『男は絶対に夢を捨ててはならない。
夢を放棄することはその可能性すらも手放すことだ。
人生には幾つかのチャンスが必ず巡ってくる。
それを掴む事が出来るかどうかは日々の弛まぬ努力にかかっている。』
(スティーブン・セガール)

セガール先生は２８年前、スティーブ・志賀留という名刺を使っていました。
大学時代、神戸でサトワンシン先生よりヨーガを習いながら、
私は京都での仏教修行と並行して
大阪のセガール先生の道場にも度々逗留していました｡
学生で時間の自由があったので、
エネルギッシュなセガール先生に連れられていろいろな所に行きました。
その頃のことは今でもよく覚えています。
当時、先生は毎晩のように映画の原作を書いていました。
周囲は「またやってるよ」と半分呆れていましたが、
先生は、私と映画に行くたびに
「僕は必ずハリウッドでスターになる」と口癖のように言っていました。
演技の練習など一度もしたことがないのに。
先生とお昼を食べながらいつも夢物語を聞かされていましたが、
まさか本当にあれほどのスターになるとは思いませんでした。
（本人は「当然」と思っているかもしれませんが・・・。）

もうひとつ無名時代のS．セガール語録から。
『人間の器というのは、貴方が勝手に決めているのだ。
ここまでしか出来ないと自分で限界を決めたとき、
貴方の器もそこで決まってしまう。
人間に無限の可能性があることを理解しないと　
貴方の人生の道は開かれはしないだろう。』そして、
『努力が報われないのは、努力の方法が適切でないのだ』と｡

アメリカンドリームという言葉がありますが、
先生はまさしくそれを実現されました。
今は単なる夢や現実味のない理想かもしれなくとも、
それを持ち続け適切な努力を積んでいれば、
先生のようにいつか叶うかも知れない。
だから一番いけないのはやりもせずに最初から諦めてしまうことなのです。
先生の人生を思うにつけ私はいつも啓発されています。
　「火の呼吸で強くなる」（青春出版社）より

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