7月10日(土)ロンドン!三日目(下)
Mr.REZとの出会い

おじさんが「道に迷ったのか?何か探してるのか?」と声をかけてきた。
「いやいや、迷ってないよ。ただ歩いてるだけ。道を確認しただけ。」って言うと、じゃあ一緒に歩こう ってことになって、2人でwalking。
「どこから来たのか?」「学生か?」「今は休みか?」から始まり、日本のことイギリスのことなど話しは 弾む。そのおじさまはMr.Rez。絵の取り引きをしているらしく、来年8月には日本(東京)に来るってこと もあってか、日本のことに興味を示して、天気のことや、食べ物のこと、物価のことなど話しはつきない。
彼がガイドさんになってくれて、Oxford Streetから Regent Street、そしてあっという間に、 Piccadilly Circusに着いた。
あー、こうやってつながってるのかー。一つ一つの場所は分かっても、どこがどうつながってるのか、全然 分からなかったからありがたい。1人で歩いていたら、このつながりは絶対分からんかったよねー。

それにしても、Rezさんどっか行くんじゃなかったかなぁ?、こんなに付き合ってもらって大丈夫なんかなぁ?。 聞いてみると、別に用はないらしく大丈夫みたい。
ってことで「じゃあ、こっちに行ってみよう」と促されて歩くと、おー、ここは シャフツベリー・アベニューだって。たしか、初日にもチラッと来たなー。
「Theaterがたくさんある」と彼が教えてくれる。たしかにたくさんある。私が「N.Yで"CATS"を見て、すごく 感動した!」って言うと、話題はミュージカルに。
それからチャイナタウンも近いということもあって、今度は食の話し。 「ロンドンにも日本料理店ってあるの?」って聞くと、すし、焼き鳥とかたくさんあるんだって。 和食はヘルシーだからってこともあって、人気らしい。Rezさんも和食好きで、よく食べるって。
そんな感じで、色々話しながら歩いていると、ちょっとした広場があって、いろんなミュージシャンがいる。 「ここですごく有名なバンドで、うまいんだよ」と、ある一つのバンドを教えてくれる。たしかに一番人が 集まってる。
「よく知ってるね」って言うと、「ずっと近くに住んでるからね」って。かっこいー。
で、彼が「お茶にしよう!」と提案。ちかくのオープンカフェで私はカプチーノを注文。うーん、 おいしい!なんか思わぬ出会いで、ロンドン気分満喫。
お茶しながら、いろんなことを話してる。ここまで、もうけっこう長い時間Rezさんと話してる。私の 拙い会話力でも話しはちゃんと続くもんなのダ!。
でもやっぱりヒヤリングは難しい。Rezさんはゆっくり話してくれてるんだろうなー。彼が私の英語を誉めて くれる。「ありがとう。でも、ぜんぜんダメなんですよー」って言うと、「いやいや例えば、僕が君と同じ 状況にいたとしたら(日本で日本人と日本語で会話をする)、全然話せない。自信を持って大丈夫!」と 太鼓判を押してくれた。
そうかぁー、そう言われるとそうだよねっっ! と、すぐノッてしまう私・・・・。
Rezさんがごちそうしてくれて、カフェを出た。"Thank You"って言うと、笑顔で"My Pleasure!"って。 もう、ほんまに感謝です。

トラファルガーで似顔絵を描いてもらったのダ

トラファルガー広場に行って みようってことになった。こっから歩いて行けるんだって。へぇ、ピカデリー・サーカスと近いのかぁ。 ま、たしかに地下鉄でいえば、一駅だもんね。
彼のおかげで、ほんまに道がいろいろよく分かる。もう一回1人で歩けって言われたら、分からんけど・・。 おー、ほんまに近い。あっという間にセント・マーティン教会が見えてきた。
そしてトラファルガー広場に到着。彼が写真を撮ってくれると言う。
せっかくだから、近くにいた人に頼んで2人でも写真を撮った。「写真ができたら送るね」って言うと、 Rezさんうれしそう。広場をぐるーっと一周。昨日と同じように、たくさんのハトがいる。もちろん、人も たくさん。
似顔絵を描いてる絵描きさんもたくさんいる。こういうのって、いくらぐらいするもんなんかなぁ?。けっこう みんなウマイんよね。彼も絵が好きなだけあって、じーっと見ている。そうしていると、ある1人の絵描き のお兄ちゃんに「£15だけど、どぉ?」って話しかけられてる。
「高い!」って言うと、すぐに£10に下がった。おいおい、そんなにアバウトなんかいっ。
と、心の中でツッコミ入れてみたりして・・・
やっぱ、こういう値段って、あってないようなもんなのね。
そしてRezさんが「ロンドンの記念にどぉ?」って言ってくれる。どうやら£10払ってくれるつもりらしい。 「いやいや、そんな・・・いいです、いいです」って言うと、「描いてもらうのがイヤなら仕方ないけど、 遠慮してるだけなら、遠慮しないで描いてもらいなさい。ロンドンのいい思い出になれば、僕もうれしいから!」 と言って勧めてくれる。
そんなわけで、似顔絵を描いてもらうことになったのDA。
「もうほんまにMr.Rez、ありがとう!!とってもうれしいです!!」
絵を描くお兄ちゃんもはりきってる。昨日、ここで描いてもらってる光景は見たけど、まさか自分が描いて もらうことになろうとは、思ってもみなかった。
すーーごーーいっっ!! うれしーーっっ!!
Rezさんもニコニコ顔で、お兄ちゃんが描いているのを見学してる。
いやぁなんか緊張するなぁ。どこ見てればいいんだろう?、お兄ちゃんと目が合うと照れちゃう。途中、 Rezさんが「描いてもらってるとこを写真に撮ってあげよう」と言って、写真を撮ってくれる。もう、 この細かい心遣い・・・・紳士だ。
私はじーっと座ったまま・・・今、どのパーツを描いてるんだろう?、どのくらい描けてるんだろう?、 似てるんかなぁ?とか、とにかく途中経過が全く見えないから、すごく気になる。
そんなこんなで、いろいろなこと思いながら、何分ぐらいかかったんだろう?。完成!!。 おースゴイ!! いまいち、自分では似てるのか分からんけど、すーごいウマイ!!。
もう、超感激
感激してるとこに、違うお兄ちゃんがやってきて、「絵を入れる筒を£2で買わないか?」って。なんでも商売 やなぁ。
それぐらい自分で払おうとコインを出すと、「いいから、いいから」と言って、またRezさんが払ってくれる。 「えー、こんなにしてもらっていいの?」ほんま、サンキュー!!、ってそんな短い言葉じゃ表せないくらい の感謝。でも、きっと私のこの感謝の気持ちは、Rezさんにも伝わってるだろう。

チャイニーズレストランでCheers!

もうPM10時を余裕で過ぎてる。だいぶ薄暗くなってきた。そろそろ帰 らんとねって思ってると、Rezさんが「Chinese Foodはすきか?」って聞いてくる。もちろん好きな私は、 「Yes!]と答えると、「じゃあ、おいしいチャイニーズ・レストランがあるから、ディナーにしよう」って。
えーー、うっそー! ごちそうしてくれるって・・・。
えー、そんな、こんなによくしてもらっていいの?!、「いや、いやディナーまでごちそうになるなんて ・・・」って言うと、「ロンドンのいい思い出になればうれしいから」とニコニコして言ってくれる。
じゃあお言葉に甘えて・・・。なんかもう既に、かなりお言葉に甘えてるけど・・・。なんかスゴイことに なってるよねぇ。
そういえば、おなかもすいたなぁ。というわけで、チャイナタウンへ。
チャイナタウンに行く途中の広場も、どこもかしこもすごく賑やか。さすがにもう暗くなってきた。よく 考えると、夜のロンドンは初めてだ。彼が言うには、「今日は土曜日の夜だから、特別賑やか」らしい。 なるほどっっ!日本と同じだ。

そうこうして歩いてると、彼の言うチャイニーズ・レストランに到着!。うわぉー、めちゃめちゃ高級そう!、 まじで、いいんかなぁ?。いつもは予約なしで来ると、けっこう待つらしいけど、今日は待たずにO.K、ラッキー みたい。お、さすが中華、回る円卓もある。お、地下もあるのか、すごい広い。
地下の奥にあるプライベートルームって感じのスゴイいい感じの席。なんか、夢なんじゃないかって感じ。 でも現実なんよね。
Rezさんがメニューを手にして「嫌いなものはないか?」って聞いてくれる。
「はい、私は大丈夫。なんでもO.Kです」
「お肉は何がいいか?」って。彼のお薦めはダック。おー、ダック かぁ。私、ダックって食べたことあったかな?、ないかな?、どうだろう?ってことで、ダックにTry!
そして他にも料理を注文してくれて「ワインはどうか?」って。「あ、はい、じゃあ」ってことで 「赤?白?」と彼。私「じゃ、赤を」すーごいな、しかしっっ!!、こんなことになろうとはっ!!。
まずは、ワインで乾杯、"Cheers !"ここでも話しは弾む。

ダックを食べて楽しい語らいの一時

いろいろ話してて、Rezさんはいろんな国のことを知ってるから、「世界 中に行ってるの?」って聞いてみると、どんどんいろんな国名が挙がってくる。
「いちばんどこがよかった?」って聞くと、さすが絵の専門家。
「ローマとパリは最高だ」と言う。変わりどころでは、ベネズエラとかボリビアとか。すごいよねー。
私が「アフリカの野生動物を見てみたい」って言うと「すごくいいよ!」って。ほんまいろんなとこに 行ってるんだなぁ。
そして日本の話しも。Rezさん、「着物はすばらしい!」と言ってる。そうだよね、やっぱ日本っていったら 着物のイメージなんだろうね。

あ、そうだっ!折り紙を折ってあげよう!、あ、でも折り紙、部屋に置いてきた・・・。
せっかく、折り紙を使うチャンスだったのに・・・・、あーあー。やっぱり、いつ使うか分からんから、 常に持っとかんといけんね。
うーん、何か代わりになるものないかな?。よし、持ってた地図を切って使おう。
Rezさんに「鶴を折るね」って言って折り始めると、興味つつで見てる。「難しそうだ」、「すごい」、 「ワオーッ!」とか言いながら。
完成した鶴を手渡すと、"Fantastic!"と言って、とっても喜んでくれてる。こんなんで、喜んでもらえるん なら、何でも作っちゃうよ、私はっっ! と、次はヨットを作って、ちょっとしたマジックを見せると、 これまたすごく喜んでくれる。
なんか、こんなに喜んでもらえると、こっちの方がうれしくなってくる。

そうしてる間に料理がやってきた。
まずは、ダックがっっ!。お店の人がフォークを両手に持ち、見事に お肉をほぐしてくれる。それに、薄い生地(クレープ生地みたいなの)と、これはネギかなぁ?、細ーく 切ってあるの。それと甘辛いソースがついてくる。Rezさんが食べ方を教えてくれる。
まず、生地をお皿に置いて、ソースをのばす。そこにネギみたいなのを置いて、 その上にほぐしたお肉をのっけてRoll。つつんでパクッと食べるの
うまーーっっ!!もう超幸せっ!またこのソースがすばらしくイイ。
「おいしい」="good taste"などと、ちょっと日本語講座しつつ、いろんな料理をいただく。もう、とにかく どれをとっても、おいしい。
こんな豪華なディナー、すごーい。最後にChinese Teaで締めて、ごちそうさまでした。とってもおいしかった です。おなかいっぱい。

ベ、ベンツ!私はシンデレラ?

Rezさんが「車で夜のロンドンを案内してあげようか?」と提案。うーん 、それはすごい。うーん、でも明日は早く起きて、バッキンガム宮殿 に衛兵交代を見に行くつもりの私。ってことはこれ以上遅くなると、たぶん起きれないだろうし・・・。
そんなわけで、「今日はやめとくよ、Rezさんありがとう」そして、Rezさんにノートに住所を書いてもらった。 ちゃんと写真と広島のポストカード送るからね。あ、電話番号も書いてくれてる。
お店を出て、Rezさんが送ってくれるってんで、車のとこまでwalking。ほんま、外は真っ暗。あたりまえだ けど・・・。夜のロンドンを歩くのは始めてだ。
そんなに危なさそうでもないけど、やっぱり1人で歩いてたらヤバイのかなぁ?。PUBの中や通りもすごく 賑やか。それにしても、夜と朝は涼しい。っていうか、今は肌寒いくらい。でも、気持ちいい。けっこう すぐ、Rezさんの車のあるとこに到着。

ここで気がついたんだけど、車って日本と同じで右が運転席だ。他の車を見てもやっぱり右がdriver。 へぇー、日本と同じなのか。なんか、海外は左のイメージだったから・・・。
全然、今まで気がつかなかったけど、よく考えたら、そういえばたしかにダブルデッカーも右が運転席 だったもんなぁ。
Rezさんの車、な・なんと ベンツ!!ひゃー!天井も開くぞ。ひぇー! す・すごい車だっ!!。
まさか、ロンドンでベンツに乗って帰宅するとは・・・。思ってもみなかった。
ほんま、すごい経験、いい出会いしてるよねー。私って。ほんまにRezさん、お世話になりっぱなしで・・・ ありがとうございました。もう、お礼の言いようもないです。
See You!!

部屋に戻ると、AM1時50分。今からシャワー浴びたら、ひんしゅくもんかな?。と思いつつも、ま、いいか。 浴びてしまえー。ということでシャワー浴びてスッキリ。
それにしても、今日は特に中身の濃い一日だったよね。楽しかった!!。
じゃ、もう寝なくっちゃ。AM3時就寝。うわっっ、遅っっ!。

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