【理由その1:厄払い説】
雛祭りは、
古代中国の厄払い行事である上巳の節句、
人形(ひとがた)に穢れをうつして流す風習、
小さな人形をつかったひな遊びなどが混ざって成立したものです。
雛人形にその子の厄や災いを移すという考えから、いつまでも身近におかず、
早く片付けて災いを遠ざけたほうが良いと考えられたのです。
【理由その2:しつけ説】
雛人形はいつまでも眺めていたいものですし、いざ片付けるとなると面倒でしょう。
しかし、片付けも満足にできないようではきちんとした女性になれず、いいお嫁さんにもなれません。
そこで、「お雛さまを早くしまわないと嫁に行き遅れますよ」と言ってしつけました。
【理由その3:結婚象徴説】
早く飾り出すと「早く嫁に出す」、早くしまうほど「早く片付く(嫁に行く)」。
雛人形は婚礼の様子を表しているので、飾る時期を娘の結婚になぞらえています。