〜 KONDO ヴィンヤード とは? 〜
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KONDO ヴィンヤードは、北海道空知管内の田舎町で、主にワインのぶどうを育てる家族経営の農家です。2007年に初めて畑を拓き、2018年で12年目のシーズンを迎えます。
2017年には、念願のワイナリー「栗澤ワインズ」を20年来の仲間でもあり先輩でもあるナカザワヴィンヤードの中澤さんご夫妻とともに立ち上げました。
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その 1 畑の概要
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KONDO ヴィンヤードには、2つの農場があります。2007年に初めて拓いた三笠市達布の「タプ・コプ農場」と、2011年春から植え付けを始めた岩見沢市栗沢町茂世丑の「モセウシ農場」です。どちらもその地域のアイヌ語地名からつけられており、タプ・コプは「盛り上がったような丘」、モセウシは「イラクサが多いところ」という意味があるそうです。
ぶどう畑の詳細については、「ぶどう畑の考え方」のページをご覧ください。
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@タプ・コプ農場 |
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場所:北海道三笠市達布地区 |
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地勢:標高100〜120m、東南東向き |
平均傾斜角15度 |
面積:2.0ヘクタール |
(うち、ぶどう面積:1.8ha) |
品種:ソーヴィニョン・ブラン、ピノ・ |
ノワール、レンベルガー、混植区 |
ピノ・グリ、オーセロワ等 |
タプ・コプ農場 2015年7月24日撮影 |
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Aモセウシ農場 |
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場所:岩見沢市栗沢町茂世丑774番地 |
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地勢:標高70m、なだらかに西〜北向き |
面積:10.4ヘクタール |
(うち、ぶどう面積 : 2.0ha) |
品種:ピノ・ノワール、ソーヴィニョン・ブラン |
オーセロワ、ピノ・グリ、混植区、 |
その他複数品種 |
モセウシ農場 2015年9月15日撮影 |
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その2 ワイン
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KONDO ヴィンヤードでは、植栽から3年後の2010年に初めてぶどうを収穫しました。
しかし、高温多湿やウサギ、虫の被害などの要因が重なり、残念ながら通常のワインとしてリリースされるために十分な量のぶどうを収穫することはできず、数十本程度の試験醸造にとどまる結果となりました。
翌2011年。春先の雨、開花時期の雨、そして収穫直前の雨と、残念ながら収穫量や品質にも大きな影響を与えた難しいシーズンとなり、2年続けて期待した結果とはなりませんでした。
また、同じ年に岩見沢市栗沢町茂世丑に「モセウシ農場」を拓き、ぶどうを植え始めています。
この年は、少ないながらも600kgほどのぶどうが収穫され、札幌市南区にある「さっぽろ藤野ワイナリー」の施設をお借りして、ワインの醸造をさせていただきました。それらのワインは、2012年夏に、「タプ・コプ ブラン」、「タプ・コプ ペティアン」の名前で発売され、ようやく製品化の第一歩を踏み出しました。
2012年、ぶどう畑を拓いて5年目のこの年に、また一つの転機が訪れました。
モセウシ農場がある栗沢町に、「10Rワイナリー」が立ち上がり、KONDO ヴィンヤード産のぶどうは全てその施設で醸造させていただくことになりました。2013年以降収穫量は少しずつ増え、「タプ・コプ」シリーズやネゴシアン(買いぶどう)主体の「ナカイ・ミュラワ」など、現在5種類のワインがリリースされています。
まだ生産量が少なくリリース直後に完売という状態が続いていますが、樹の樹齢とともに少しずつワインの本数も増えてきますので長い目でお付き合いください。
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