感想メール集

 

寄せられた感想メールを取捨選択し、編集しました。

差出人の方の許可を得て公開します。

(最終更新 2006年9月20日)

 

                 *

 

差出人 : Lei Tojoe さん

日時 : 2003110 2:33

 

(前略)

 hpを立ち上げられたのですね。開設おめでとうございます。

 早速、お邪魔させていただきました。

 シンプルでとても見やすい作りですね(^^)

 小説の発表ページの色も好きです。黒地にあまり眩しくない白は、原稿の理想型です(私見満載)

 

 作品も拝読させていただきました。で、感想ですが……

 感想ですよね。批評じゃなくて、感想。

 私はもう既に、かなり目が曲がっているので(笑)一般的な感想を書くのは苦手なんですが、大丈夫かな(どきどき)

 ちゃんと感想になるかどうか不安ですが……

 もし、とんでもないことを書いちゃったらごめんなさい。

 と、先に謝っておこう(ごめんなさい)

 

 これって、最近お書きになられたものですか?

 創作年なども入っていると、良かったかなぁ、とも思います。

 まず、「扉」のほうですが、前半の展開が大層スリリングで興味深く、先を急ぐように読みました。

 でも、途中で、読者対象は、どんな層を狙っているのかな? と、少し疑問を感じました。

 趣味で楽しく自分の書いたものを発表するだけなら、そんなことは構わないのですが、熊岡さんはプロの作家を目指していらっしゃるのですから、あえて質問してみたいと思いました。

 熊岡さんも先刻承知のこととは思いますが、 私は、作品は、商品として流通することを前提に、読者というターゲットを絞って書かれるものだと、ここ数年のへっぽこな経験で、実感しました。

 出版業界の不況も深刻です。残念なことですが、出版者も編集者も「素晴らしい作品」「後世に残る作品」を必ずしも求めているわけではありません。

 彼ら売り手は「売れる」ものを模索し、「売れそう」なものをプッシュし、よそで「売れた」ものがあれば、こぞって「後追い」します。

 作家は、そんな環境の中で提示された条件をクリアしつつ自分の個性を伸ばし、スタイルを確立していかねばなりません。

 名前で書かせていただけるようになるまでは、そういう苦労はつきまとうものだと思います。

 そんな観点で作品を見てしまう非礼をお許し下さい。

 

 そういう意味では、「扉」の前半部分は、知的好奇心を満足させてくれる落ち着いたサスペンスタッチの心理劇であり、今の中高生のような読書離れが進んでいる層には受け入れられにくい側面も持ちあわせているかもしれないなぁ、と、思いました。

 この長さの短編にしては、ウンチク度合いが高いかもしれないという危惧もあります。

 ただ、そのあたりは長所短所、表裏一体という感じで、これが好きだと熱烈な支持を受ける場合もあるでしょうし、小難しいから嫌と最後まで読まれない危険も孕んでいるでしょう。

 一概に決めつけることはできません。

 ともあれ、印象としては「落ち着いている」そういう感じでした。

 そして、この物語を収束させる手段として描かれる竜との戦いですが……

 これが、前半部分の静的であり知的な描き方から一転して、いわゆるライトノベルなどに見受けられる「力ワザで解決」という安易さを内包しているように思えてしまいました。

 確かに、精神世界での解決は自己との葛藤でり、戦いであることは疑うべくもないことなのですが、このクライマックスの描き方では、不満の残る場合もあるのではないかと思うのです。

 などと、偉そうなことを書いていますが、私がこの作品を読んで感じたのは、その直接的な解決方法への不満ではなく、前半と後半のチグハグ感でした。

 それは何故なのかな? と自分なりに考えた結果、この作品には明確な読者というターゲットが設定されていないのではないかという結論に達したわけなのです。

 勿論、技術的なことにはさして問題はないと思います。

 後半部分の文体が、多少平易なものにスライドしていると感じるものの、それが読みやすさを損ねるものではあろうはずもなく、多分、一般の読者の方には気づかない程度の変化だと想像します。

 今回、初めて、熊岡さんの作品をきちんと読ませていただいたばかりで、大それたことを言っていたらどうしようと、ビクビクしながら書いていますが、率直な感想といえば、そんなところでしょうか。

 一言で言えば、短編にしては作品のカラーが統一されていないような気がする、といった感じです。

 でも、多分、目が曲がっていないネット小説読みさんには評判いいんじゃないかなぁ、と思うんですが……。そういう方々の感想も伺ってみたいですね。

 

 なんて、生意気ですみません。ごめんなさい。きゃー……(汗)

 「ジグザグ」のほうのコメントは、控えさせていただきます。

 作者さんご本人の環境から発想された物語としてのフィクションであろうことは、同じ物書きの身としては想像できるのですが、作家の願望が作品に反映されることも少なくないと知っている者としては、この作品は最も恐ろしい「ホラー」かもしれない……と思えてしまったもので……

(後略)

 

                 *

 

差出人 : M・Sさん
日時 : 2003112 17:24

 

 (前略)

「扉」

気になったのは、実際のカウンセラーの仕事と小説の中のカウンセラーの仕事がちがうのではないかということです。

大人はそういうことを気にします。

 

「ジグザグ」

熊岡さんご夫妻のことを多少知っているので、私小説スタイルのシナリオなのだな、と思いました。

それをステップボードに意外な展開に持ちこめたら、面白かったと思います。

しんどい体験をされていると思いますが、そういう体験をしていない人には書けない題材が転がっているんじゃあないでしょうか。

介護保険の矛盾点をついてもよし。

別居結婚のあり方をつきつめてもよし。

求職活動について書いてもよし。

視点って色々あると思うんですよ。

とても、あの分量にまとめられる生活をしていないでしょうに。

そういう点で、惜しい。

 

                *

 

差出人 : M・Sさん
日時 : 2004116 13:55

 

小説アップお疲れさまです。

相変わらず、読みやすい文章を書かれますね。

 

「サイバーファイター」はアニメの脚本ですか?

小説にした方が面白かったかなと思ったんですが。

「時の風吹く森で」の方が、実写の映像にしやすい雰囲気ですよね。

どっちかって言うと、ですが。

「帰還」・・・私は創作として読めませんでした。

小説としてなら、もうちょっと短くてメリハリがついている方が面白かったと思います。

セミナーの部分は不気味で迫力ありました。

ヒロインの朱美さんも素敵でした。

熊岡さんが書かれる女性は、一途でしっかりしているところが魅力的ですね。

 

                *

 

差出人 : M・Sさん
日時 : 20055722:11

 

頑張っておられるようで何よりです。

結果がついてくると良いですね。

 

『からくりの五平』

軽い話って好きなんで、甘くなりますね。

たいこもちさんの書いた本を読んだ後だから、尚更。

 

『不機嫌な時代』

どうも、姉妹の性格づけが良くないと思いました。

ねえさんがおかあさんの死後も家事に専念していた理由も、妹が姉を家に縛りつけておきたい理由も、わからなかったんです。

全体的に、弱いのかな。

これが映像になったところが、浮かんでこなかったんですよ。

文章は読みやすいし、まとまりっているのに、勿体ないですね。

この題材はもっと毒があって良かったかと。

(後略)

 

          *

 

差出人 : Y・Wさん
日時 : 2003517 0:50

(前略)

「はるかなる風の中に」を読ませてもらいました。

ハインラインの宇宙の孤児など、これに使いテーマが扱わせていますが

宇宙飛行の目的自体を監視者さえも知らず偽りを教えられているという

設定は無かったような気がします。おもしろく読ませてもらいました。

 

ついでに勝手なことを書かせてもらうと

3章の部分はもっと話をふくらませても良いのではないかと感じました。

異星人がどうして超常現象を起こせるのか、科学的手段によるコンタクトを取らなかったのか、巨大な宇宙船を方向転換させるには大変なエネルギーが必要なはずでその部分でもかなりのストーリーがあるのではないか、など、書き足してもらいたいと思います。
(後略)

 

           *

 

差出人 : けんけんさん

日時 : 2003621 2:41

 

(前略)

で、SFじゃないけど「ジグザグ」よかったです。

あれは故郷に片親残してきた人ならば何らかの形で共感できますね。

私も今は元気ですが、母がもっと年老いたらばどうしようとの気持ちがありますし・・・。

弟の嫁が幸いしょっちゅう顔出してくれているのですが・・・。万が一寝たきりにでもなったらそうそう世話にもなれないでしょうし。

倉松夫妻の生活が今後明るい陽が差すものでありますように。

では、また感想送ります。

(ので、新しい小説も載せて下さいね)

 

           *

 

 

差出人 : M・Nさん

日時 : 20056513:16

(前略。「帰還」について)

最初は行間が狭くて読みにくいと思っていたのですが、途中からぐいぐい引き込まれ、気にならなくなって一気に読みました。

ラストは些かあっけない印象を受けるのですが、自己啓発セミナーの体験の生々しさはかなりこたえます。

思い出すのは辛いのでしょうが、ラストの闘病とか実際に見えた幻覚のことをもう少し詳しく知りたかったです。

(後略)

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