さぁ、まずはバッキンガム宮殿に行くぞ。地下鉄でCharing Cross
まで行って、そこから歩いてみようかなって思ってたけど、なんか私のことだから、道に迷ったり、
寄り道したりで遅くなりそうな気がしたから、いちばんバッキンガム宮殿に近い駅まで地下鉄で行くことに
した。
Russell Squareで係の人に「バッキンガム宮殿に行きたいんだけど、どこで降りたらいいの?」って聞くと、
Green Parkだって教えてくれた。
よしっ、じゃ、そこまで地下鉄だ。1Day Travelcardはまだこの時間はだめだろうって思ってたけど、
だめもとでとりあえず言ってみたら、O.Kだった。なんだいいじゃん。昨日はダメだったのになんで?。
日曜日だからかなぁ?。ま、とりあえずラッキーってことで。乗り換えなしで
Piccadilly線・Green Parkに到着。
改札の近くで、地図を見てると、親切な係の人が近づいてきて、「どうしたの?」って声をかけてくれる。
「バッキンガム宮殿に行きたいんだけど、どっちの方向に行けばいいの?」って聞くと、「とりあえず
こっちの出口から出たらいいよ」と教えてくれる。言われたとおり階段を上がって外に出ると、”Buckingham
Palace”の表示がある。おっ、きっとこのグリーン・パーク沿いの道を進んでいけば、バッキンガム宮殿?。
近くにいた1人の女性に「これってグリーン・パークよね」って尋ねると、彼女も私と同じくTouristで、
よく分からないみたい。彼女もバッキンガム宮殿に行くってことなんで、じゃあ一緒に行こうってことになって、
2人でWalking。
彼女はイタリアから来てるんだって。私が「ミラノとベニスに行ったことがあるんよ。ベニスはかわいい
街で大好き!」って言うと、
彼女が「私はベニスの近くに住んでるの」って言うんで、びっくり!。
いいなー、あんなステキな所に住んでるのかー。
彼女も英語ペラペラじゃないらしく、2人で「難しいよねー、ペラペラしゃべれたらいいよねー」
なんて話したり。私が「日本から来た」って言うと、彼女は「来年、日本に行く予定なの」って。
そうかー、ぜひぜひいらっしゃい!
と、いろいろ話しながら歩いていると、目の前にレンガ色の幅広いまーっすぐの並木道と、その突き当たり
に大きな像と建物がっっ。こ・これこそThe Mallとクィーン・ヴィクトリア・メモリアルとバッキンガム
宮殿だぁ!すっごい絵になるー。
でも、私的には像の前に信号機が立ってるのがちょっとイメージ害されるんだけど。ま、それぐらいは大目
にみよう。
2人で感動を分かち合い、バッキンガム宮殿をバックに写真を撮り合って、彼女とはここでお別れ。ばいばーい。
今日も朝いちからいい出会い。いい一日になりそうな予感、
セレモニーにはまだ時間があるせいなのか、観光客はまばら。だからゆっくり見れる。
誰かに正門の前で写真撮ってもらおうと思って、キョロキョロしていると、ちょうど1人の男性が通りかかった
んで、お願いして撮ってもらう。
バッキンガム宮殿とクィーン・ヴィクトリア・メモリアルを取り囲むようにガーデンがあって、芝生の
じゅうたんの上に真っ赤なバラがたくさん咲いてて、すごくキレイ。よし、ここでも写真を撮ろうと、再び
キョロキョロしてると、あっ、さっき写真撮ってくれた人だ。ってことで、またこの人に写真を撮っても
らった。
この彼、「もう少し右に立って」、「もう一枚撮っとこう」とか言ってくれる。いい人だ。
彼はごっついカメラと大きなカメラバッグを持ってるんで、「すごいカメラだね」って言うと、そりゃ
あたりまえ、プロカメラマンだった。
こりゃ、ビックリ!、彼はDallasさん。旅行のパンフレットのいろんな風景とかの写真を撮る、Travel-Photographer
で香港の人らしい。
カメラバッグの中からオーストラリアのパンフを出して、「これが僕の撮った写真なんだ」と見せてくれる。
すごいねー。今も仕事でロンドンに来ているらしく、カメラバッグの中にはたくさんフィルムが入ってる。
彼は日本にも来たことがあるようで、少しここでおしゃべり。
で、ばいばい。と、かれが名刺をくれた。お、メールアドレスも書いてある。私も自分のメールアドレス
を書いて、アドレス交換。「じゃ、日本に帰ったらメール出すよ」って言うと、彼もニコニコして「僕も
出すから」と言ってくれる。じゃあねー。
彼と別れて歩いてると、彼が走って追いかけてきた。なんだ、なんだ?なにごとだっ?!。
「どうしたの?」って聞くと、「あと一ヶ月はイギリスにいるから、はやくてもメール出すのは一ヶ月先
になるから」って。あー、それを言うためにわざわざ追いかけてきてくれたのね。
律義な人だっ、「うん、わかったよ」と、今度こそばいばい。
広場に入ってくると、左右に分かれて向かい合って、しばし静止。
私をはじめ、たくさんのギャラリーは何をするんだろうと、じっと見守ってるけど、この静止時間がやたら
長い。兵隊さんはさすがにじっとしている。でも、馬は・・・というと、オシッコしちゃう馬もいて・・・
シーンとしたギャラリーの笑いを誘う。ま、たしかに生理現象だから仕方ないよね。馬もそこまでは
訓練できんわなっ・・・。
昨日、ウィンザー城で見た交替式の馬に乗ったバージョンって感じで、いちばんえらそうな人の号令に
従って兵隊さんが剣を上げたり、左右入れ替わったりしてる。馬、すごいキレイ。毛並みがとっても
キレイで、太陽に当たってつやつや光ってる。手入れとか、めちゃめちゃ念入りにやってるんだろうなー。
写真を撮ろうと思って、カメラを出してるとこに女性3人組が来た。写真を撮りたそうな感じだったんで
「写真撮ってあげましょうか?」って言うと、じゃお願いってことに。
ふつうなら、知らない人に写真撮ってもらう時って、そんなに指示しないでしょ?!。でもこの人達は違うの。
横で撮ってね、上半身のアップでね、景色はここからここまで入れてね、・・・・って感じでばんばん注文
がとんでくるの。
こんな人ら、初めてだ。おもしろい。
そして、私の写真も撮ってくれた。私を撮る時もいろいろ指示してくれて、すごく写真が好きなんだろうね。
で、3人組の1人が「1人で来てるの?」って聞いてきたから、「うん、そう」って答えて、「今から
バッキンガム宮殿に行くの」って言うと「私達も行くとこだから、一緒に行こうよ」って言われて
仲間入り!。
彼女たちはタイから来てるんだって。そして3姉妹。どーりでなんとなく似てると思った。3姉妹で旅行
なんていいなぁ。うらやましい。
公園を歩きながらも、彼女たちはいろんな所で写真を撮る。芝生に座って花をバックに、ベンチに座って
・・・てな感じで。私ももちろん一緒に。そして、通りがかりのお兄さんに頼んで、4人でも写真を撮って
もらった。
彼女たちが「きっと今のお兄さん、私たちのことを日本から旅行に来てる4人組って思っただろうね!」
って私に言ってくれて、なんかすごくうれしかった。ほんまに、すごい楽しいっ!.
そして、バッキンガム宮殿に到着。彼女たちは向こうの方へ行ってみるってことなんで、ここでお別れ。
ばいばーい。
と、話してるとギャラリーの視線が後ろの方へ。見ると、兵隊さん達がパレードしてこっちにやって来る。
ウィンザー城で見たのと同じ格好。あの黒いホワホワの、ピアノの掃除ができそうな帽子。あれ、かわいいよねー。
でも暑そう。
鼓笛隊もやって来て、門の向こう側に入ってく。そして門の向こう側では、セレモニーが進んでいってるん
だろうけど、とにかく見えんっちゅうのっっ。さっき話してた女の子たちと、「見える?」「見えんよねー」
なんて言いながら、背伸びしたり頑張るけど、まじ見えん。
ってことで、女の子に「向こうの方に行ってみるから、ばいばーい」と言って、私はここから退散。
とは言ったものの、どこに移動しようが見えんもんは見えんっっ。ウロウロしてると、門から兵隊さん達が
出てきた。もう終わっちゃったのかー。でも出て行くとこはよく見えたから、よしとしよう。
ウィンザー城で交替式見てたから、「よく見えなかった」ってこんなにあっさり言ってるけど、そうじゃ
なかったら、悔やんでも悔やみきれないほど、残念に思っただろうな。ってゆーか、命懸けで場所を
確保したかも。ほんま、ウィンザー城でしかもベストポイントで見れて、よかったと改めて実感。
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