北海道フォトライブラリー in 2005

 VOL3 3日目 
 釧路〜襟裳岬〜苫小牧〜札幌
 超ロングドライブの旅

さて、3日目はドライブ漬けの一日となるだろう。
なぜなら、釧路を出発し、襟裳岬〜苫小牧〜最終目的地は 札幌だからだ。
この距離を1日で、しかも一人で移動する。
パソコンの地図ソフトで事前にシミュレーションしてみたが、予想される移動距離は
なんと450キロ以上!
1日の移動距離が400キロを超えると、観光にあてる時間はほとんど無くなる。
トイレ休憩以外はほとんど走り続ける事となるだろう。
それを覚悟で3日目が始まった。

3日目は6時過ぎに起床。 朝から快晴だ。
気分もいい。ホテルで朝食バイキングを食べ、
8時過ぎには早くもチェックアウトする。


↑宿泊した「釧路全日空ホテル」からの展望。
釧路市をドライブして思ったんだけど意外と(失礼!?)大きな街なんですね。
あとで人口調べたら19万人弱。
新潟県でいうと旧長岡市と同じクラスの都市ですね。

AM8:40 釧路市湿原展望台
釧路に来たなら釧路湿原を見なければ意味がない!
しかし、今日は長距離を移動するので 時間を節約する為に 出発したホテルから
一番近い「釧路市湿原展望台」へと行く



↑ この展望台は資料館にもなっていて入場料金360円を支払う。
しばし、釧路湿原についてお勉強・・・といっても内容的にはイマイチ。
屋上が展望台となっている。
しかし、ここからの展望もイマイチ。
あまりにも湿原が遠すぎるのだ。


↑ 入場料を払ってまで見た「釧路市湿原展望台」だが、
この眺めでは あまりにも納得できない。
車に戻りもう少しだけ湿原に向かって登っていく。
するとパーキングエリアがあって、そこから湿原をしっかり見ることができた。(写真)
しかし、”一望”とまでいえる展望ではなかったのが残念である。
今回は時間がなかったが、次回はぜひ有名な
「細岡展望台」「サルボ展望台」を訪れてみたい。

↑ 釧路湿原から釧路市街地へ戻る。
いよいよ札幌までのドライブが始まる。
時間は AM9:30
ナビに目的地をセットする。最初の目的地は「襟裳岬」だ。
襟裳岬まで182キロ。到着予想時間はPM2:34とでている。

↑ 
AM9:45 市街地を抜けてすぐに道の駅「恋間」にて休憩。
トイレ休憩とドリンクの購入をする。

↑道の駅の裏側には「恋間海岸」が広がる。
のんびりと海を見ることができる。

↑ AM10:23 海岸線の脇を道路が一直線に走る。
目指すは「襟裳岬」  まだだ走り出したばかりだ。先は長い。



↑ しばらく海岸線を走る国道38号線。
海とお別れし、音別町からは 内陸部に入る。


↑ しばらく海は見えない。
アップダウンの多い、丘陵と低地の繰り返しである。
交通量も少ないし、100キロ前後で走るのが当たり前となっていた。





↑ 途中で車を何回も停め、撮影に夢中になる。
北海道はどの場所でも絵になり、撮影をしながらのドライブは全く飽きない。
ただ、時間だけは刻々と過ぎていくので、あまり撮影に時間をかけていられない。


PM12:15 内陸部の長い長いドライブは終る。やっと海岸線に戻ってきた。
海のすぐ脇を道路が走る。


↑PM12:20 「フンベの滝」
国道脇にあるお手軽な滝である。
ペットボトルを持って水を汲んでいる人が多かった。
車を停めて見学する人も多い。


↑ 12:45 「黄金道路」
「黄金道路」は、国道336号 広尾町広尾橋からえりも町庶野までの30キロの区間の愛称。
この区間は昔から難工事の連続で黄金を敷き詰めるくらい多額の費用を要した
という意味から「黄金道路」と呼ばれている。




PM1:10 「襟裳岬」へ到着
長いドライブもようやく中間地点へ。
襟裳岬へ到着した。
凄い!混んでいる。ライダーも溢れんばかりにいる。
昨日廻ったどの岬よりも多くの人がいた。



↑この日の襟裳岬は快晴だった。
霧多布岬と並んで霧の多い岬と聞く。
こんな素晴らしい日に撮影できたのは本当に嬉しかった。



↑ 日高山脈の端にあたる地形で、山脈の名残の岩礁に雄大さと最果て感が漂う。
岩礁は2キロメートル先まで続いている。 絶景である。



 ↑ 岬の先っぽまで歩いて行ってみることにした。
岩礁の先には何もない。海が見えるだけだ。 本当に このスケール感には感動する。

↑本当に素晴らしい岬だ。
駐車場脇には、お土産やさんもあり「焼きイカ」を食べた。 ここで1時間くらい観光した。


PM2:15 襟裳岬を出発する。
まず、ナビに目的地をセット。札幌の「ジャスマックプラザホテル」である。
目的地まで234キロ。到着予想時間はPM7:55であった。
ココからは想像を絶する過酷なドライブが待っていたのだ・・・



↑ 襟裳岬を出発してすぐの風景。
札幌までのロングドライブが再開した。 まだ230キロもある。


 PM2:52 様似港の「親子岩」

さて、ここから3時間。撮影した写真は無い。
釧路〜襟裳岬まで撮影スポットはいくつも点在しているんだが、
中間地点からの、襟裳岬〜苫小牧からは状況がまるで違う。
海岸線沿いに道路はずっと続いて海も見えるが、
観光スポットと言える所は皆無。
よって、撮影ポイントもほとんど無く、ずっと運転しっぱなしだ。
この日のドライブで、一番辛かった場所だ。
走っても走っても走っても、距離が減らない。
所々で休憩をとりながら進んでいく。


ところで、このルートを走って思ったのは、
海沿いで昆布干しをしている住民があまりにも多い。
主要産業なんですね。




↑ 
PM5:30 日高エリアの牧場にようやく到着。
走って走って走って、ようやく日高エリアの牧場へ到着した。
広い牧場と馬の風景を見ていると、なんだか長いドライブの疲れも吹き飛ぶくらい気分が良い。
北海道馬の産地といえば、道央、道東にもあるが、一番メジャーなのが日高地方。
中でも、新冠、静内には100を越える牧場が集まるとの事。サラブレッド銀座だ。
道路沿いからでも牧場はたくさん見えた。

↑ PM6:00 
苫小牧東から高速道路を使う。
夕焼けが素晴らしかった。



 PM6:30 
道央自動車道のサービスエリアにて撮影。
もうじき札幌市だ。 長かったドライブも ようやく終わりに近い。



↑ PM7:40 
札幌の「ジャスマックプラザホテル」へ到着。
釧路〜札幌のロングドライブは終った。

このホテルで友達と合流となった。
この日は北海道マラソンの日。
参加した彼は見事42.195キロ 完走(祝)   
自分もドライブで472キロ完走。
すすきのの居酒屋で祝宴となり、大いに盛り上がった。






<3日目の感想>
今日の走行距離は472キロ。
ドライブ好きの自分でもやはりさすがに疲れた。
釧路〜襟裳間も長かったし、中間地点からの襟裳〜苫小牧間からも
走っても走ってもなかなか距離が減らない。

この日の観光は襟裳岬だけ。
あとはポイントポイントでの撮影とトイレ休憩以外は
ずっと走りっぱなしだった。

本当に長いドライブだった。
しかし、この距離を走りきった充実感は
言葉では言い表せないほどある。
何だか自分に自信が持てた。

今までできなかったことも何でもできそうである。
そんな気がしてならない。
これは大きな成果だ。


・・・と、やけに自信を持った(笑)3日目でありました



2005.08.28