●●ずいずいずっころばし●●
ずいずい ずっころばし
ごまみそ ずい
ちゃつぼに おわれて
トッピンシャン
ぬけたら ドンドコショ
たわらの ねずみが
米くって チュー
チュー チュー チュー
おとさんが 呼んでも
おかさんが 呼んでも
いきっこなしよ
井戸のまわりで お茶碗かいたの だあれ
●意味● 小さい子供に米を取りに行かせた親がいて 子供は誰かに追われ すっころんで井戸のなかにどっぴしゃんと落ち 子供の後ろにいて、落としたのは誰だ? って唄って説もあります。 ずいずいずっろばしをやるときに 手をわっかにして 人指し指でわっかの中に入れたりり出したりします。 それは井戸に落ちる瞬間を何度も くり返している様子なのだそうです。 もう一つの説は この唄は江戸わらべ唄のひとつとされています。 「ずいずいずっころばし」ってのは サトイモの茎の「ズイキ」の語源らしい。 「ごまみそずい」ってのは ズイキを、ごま味噌あえにつけて食べた らしいから。 庶民の暮らしがかかれている。 この歌詞の多くに遊郭の隠語ともいわれているし もともとは、遊郭に遊びにきた客が 何人もの 今夜の相手を探すために作られた唄って説も 「ねずみが米くってちゅー」は 遊女が男に呼びかけるとき、口をすぼめて 空気を吸って、鼠のような甘ったるい声を 出すことを「鼠鳴」と言い ねずみが穴にでたり入ったりしている様子を 「鼠米」という。 どれが本当なのかは、不明。 |