米子大瀑布  長野県須坂市

今回訪れたのは長野県須坂市の「米子大瀑布」
大瀑布とは聞きなれない言葉ではあるが、”大きく巨大な滝”と訳してもらいたい。
例えば、”世界三大瀑布”は「ナイアガラの滝」「ビクトリアフォールズ」「イグアスの滝」
と言われており、超巨大な滝が”大瀑布”を名乗っている。
ニッポンの”大瀑布”は一体どんな滝なのか?

「米子大瀑布」は、主に「不動滝」「権現滝」の2本の滝の事を言う。
 米子川の上流に柱状節理の巨大岩壁から落下する白い2本の滝の流れは
荘厳な雰囲気が漂う(らしい)
日本離れした大スケールの絶景の中に
滝は落ちている(らしい)


↑ 国道406号線から「米子大瀑布」を目指す。
途中で瀧山不動寺へ行く道と分岐する(写真)のでここで右折する。
ちなみに自分は途中で道を間違え、瀧山不動寺に着き、
さらに山道に入った。辿り着いたのは「ゴミ処理場」で、
そこで間違いに気づき引き返して来たのだった(笑)



↑ 山道をどんどん進んでいく。
全て舗装道路ではあるが、駐車場まで12キロ走る。
一つ山を越えて、もう一山登らなくてはならない・・・



↑ やっと駐車場に辿り着いた。
平日だったので、車は2〜3台しかいない。なんとも寂しい。


↑ 今回歩いたトレッキングコースは、
駐車場から米子不動尊を経由し、不動滝のそばまで行き、権現滝の近くまで行って
滝見台を見て戻ってくる 「1周コース」は所要時間 90〜120分。
さぁ〜て、出発しまーす。



↑ 歩き始めると、険しい山道になる。
トレッキングコースというよりもまさに”登山道”である。
途中でいくつもの橋と、渓流が素晴らしい。



↑ 「米子不動尊」までは、登山道のすぐ脇に渓流が流れる。
いくつもの小滝があるが、この滝たちも美しい。
しかし、木々がじゃまして見えない。


↑ 「米子不動尊」へ到着。 誰もいない。
本当にだれもいない。   静まり返っている。
歴史を感じさせる古い寺院に 霧が発生していて 絶妙の雰囲気をかもしだす。
でも、はっきりいって、何だか怖い。    霊気が漂っているのだ。

霊感が強い方は行ってみましょう。


↑ 「米子不動尊」の奥から山道をさらに登る。
5分ほどでこの看板が見えてくる。 滝はもうすぐだ・・・


いよいよ滝が見えてきた!
が、しかし、


↑ 先ほどの看板から小さなカーブを曲がると、滝はいきなり目の前に現れた。
これが
「不動滝」である。
って言っても、
霧でほとんど見えない
滝つぼ付近の激しく落下する水の流れは把握できるんだが・・・
上空の霧の中から滝は落ちていた。
それでも、落差85メートルの滝はこれを見ただけでも迫力があり、
鳥肌が立った。


↑ 「不動滝」の滝つぼから下は渓流になっていた。
霧の中でも この渓流はかろうじて見えた。


↑ 「不動滝」から「権現滝」を目指す。
不動滝のように滝つぼまでは行けないが 間近で見れるはずの「権現滝」が
霧の為、全く見ることができなかった。


↑ ”初登場”のわたくし。(独身です)
小さな無名滝の前で撮影。 
道は険しいが滝好きにはたまらないコースである。


↑ さらに進むと、道は突然ひらけた。 
何でもココは、硫黄鉱山跡地とかで、第二次世界大戦当時は、
従業員と家族を含め、1500人も住んでいたとか。学校、病院等もあり、
一つの村がこの山奥にあったのだ。
今は、建物等一切残っていない。


↑ しばらく歩くと、滝見台があった。
ここには、小学校があったらしい。
滝見台からの展望は超絶景らしいが、
霧でまたもや 何も見えなかった(悲)


↑ この滝見台から駐車場へ戻る。
下り坂なので楽ではあるが、距離はかなり長く感じた。
道は細いし、険しい。


↑ 下りきって、登ってきた道と合流する。
ここまでかかった時間はおよそ90分。
滝がほとんど見れなかったので、急いで歩いて戻った感じだったが、
天気がよければ、ゆっくり歩いて2時間強のコースであろう。


「米子大瀑布」 
期待して行って来たんだが、霧でその絶景を見ることはできなかった。
ぜひ、近い日にまた再アタックしたいと思う。
それにしても、天気が悪かったとはいえ、人がほとんどいなかったな。
90分歩いて、追い越した夫婦一組とすれ違った夫婦一組。
マイナーなんですかねぇ。

2004.07