昔は「ほねつぎ」という愛称で親しまれてきました。
「ほねつぎ」とは「骨接ぎ」、読んで字のごとく「骨を接ぐ」
→「骨折を治す」職人です。
「骨を接ぐ」だけでなく、はずれた関節(脱臼)を元にもどしたり、ねじられた関節(捻挫)の治療、打ち身(打撲)や筋の断裂(挫傷)の処置も行います。
まさに「ケガに対するスぺシャリスト」といってもよいでしょう。
まずは、どんな仕事なのかのぞいてみましょう。
整骨院の仕事の特徴は、こういった「ケガ」を外科的な処置をせずに治すことにあります。
骨折や脱臼であれ
● 徒手整復(熟練した手技により、骨の位置を元に戻すこと)
● 固定(戻した位置関係を維持すること)
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物理療法(電気療法・温熱療法により損傷部の回復を促進すること)
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リハビリ(物理療法やマッサージ、機能訓練等により社会復帰を促進すること)
一般に「切れたら手術」と考えられている「アキレス腱断裂」も手術しないで治します。
整骨院での保存療法(外科手術をしないで治すこと)のメリット
● 損傷を最低限に抑えることができる。
● 皮膚や皮下組織を傷つけないので治りが速い。
● 傷跡が残らない。
● 感染のおそれがない。
● 入院・点滴・投薬がいらない。
● 治療費が安い。
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毎日経過観察できるのでミスがなく、キメ細やかなケアができる。
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固定しながら同時に物理療法も行うので、リハビリの期間が短縮できる。