2006年 感動いっぱい!

当初は、アメリカで行われるBenの結婚式には出席できないとあきらめていました。

理由は、中学生の子供達が、はずせない行事があるということ。しかし、yukunの両親が「ぜひ行ってきなさい」と背中を押してくれ、思い切ってアメリカ行きを決意しました。

3泊5日のアメリカの旅

8月18日(金)

イギリスでテロがあったために、セキュリティーはすごく厳しかったです。
NWでチェックインのときに、グランドホステスから「目が赤いですね〜。大丈夫ですか?」と優しい笑顔で言われ、yukunは「ただ痒かっただけです。大丈夫です。」と何度も言っているのに、「心配ですので、クリニックへ言って診てもらって下さい。そして搭乗できるという証明をもらってきて下さい。ノースウエストからのお願いです」と言われ、yukun少々というか随分不機嫌になり、「目から爆弾でも出るっていうのか!!」と文句タラタラ。
しかし言われたとおりクリニックへ行き、証明をもらい搭乗できました。もちろん自腹です。yukunの目のほうは目薬もさしてないのに、すっかり治りました。
セキュリティーは報道されているとおり厳しかったです。飛行機に乗る直前にもアメリカ行きの便だけ、手荷物をチェックされました。
             

              搭乗直前の手荷物チェックをされている様子

 定刻どおり名古屋を離陸し、定刻より早くデトロイトに到着しました。入国ですが、一人ひとりにかかる時間が長かったです。両指の指紋をとられ、写真をとられたりとなかなか列が進まなかったです。

デトロイトからフィラデルフィアへ

機内から出ると、Benのお父さんのDavidが待っていてくれました。早速再会のハグです。そこから明日のディナーパーティで食べるケーキを予約してあるお店へ直行。そしてそのケーキをBenのおばあちゃんの家の冷蔵庫へ入れるために、おばあちゃんのマンションへ。おばあちゃんは、残念なことにこの6月に他界してしまいました。このマンションには5年前に私達も訪ねています。懐かしい場所です。

  

       おばあちゃんアパート21階からの景色(下を見るとちょっと怖い〜)
       実はこのマンションは売りにされています。欲しいけど〜〜〜〜〜。

 おばあちゃんの家のあたりを散歩しました。そしてカフェで休憩。なんと、Davidは日本語を学び始めていました。「ちょこっと公園」「これはかたいですね。(高いですね)」私達がお金を支払おうとすると「こっけいです。(けっこうです)」などおかしな日本語を話すたびに大うけしている私達でしたが、5年前には「こんにちは」もわからなかったので、随分進歩ですよね。

その後、Ben一家と婚約者のY子さん一家の待つレストランへ。いよいよ感動の再会です!!うぁ〜〜、Y子さんのファミリーに会うのも楽しみ〜〜〜。

そこには、Benのお母さんのSuzanのお友達のご夫婦も見えました。私達がY子さんご一家とはじめましてのあいさつ(日本式のお辞儀)をするたびに、大うけしているSuzanのお友達、Bob夫妻です。
Y子さんとはもちろんハグ。感動の再会のハグですよ!!さぁ〜〜って、楽しい、楽しいディナーの始まりです。
「本当に来てくれてありがとう。来てくれただけですごく嬉しい!!」とBen。
「招待してくれて本当にありがとう。」と私達。ダメね、Benがいろいろとお話しすると私はすぐに涙が出ちゃうから。しんみりするのは、アメリカ人はあまり好まないでしょ。今日は楽しい、楽しい再会の日だよね。

   

   感動の再会をした場所はこんな感じの場所です。イタリアンレストランでした。

気がつけば夜中。ほんといつまでも話がつきませんが、そろそろ帰らないとね。

 

8月19日(土)

今日は、私のペンパルのAvisを会う約束をしています。

ホテルのロビーに10時です。このAvisも私と同じ団体でホストファミリーの経験が豊富な人です。この日が始めてのご対面。ドキドキしながらロビーで待っていると、やってきました!!実は彼女の年齢はすご〜〜〜く上。私の両親とほぼ同じ年代の方です。
そんな年上の人と話しが合うの??と思われますが、ホストファミリー経験が私達よりも豊富なご夫妻。話はつきません。同じ団体でも日本とアメリカでは随分と違うこと。そしてホストファミリーの苦労話、問題ある留学生の話、いまどきの若者の話、などしていたらあっという間に時間が過ぎました。
お土産をいっぱいもらい、この先もずっとペンパルでいることを誓い、お別れしました。
午後はニューホープの町並みをY子さんファミリーとDavidとそしてBobとゆっくりと散策しました。Y子さんは明日の結婚式のためにスパへ出かけました。

Benの住むニューホープという街は、ニューヨークから車で1時間半、フィラデルフィア空港から車で45分くらいのところにあります。都会に住む人たちの避暑地といった感じですね。私達がこちらにいたときの気温は26度くらいかな。湿度は低く、過ごしやすかったです。日本でたとえると、軽井沢って感じかな。一番の繁華街は、ホテルやお土産屋さんがたくさん並んでいます。
まずは蒸気機関車に乗りました。大人ばかりですが、なぜかみんなウキウキ。時間にすると往復で40分くらいかな。森の中をゆっくり走っていきます。時々汽笛をならしながら“ポッポー”って感じ〜。
写真をいっぱい撮りました。

   

 

夜はBenの家でディナーパーティ。広〜〜〜い、Benのお宅。yukunは「今回は鹿に会えるかな?」と楽しみにしていたのですが(そうです!鹿が出るのです)、なんと、楽しみにしていた鹿ですが、Benのお母さんが「鹿は私の大切に育てた花や野菜を荒らすのよ!!!」と言って柵をつけてしまいました。
5年前にもそう言って怒っていたのよねぇ。yukunはがっかり。。。そしてその柵ですが、なんと400メートル以上あるそうです。

   
Benの庭です。森みたいですが敷地内庭です。木もBenのものです。Benの庭に出た鹿ではありませんが、車から偶然に見た鹿をパチリ。Benの敷地内もこんな感じです。

アメリカでは結婚式の前の日に、新郎宅でこうやって身内や親しい人たちを集めてパーティをやるそうです。今回、初めてお会いしたBenのお姉さんととても仲良くなれて嬉しかったです。お姉さんはワシントン州のオリンピアに住んでいます。
Ben一家とY子さん一家、そしてSuzanのお友達が集まりました。
ここで結婚祝いの品物を渡しました。私達からは七宝焼きの壁掛けをプレゼントしました。“これぞ!日本!”というような鶴の絵柄にしました。他の方たちからは、手作りの急須みたいなものや手作りのランプ、置物などです。やはり手作りがよかったかしら??折り紙で鶴を折るくらいなら出来るけど・・・(笑)

    

 結婚のお祝いの品を開けているところです。こちらは昨日のもらってきたケーキ。ユダヤ語で「おめでとう」と書いてあります。「マゼルト〜なんとか〜」っていうんだと思います。

8月20日(日)

いよいよ結婚式当日。
午前中はBenの家へ行き、結婚式の準備を手伝いました。
このあたりがさすがアメリカ人というかBenのファミリーらしいというか・・・当日にいろいろと準備をするのよねぇ〜〜〜。いつも用意周到、準備万端なyukunは半ば呆れ顔。でも随分と慣れたよね〜。アメリカ人の行動に。(笑)
私達がお手伝いしたのは、花束を入れる筒作りでした。

          

            私達が作った花束を入れる筒です。65名分作りました。

 

午後は着替えにホテルへ戻り、Davidの車で会場へ。ちょっと緊張気味。

              

Davidが、私達やY子さんファミリー、そしてBob夫妻を乗せてあっちこっちと送迎してくれた15名乗りの車です。この日のためにレンタルしてくれたそうです。感謝です!

随分と悩んだ服装ですが、20数年前に着ていたフォーマルの薄い黄色のワンピース。
yukunは礼服ではなく、青と緑が混ざったようなスーツ。みんなどんな服装なんだろう??新婦の父のDavidはスーツでした。

会場に到着すると、Y子さんは支度をしていました。綺麗ねぇ〜。ウエディングドレスはシンプルでエレガント。ほんと綺麗〜〜〜。Y子さんのお母さん、ちょっと目がウルウル。そうよね。うちの場合、娘はよそへは嫁がせる予定はないけど(笑)、こんな遠いアメリカへ娘がいっちゃうなんて、想像しただけでもダメだわ・・・

Benの親戚の人も続々と会場へ。すぐに自己紹介ね。「私達は日本のBenのホストファミリーです」と紹介すると「Benから詳しく聞いていますよ。もうひとつの大事な家族がいるっていつもBenが言っていますよ。」とどなたも言ってくれます。それを聞くたびに、ウルウルくる私ですが、グッとガマンです。

いよいよ結婚式の始まりです。Ben一家はユダヤ教なので、式はユダヤ式です。
Benはタキシード、Y子さんはウエディングドレス、Benのお父さんはスーツ。そして、お母さんはというと、なんだかいつもと変わらないノースリーブの綿のようなシャツにバミューダっていうのかしら???そしていつものサンダル。ん???これが正装???肩からシルクの緑色のカーテンのようなものをかけています。この布を肩からかけるっていうのは確か正装だよね??ほぉ〜、ちょっと予想外かしら??
他のゲストの方達もすごいドレスを着ている人はいませんでした。私は一番正装だったくらいです。(笑)ちょこっとフォーマルっていう感じかな。よかったぁ。すっごいドレスを着てこなくて。(爆)
式は厳粛に行われました。
式の途中で、BenがY子さんのご両親に向けて、感謝の言葉を日本語でお話したときは、私達日本人はウルウルです。

   

    式は5時半から行われました。何もかも手作りで、あったかい式でした。 

式は、ほぼ日本と同じ。神父さんのような人が(女性でしたが)、「ウエルカム〜」から始まり、ユダヤ語でなんとかかんとか言って、指輪の交換、誓いの言葉、新婦の両親への感謝の言葉、そして最後にワインを二人で飲み(日本の三々九度のようなものかな?)、そしてそのワイングラスをBenが足で踏んで割ります。(これは日本でいう“雨降って地固まる”といったところですね)グラスが割れるとみんなが拍手をおくり、式は終了です。

式が終わり、みんなでパンを食べながら親睦を深めます。

       
ちょこっとずつ頂いたパン。 これはユダヤの誓約書のようなもの。新郎新婦もおしゃべりです。

シャンパンを持って乾杯。Benの子供の時からのお友達が、Benはどれほど頑張り屋さんかということをおもしろおかしくお話しをして乾杯です。
その後、指定されたテーブルに座ってディナー。私達はY子さんご一家とBenの高校生の時からの日本語の先生のご夫妻と同じテーブルでした。Benの日本語の先生は、日本人、そしてご主人は日系アメリカ人の方です。このご夫妻、とっても上品な方でした。私達のこともBenから聞いているらしく、「“初めてのホストファミリーは僕にとってよくなかったけど、2回目のホストファミリーは最高だった。彼らに会ったから僕の日本の滞在はとても楽しくなった”とBenがよく言っていますよ。それを聞いたときに“2番目のホストファミリーに出会えて本当によかったね”と私も言いました。やはり私にとっても、日本人の印象が悪くなるのはイヤですから。」と言われました。
この言葉、ここの会場に入ったときに、どれほどの人に言われたことか・・・

Benがその横で「日本のファミリーは、僕にとってベストファミリーだよ。このファミリーに出会ってから僕の中の日本の印象が変わった。日本が大好きになった。本当に出会えてよかった。」と言ってくれ、Benのお父さんが「2番目のホストファミリーに出会ったので、Benはこれほどまでに日本が大好きになった、“僕にはもうひとつの家族が日本にいる”といっては何度も日本へ行った、このファミリーに出会ったから、日本人の婚約者を見つけてきた。貴方たちに会わなかったら、日本人と結婚することはなかったと思う。本当にいい人に出会えた。ベストファミリーです。」このBenのお父さんの言葉に、私はポロポロと泣き、yukunも大粒の涙を流していました。
ほんと、たまたま気があっただけなんだけどねぇ、これほどまでに感謝されると本当に嬉しい!!!

日本人の先生ともお話しがはずみました。「将来、娘さんがこちらの(アメリカ)の大学へ入学したいと言ったら、いつでもお手伝いしますよ。いつでも連絡してください」と言われました。心強いお言葉ですが、我が家は娘をそ〜〜んな遠くの大学に入れるつもりはあ〜〜りません。もしアメリカの大学へ入学して、アメリカ人と結婚したいなんて言い出してらどうします??考えただけでもオヨヨヨ。私は結構心の狭い人間なんですぅ。(笑)

このパーティで、また素敵な出会いがたくさんありました。
上品な日本語の先生、カッコイイBenの幼なじみのDavid、愛知県でALTをしていたひょうきんなSam、孫が日本へ留学しているJoy、もう本当にいっぱいの人たちと出会いました。そしてY子さんご一家。想像していたとおりの素敵なご家族でした。お電話でお話ししたことはありましたが、会ってすぐに話しがはずみ、お互いに「出会えてよかったぁ」を繰り返していました。この素敵な出会いが今後の私達の人生を豊かにしてくれるでしょう。

Y子さんのお母さんは元フランチャイズの教室を持たれていました。多いときで生徒数200名だったそうです。(数学の先生です)高校生も教えていたので、大学事情も良くご存知で「お子さんたちが東京の大学へ入りたいと言ったら、何でもお手伝いするわよ」と言ってくれました。しか〜〜し、我が家は東京へ行かせるつもりはない!!特に娘は虫が大嫌いなので、一人暮らしなどムリ!と言うと、「Y子もね、虫が大嫌いだったの。こんな(手でさして)小さな虫でもきゃあきゃあ言っていたのよ。でも今はアメリカまで来ちゃったわよ」とお母さん。う〜〜ん。娘は手元に置いておきたい・・・と心の狭い私である。。。。

   

式はSculptureというところの“Rats Restaurant”で行われました。お庭が広くとてもきれいな場所でした。

    
スモークサーモンの何とかです。(笑)↑はホタテ。どれもとてもおいしかったです。新郎新婦も二人だけのテーブルが用意されていて、しっかり食べてましたよ。

パーティの途中、BenとY子さんは「楽しんでますか?」とそれぞれのテーブルを周ります。日本でいうと、これは新郎新婦の両親がやりますねぇ。もちろん最近では変わってきていると思いますが、私達の頃は両親が「今日はありがとうございます。今後ともよろしくお願いします」なんて感じですね。
最後はダンス。一日だけ社交ダンスを練習したんだって。練習の成果は???
そして1980年代のポップスがかかっていて、みんなでダンスです。

   
幸せ一杯で踊ってましたよ。ダンスの後、二人でケーキカットではなくお店の人がテキパキと切ったケーキを、二人でケーキを食べさせあってました。


5時半から始まって終わったのは夜中の12時。楽しい、素敵な式でした。本当に夫婦で出席してよかったです。
何度も何度も「二人できてよかったね」とyukunと言っていました。

 

8月21日(月)

あっというまのアメリカでした。Davidの運転でBob夫妻と一緒にフィラデルフィア空港へ。あ〜〜〜、いやだなあ、この瞬間。帰らなくてはいけないのはわかっているけど・・・
Ben一家のみんなから「来てくれてありがとう」と言われてお見送りされました。
今回、Benのお姉さんととっても仲良くなれたことが嬉しいです。今度は日本で会えるといいね。
Bob夫妻とも「これからも長くつきあっていきましょうね」と言って別れました。彼らはマイアミへ帰ります。Bobには「長旅でお金を使っているから」と言って、朝食をおごってもらいました。みんなとしっかりハグしてお別れました。この広い世界で、縁あって出会えたみんな、これからも大事にしていかなきゃね。

Ben、Y子さん末永くお幸せに。


       

私達が泊まったホテル。高級ではありませんが不満はありませんでした。私達が泊まっていた時に1960年くらいかな〜、古い車のショーみたいなことをやっていました。好きな人にはたまらないかも?


                          

アメリカでのBenの結婚式