2010年1月27日
カルテを外国語で書くのはなぜ
西洋医学は、オランダで生まれ、ドイツで発達したもの。 その後、医学研究はアメリカに中心を移し、現在に至っている。
したがって、医学に関する専門用語のほとんどはドイツ語、英語に発し、 それがために、カルテはドイツ語か英語で書かれることになる
しかしこれは、特別な決まりがあるわけではなく、もちろん、カルテを日本語で書いてはいけないという決まりはない。
しかし、こと医学用語に関しては、日本語に翻訳するとややこしくなってしまうことがある
たとえば風邪。日本語で表すと、「非特異的上気道炎」となるが、 英語で書くと「common
cold」と簡単だ
そこで医者たちは、 書くには面倒でしかも発音すると舌を噛みそうでややこしい日本語ではなく、 ドイツ語や英語を用いることになる。
そのうえ、外国語でカルテを書くメリットがもうひとつある
それは、日本語だと患者がカルテをのぞいた時、病名がわかってしまうことを防ぐため。 ときには、患者自身に直接知られてはマズイ病気もある
そのためにもカルテは外国語で書かれるというわけ・・・
「駄話1778」より
ちなみに僕もカルテはイングリッシュで書いてます。英語表記がわからがない時はドイツ語。
英語がわかるのは医学用語だけなんだけどね
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