「びっくり黄金パック」〜佐渡日帰りの旅〜

更新しました!ジェンキンスさん登場です!? 


平成19年8月20日、撮影仲間のタケポンと日帰りの佐渡の旅「びっくり黄金パック」に参加する。
直江津からカーフェリーで佐渡に渡り、島内をバスで観光し、再度カーフェリーで戻ってくる
日帰りの旅行だ。 料金は大人一人6,300円。
フェリー往復代が5,000円弱もするから格安ツアーであることがわかる。(ブログ記事)
今回の特集では、この日帰り佐渡の旅「びっくり黄金パック」の詳細をお届けする。

行程はこうなっている。
直江津港 9:30発〜カーフェリー2等〜 小木港12:10着
→ 小木家(昼食)→ 佐渡歴史博物館 → トキの森公園 →
小木港周辺散策(たらい舟体験) → 小木港 17:00発
〜カーフェリー2等 → 19:40着。


↑出発の1時間前には直江津港佐渡汽船乗り場に到着。
平日とはいえ、夏休みだけあってそれなりに人はいた。
窓口で黄金パックの予約した旨を告げ、チケットを受け取る。
フェリー乗車券、入場券、お土産券を受け取る。
どうやら今回の”黄金パック”のお客は我々を含めてたったの6人との事。
昨日は、日曜日だったので100人を超えていたというが・・・


↑ さぁ、いよいよフェリーに乗船だ。
佐渡は昨年以来だが、フェリーでの旅は専門学校での合宿以来なので
10年以上ぶりととなる。

↑ フェリーのデッキから眺める「直江津港」
・・・カモメが飛んでいて、これからの船旅を期待させる一方、
なんだか 鉄くずなどのスクラップ置き場が近くにあり、
どう考えても見苦しい。
これはせめて、見えない場所に移せないのか?

こがね丸


カーフェリー「こがね丸」は、タイタニックを思わせる豪華客船でした(大げさか?)
2隻体制から1席体制へとほぼ決定した佐渡汽船の直江津航路。
もう一隻の「こさど丸」は老朽化が進んでいるのですが、こちらの
「こがね丸」は綺麗だし快適そのもの。
2等客室も適度にしきりがあり、思ったより他人の目を意識しないですみます。

↑ いよいよフェリーが動き出す。
出航直後は、だんだん離れていく直江津港をデッキから見て撮影していたが、
やがて、客室に戻り、宴会モードへ。
缶ビールを開け、つまみを食べ、旅が動き出した。
それにしてもビールが飲めるのはこういったツアーの旅の特権である。(車では飲めない)



調子よくビールを2缶飲んでからは、またデッキに行って写真を撮ったり、
客室で横になったりと、船旅は快適だった。
当初、2時間40分はどう過ごそう?と心配していたのだが、そんな心配は必要なかった。
あっという間に佐渡が見て来て、やがて船旅も終わりとなる。



だんだんと佐渡島が大きくなっていく。
ここで船内に響き渡る曲が・・・ そう、「佐渡おけさ」である。

時間は午後12:10分。ここで船旅は終わりだ。 出口で「びっくり黄金パック」の参加者様とご対面。
我々をあわせて6人だ。すぐに隣接するお食事処「小木家」で昼食となる。

↑ 「小木家」での夕食。それほど豪華ではないが、このパックの値段から考えると
満足できる料理だ。ただ、ご飯が少なかった。

↑ ご飯を食べてから少し時間が余ったので、佐渡汽船乗り場付近を散策。

↑今回旅したカーフェリー「こがね丸」の全貌も写真に収める事ができた。

↑ 小木港前付近。 それにしても小木港付近はなんだか寂しい。
で、あっという間に集合時間となる。これからは観光バスでの移動となる。


参加者は6人だったが、普通の観光バスだったので、車内は寂しい感じだ。
最初に向ったのが「佐渡歴史伝説館」だ。

↑ 
佐渡歴史伝説館へ到着。 庭園が綺麗。


↑ この施設、佐渡に配流された「順徳天皇」「日蓮聖人」「世阿弥」に会うことが出来る。
コンピュータ管理されたロボットはまさにリアル。
しかも、話が終わらないと次に進めないようになっているので
つまらなくても強制的に見せられるのである(笑)
「日蓮聖人」については興味があったので興味深く見ることが出来た。
この施設を楽しむにはそれなりに勉強していて行ったほうが良いのかもしれない。

↑ 2階に移動し、次のお話は「佐渡の伝説」
囲炉裏の前で、酔っ払いのおじいちゃんといねむりおばあちゃんの
ユーモラスな語り口で佐渡の伝説を紹介する。

↑ そしていよいよ始まる昔話。
「安寿伝説」「夕鶴伝説」「おけさ伝説」の3話だ。
但し、このお話はあっけないほど短い。
超短編であった。かえってそれがいいのか!?

さて、昔話は終わり、「佐々木像記念館」を通り
最後にお土産コーナーへと続く。
そこで見た人はあの、
拉致問題のジェンキンスさんだった!
お土産コーナーで太鼓判煎餅の販売をしていた。
ジェンキンスさんは気軽に観光客と、握手や記念撮影に応じていた。
我々は、写真だけでも!と思ったのだが、
ちと遠慮してしまい、ジェンキンスさんを遠くから眺めただけで
お土産屋さんを出ることにした。
(上のジェンキンスさんの写真は「黄金パック」のパンフレットよりコピー)

ジェンキンスさんが販売していた太鼓判煎餅は売上の2パーセントを
拉致被害者の協力金ということで寄付するそうだ。
我々の参加した今回の日帰りツアー「黄金パック」では
お土産としてこの「太鼓判煎餅」が付いてくる。
家に帰って食べてみたらかなり美味しかった。
お土産としてお勧めです!

↑ これで佐渡歴史伝説館の見学は終わり。
バスの出発時間まであと10分ほど。
滝の流れる庭園で写真を撮っていると時間もあっという間だ。

↑次に向ったのが「トキの森公園」

↑ 館内に入るには200円の「環境保全協力金」がいる。
館内を見ていると、公園近くの佐渡市立行谷小学校の生徒が
”トキ解説員”というのをしていて、声をかけられた。
「トキの関する質問はありませんかぁ?」と、
自分→「何羽くらいトキはこの施設にいるの?」
生徒 → 「約100羽です」
と、先生に助けられながらも答えていた。
今春、「トキ保護センター 野生復帰ステーション」が完成し、
来年度末に向けたトキの野生復帰の訓練が行われているそうだ。

↑ 巨大なゲージの中にいるトキは20メートル以上離れた
場所から見ることとなるので双眼鏡で見る必要がある。
近くで見ることが出来ないのは残念だが仕方ないか。

↑ 名物!?のソフトクリーム
自分が手にしているのは(左)「ネクタリンソフト」
右が「エダマメソフト」だ。
ネクタリンはイマイチ(笑)だった。

↑ それにしても今日は快晴の青空が気持ちいい。
「黄金パック」の観光バス(手前)は6人のお客を乗せて小木港に戻る。

↑ バスの中から見た「人面岩」

↑ さぁ、今回の最後の観光は小木港近くで
「たらい舟」体験である。

↑ 他にも観光客がいて、少し待っっていよいよ乗船。
漕ぎ手さんは若い娘を期待していたが、おばさんだった(悲)

↑ 乗ってみるとそれなりにたらい舟は安定はしていた。
途中で漕ぎ手も体験。
しかし、このおばさん、何も漕ぎ方を指導してくれる訳でもなく、
後ろに進んでいく自分(タケポンは全く停滞)を心で笑っていたのか?
最後に漕ぎ手がおばさんに戻り、
「こうやるんだよぉ」って自慢げに。
・・・おい、最初から教えてくれよ!(怒)

↑ たらい舟体験は佐渡で何処でもできると思っていたがそうではなく
この小木でしかできないそうだ。
貴重な体験をさせてもらった。

これで、佐渡観光は全て終わった。
佐渡の滞在時間は5時間弱。
あまりにも短い。
観光スポットもあわただしく寄って帰ってきただけと言う感じだった。


佐渡汽船カーフェリーから見た夕陽
帰りのカーフェリーは、ちょうど夕陽の時間。

寄り添うカップル達。
俺らは男2人だった(悲)


慌しい日帰り旅行ではあったが、料金からすれば妥当かなと思う。
さて、問題は来年度だ。
直江津-小木間は現行の2隻体制から1隻体制へ
フェリーを減便する予定だ。
そうなったときに、今回の日帰りパックは
企画できなくなる。
来年度が心配だ。

※ 2008年度の直江津-小木間のフェリーは1便体制となりました。
しかし、夏季の繁忙期などのみ2隻体制にするようで、
この「黄金パック」も2隻体制期間のみ
販売する予定です。

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2007年8月20日