東頚城郡浦川原村
「滝」とは一体何メートル以上の落差のものを言うのだろうか?
調べてみると、特に定義は無いらしい。1〜2メートルあればいいとか、5メートルとかいろいろと解釈はあるのだ。
ところで、浦川原村に「荒沢不動滝」という滝がある事を知っているだろうか。
落差は何と ”3メートル”
国内最小級の滝である。
今回は地元民しか知らない(笑) 小さな滝レポートである。
場所は浦川原村の国道253号線から吉川町方面(県道61号線)に入る。
ほくほく線の橋脚をくぐりねけ、「上岡」集落へ左折する案内が出てくる。
↑ 県道61号線を走行中に「荒沢不動尊」の案内杭がある(写真では工事中の看板裏)
左へ行くと 上岡集落なので左折する。
↑ 少し走ると「上岡」集落に入る。ここに2つめの案内杭がある。
荒沢不動尊へは「左側」の矢印が示されているが、
その通りに進んではいけない。あえて、逆の右方向へ車を走らせる。
(右側の道路が広いので、道なりに車を進めれば良い)
↑ 集落を離れ山間の中に田んぼが広がる。
集落から2キロ弱走ると・・・
↑ 道路は行き止まりになった。どうやら、通り過ぎてしまったらしい(笑)
↑ Uターンして引き返す。
すると、すぐに小さな石碑を発見! 見落としやすいので注意。
↑ 石碑には「関川姫川 水百選 荒沢不動尊と滝」と記されている。
水百選?? 初めて聞いた〜
↑ ここから細い道に入る。 不動尊入り口は このカーブ付近にある。
↑ 「荒沢不動尊」
このすぐ裏に滝はある。 滝の流れる音が既に聞こえる・・・
↑ 落差は本当に3メートルくらい。とにかく小さい。
この写真では比較対象のものがないのでわかりづらいと思うが・・・
↑ 滝つぼはとても浅い。
水量も少なかったようだが、水はとても綺麗だった。
↑ 小さいながらも、岩肌が滝らしい雰囲気を十分持っている。
↑ ひっそりと静かに流れる。
小さな音ではあるが、ここでは滝の音しか聞こえない。
↑滝の隣には小さな洞穴のようなものがある。
ここで祭事が行われるのであろう。
↑ 不動尊の階段を下りると、細い道が山の上にずっと続いている。
軽自動車が一台通るくらいの細い道だ。
どこまで続いているんだろうか?
気になったので行ってみた。
S-MX(愛車)で、この細い道は無理があったが・・・
↑ 急高配&急カーブな道をグングン上ると運輸会社の荷台を利用しためずらしい倉庫があった。
自分はココで右折し、林道(砂利道)を利用し帰ったが、
細い道は更に真っ直ぐに続いていた。
↑ この細い道は 上岡集落の2つ目の案内杭が示す場所まで続いている。
軽自動車であれば、なんとか通れる道だが、基本的に歩いて行く参道だろう。
上岡集落から不動尊まで車で行くルートで2キロ弱なので、
ほぼ同じ距離と考えても30〜40分は歩くだろう。
不動尊までの距離も時間もここには何も書かれていないので不親切極まりない。
知らないで迷い込んだらえらい事になるだろう。
(写真は上岡集落の案内杭通りに進んでいくとある参道入り口)
日本最小級の滝は 上岡集落の2キロ奥の山中にあった。
本当に小さい。本当に3メートル程度しかない。
しかし、小さいながらもそれなりの雰囲気を持っている滝で、
地元民には親しまれている滝なんであろう。