←back 

* 低出生体重児 *


(生後4日目 オムツが大きいのではなくユウが小さいのです)

ユウは低出生体重児です。

低出生体重児って、聞き慣れない言葉ですよね?

産まれたときの体重が2500g以下の児を総称してこう呼びます。
早産や子宮内での発育の遅れが原因となります。
私の場合、子宮内胎児発育遅滞でした。

そのため37週で個人病院から周産期センターに転院しました。
(周産期センター:危険な状態の出産前の母親と胎児、出生直後の新生児の一貫した治療を担当する医療施設)

検診をうけた際に子宮内胎児発育遅滞の考えられる原因について
・母体の異常
・胎児の異常
・胎盤機能の異常
この3つが考えられると説明がありましたが、
はっきりした原因は「産まれてみないとわからない」とのことでした。
そして「お母さんにはショッキングなことかもしれませんが、
奇形であるとかハンディをもっているかもしれないということを
覚悟しておいてください」と言われました。

児が小さい場合、陣痛が来るまでお腹にいるよりも
早く外に出して人工的な栄養で大きくしてあげる方がいいようです。
ユウは34週からほとんど体重が増えることがなかったので
誘発分娩をすることになり、
検診から家に帰ることなくそのまま入院となりました。
(が、その緊張からか陣痛が来ました(^^; )

児が小さいと出産のストレス(陣痛)に負けてしまう可能性が大きいとのこと。
NST検査でもその兆候が見られたため
緊急帝王切開に切り替わることが予想され
予めオペ前検査を受けました。

入院直後に陣痛が来たものの本陣痛には結びつかなかったため、
翌朝7時から点滴で誘発を開始。
午後2時頃に陣痛が始まり午後3時に破水しました。

陣痛の最中は予想された通りユウが陣痛の波に負け何度も心拍が下がりました。
そのため私は酸素マスクをつけてユウに酸素が十分届くようにしてましたが
それでも心拍が下がることが度々あり、
主治医の先生と助産師さんがつきっきりで見ていてくれました。
また、回旋異常が見つかるなど決して順調な出産ではありませんでしたが、
2162g  43cm のとても小さな体でとても大きな産声をあげるのを見たときは
心から感動 感激 感謝でした。
(帝王切開ではなく普通分娩でした)

余談ですが、分娩時には主治医 産婦人科部長 当直医 小児科医が揃っており
安心して産むことができました。


誕生したユウは分娩室で待機していた小児科の先生と看護師さんの手で
併設されたNICUに運ばれて入院となりました。