お星様


寂しくて
苦しくて
溢れ出しそうな
終わらない夜には
お星様が待っている


鴉色のお空のむこうに
あなたがきっと待っている


もう知らない
信じられない
見えない
触れたい・・・


出掛けよう
鞄にいっぱい
おはよう詰めて
御日様が昇るまでに
お星様がなくなるまえに


だいじょうぶ
お星様があなたのほうへ運んでくれる
重い瞼を開いたらあなたがきっと待っている


睫毛の雫とお星様





山田咲楽嬢の作品。
いろんな語調で書けていいなぁと常々思っております。



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