イメージとは、生命の中で唯一人類だけがもっているものかもしれない。
イメージとは、大脳新皮質が創り出す幻ではなかろうか。
イメージの世界は、正確無比のものではなく、曖昧なものである。
そこに実際の事柄とのギャップが生じてくる。
そのギャップに気づかず、イメージのもつ世界に、人々は翻弄されてします。
たとえばCMの世界も、今はイメージが最優先事項であり、製品の内容は二の次である。
いかに消費者に興味を持ってもらい、購買に繋がるかがすべてである。
一時間番組の制作費より、その間流れるCMの制作費のほうが高いのが一般的な世界である。
いかに人類は、イメージに弱いかを知り尽くした世界なのである。