場の上り下りが増え、効率が下がります。出来るだけ治具でのカットをします。

シングル糊を多めに使ったので、シングル糊を追加発注しました。
棟換気システム

棟換気部分に使用する水切りを自作しました。2×材に合わせて固定して、出っ張り部分をプラハンマーでたたき、曲げます。

棟換気システムは市販のニューテッペンを使用しました。ニューテッペンの下に使用する水切りです。
自作した水切りを、あらかじめニューテッペンに取り付けてから棟部分の開口部に取り付けます。

最初は棟換気部材も自作する予定だったので、開口部が部材より大きめで、少し固定に難があります。また、ニューテッペンをかね勾配の屋根に使うと換気スペースが狭くなります。
棟換気部材を取り付け後、棟カバーを取り付けたところです。

棟カバー(市販品)が小さく、若干下地材が覗いておりますが、まあなんとか雨をしのげるでしょう。

この部分は、もう一度やり直したい部分です。出来れば棟換気部材を半分にして、開口部に合わせてセットして、棟カバーはラーチ合板にしてルーフィング、シングル材で作りたいです。
完成した屋根の全景です。

棟カバー等繋ぎ部分をシーリングして屋根の完成です。これでやっとブルーシートから卒業しました。
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