7月11日(日)ロンドン!四日目(上)
バッキンガム宮殿前は出会いの場よ!・の巻
朝のバッキンガム宮殿

AM6時30分起床。ロンドンに来て初めてアラームの音で目覚めた。
今日はどうするかをそれなりに考えてみたり、昨日の出来事をノートに簡単に書いたりしていたら、あっと いう間にもう7時40分。おー、早く準備しなくちゃ。早く起きた意味ないじゃん。昨日買ったチョコビスケット をほおばりながら準備、準備。
ここの朝食、日曜日はAM8時〜なんだよね。だから、食べてると遅くなっちゃうから、今日は食べずに出発。
階段を降りて行くと、すんごいイイにおいが・・・。この私が目の前にある食事をふっきって行く なんて・・・珍しい。と誘惑にも負けず、8時10分にはわが家を出発。

さぁ、まずはバッキンガム宮殿に行くぞ。地下鉄でCharing Cross まで行って、そこから歩いてみようかなって思ってたけど、なんか私のことだから、道に迷ったり、 寄り道したりで遅くなりそうな気がしたから、いちばんバッキンガム宮殿に近い駅まで地下鉄で行くことに した。
Russell Squareで係の人に「バッキンガム宮殿に行きたいんだけど、どこで降りたらいいの?」って聞くと、 Green Parkだって教えてくれた。
よしっ、じゃ、そこまで地下鉄だ。1Day Travelcardはまだこの時間はだめだろうって思ってたけど、 だめもとでとりあえず言ってみたら、O.Kだった。なんだいいじゃん。昨日はダメだったのになんで?。 日曜日だからかなぁ?。ま、とりあえずラッキーってことで。乗り換えなしで Piccadilly線・Green Parkに到着。
改札の近くで、地図を見てると、親切な係の人が近づいてきて、「どうしたの?」って声をかけてくれる。 「バッキンガム宮殿に行きたいんだけど、どっちの方向に行けばいいの?」って聞くと、「とりあえず こっちの出口から出たらいいよ」と教えてくれる。言われたとおり階段を上がって外に出ると、”Buckingham Palace”の表示がある。おっ、きっとこのグリーン・パーク沿いの道を進んでいけば、バッキンガム宮殿?。

近くにいた1人の女性に「これってグリーン・パークよね」って尋ねると、彼女も私と同じくTouristで、 よく分からないみたい。彼女もバッキンガム宮殿に行くってことなんで、じゃあ一緒に行こうってことになって、 2人でWalking。
彼女はイタリアから来てるんだって。私が「ミラノとベニスに行ったことがあるんよ。ベニスはかわいい 街で大好き!」って言うと、
彼女が「私はベニスの近くに住んでるの」って言うんで、びっくり!。
いいなー、あんなステキな所に住んでるのかー。
彼女も英語ペラペラじゃないらしく、2人で「難しいよねー、ペラペラしゃべれたらいいよねー」 なんて話したり。私が「日本から来た」って言うと、彼女は「来年、日本に行く予定なの」って。
そうかー、ぜひぜひいらっしゃい!
と、いろいろ話しながら歩いていると、目の前にレンガ色の幅広いまーっすぐの並木道と、その突き当たり に大きな像と建物がっっ。こ・これこそThe Mallとクィーン・ヴィクトリア・メモリアルとバッキンガム 宮殿だぁ!すっごい絵になるー。
でも、私的には像の前に信号機が立ってるのがちょっとイメージ害されるんだけど。ま、それぐらいは大目 にみよう。
2人で感動を分かち合い、バッキンガム宮殿をバックに写真を撮り合って、彼女とはここでお別れ。ばいばーい。 今日も朝いちからいい出会い。いい一日になりそうな予感、

プロカメラマンのDallasさん

さて、もっと近づいてじっくり見よう。
クィーン・ヴィクトリア・メモリアル、近づいてみると、すごい大きい。4方向とも全部違う彫刻で、すごく 細かい。カメラをズームにして写真撮っとこ。ほんま、今回の旅行でズームが大活躍。カメラ落としたから 帰って現像してみるまでは、いまいちほんとに大活躍なのかはナゾではあるけど・・・。
ズームにして、レンズ越しに見ると、ますますその細かさに感動する。そして、バッキンガム宮殿の正門 の前へGo。門ひとつとっても、すごい。紋章がついていて、ずっしりと重みがあるというかなんというか。 ほんま、ヨーロッパ建築っていたるところに彫刻があったりして、建物自体が芸術作品って感じがする。
門の奥に表示があって、”衛兵交替のセレモニーはAM11:30〜”って書いてある。
ふーん、11時半からかぁ。
えっと、今8時40分だから、まだまだ時間があるなー。その情報を頭にインプットしつつ、バッキンガム 宮殿の前をウロウロ。

セレモニーにはまだ時間があるせいなのか、観光客はまばら。だからゆっくり見れる。
誰かに正門の前で写真撮ってもらおうと思って、キョロキョロしていると、ちょうど1人の男性が通りかかった んで、お願いして撮ってもらう。
バッキンガム宮殿とクィーン・ヴィクトリア・メモリアルを取り囲むようにガーデンがあって、芝生の じゅうたんの上に真っ赤なバラがたくさん咲いてて、すごくキレイ。よし、ここでも写真を撮ろうと、再び キョロキョロしてると、あっ、さっき写真撮ってくれた人だ。ってことで、またこの人に写真を撮っても らった。
この彼、「もう少し右に立って」、「もう一枚撮っとこう」とか言ってくれる。いい人だ。
彼はごっついカメラと大きなカメラバッグを持ってるんで、「すごいカメラだね」って言うと、そりゃ あたりまえ、プロカメラマンだった。
こりゃ、ビックリ!、彼はDallasさん。旅行のパンフレットのいろんな風景とかの写真を撮る、Travel-Photographer で香港の人らしい。
カメラバッグの中からオーストラリアのパンフを出して、「これが僕の撮った写真なんだ」と見せてくれる。 すごいねー。今も仕事でロンドンに来ているらしく、カメラバッグの中にはたくさんフィルムが入ってる。 彼は日本にも来たことがあるようで、少しここでおしゃべり。
で、ばいばい。と、かれが名刺をくれた。お、メールアドレスも書いてある。私も自分のメールアドレス を書いて、アドレス交換。「じゃ、日本に帰ったらメール出すよ」って言うと、彼もニコニコして「僕も 出すから」と言ってくれる。じゃあねー。
彼と別れて歩いてると、彼が走って追いかけてきた。なんだ、なんだ?なにごとだっ?!。
「どうしたの?」って聞くと、「あと一ヶ月はイギリスにいるから、はやくてもメール出すのは一ヶ月先 になるから」って。あー、それを言うためにわざわざ追いかけてきてくれたのね。
律義な人だっ、「うん、わかったよ」と、今度こそばいばい。

これがホース・ガーズの衛兵交替!

じゃ、ホース・ガーズに行ってみよう。もちろん、あの美しい The Mallを通って。ほんま、すごいキレイ。すごい気持ちいい。時々後ろのバッキンガム宮殿を振り返り ながら。
あっという間にホース・ガーズ。なんだ、めちゃ近いじゃん。こんなに近いとは思わんかった。正門入り口 に行ってみると、あっ、今日はちゃんと馬がいるー!。うれしい。キリッとしてて、超かっこいい。 やっぱ、馬は大人気ですごい人だかり。
と、人の波がホース・ガーズの奥の広場に向かって流れていく。何か始まるんかなー?。とりあえず、波 に乗って行ってみよう。奥の広場にはすでにたくさんの人が。なにがあるのか聞いてみると、ここでも セレモニーがあるんだって。AM10時から。あ、もうすぐじゃん。
ワクワクしていると、むこーーの方から剣を手にして馬に乗った兵隊さんたちが、パレードしてこっちに やってくる。The Mallを通ってやってくる。かっこいー!

広場に入ってくると、左右に分かれて向かい合って、しばし静止。
私をはじめ、たくさんのギャラリーは何をするんだろうと、じっと見守ってるけど、この静止時間がやたら 長い。兵隊さんはさすがにじっとしている。でも、馬は・・・というと、オシッコしちゃう馬もいて・・・ シーンとしたギャラリーの笑いを誘う。ま、たしかに生理現象だから仕方ないよね。馬もそこまでは 訓練できんわなっ・・・。
昨日、ウィンザー城で見た交替式の馬に乗ったバージョンって感じで、いちばんえらそうな人の号令に 従って兵隊さんが剣を上げたり、左右入れ替わったりしてる。馬、すごいキレイ。毛並みがとっても キレイで、太陽に当たってつやつや光ってる。手入れとか、めちゃめちゃ念入りにやってるんだろうなー。

タイの三姉妹

再びバッキンガム宮殿へ。
AM11時30分から交替式だから、そろそろ行かんとね。今度はせっかくだからSt.James Park を通って行ってみよう。この公園がこれまたキレイ。とにかくいろんな色、いろんな種類の花が咲いてて、 芝生や木々のグリーンも鮮やかだし、公園の中央にどーんとある大きな湖では、水鳥が群れをなして優雅に 泳いでいたり。
いたるところにベンチがあって、ホットドッグやアイスクリーム売ってるお店もあって、すごくゆっくり できそうな空間。気持ちいーーっっ!。
のんびり歩いてると、湖にかかってる橋を発見。そういえば、何かのガイドブックに”湖のほぼ中央に かかる橋からの景色は大変美しい”って書いてあったっけ。よしっ、渡ろっ。
うわぁ、ほんま美しいわぁ!湖と木々の向こうにバッキンガム宮殿とクィーン・ヴィクトリア・メモリアル がイイ感じで見える。そして真反対を見るとホース・ガーズ。

写真を撮ろうと思って、カメラを出してるとこに女性3人組が来た。写真を撮りたそうな感じだったんで 「写真撮ってあげましょうか?」って言うと、じゃお願いってことに。
ふつうなら、知らない人に写真撮ってもらう時って、そんなに指示しないでしょ?!。でもこの人達は違うの。 横で撮ってね、上半身のアップでね、景色はここからここまで入れてね、・・・・って感じでばんばん注文 がとんでくるの。
こんな人ら、初めてだ。おもしろい。
そして、私の写真も撮ってくれた。私を撮る時もいろいろ指示してくれて、すごく写真が好きなんだろうね。
で、3人組の1人が「1人で来てるの?」って聞いてきたから、「うん、そう」って答えて、「今から バッキンガム宮殿に行くの」って言うと「私達も行くとこだから、一緒に行こうよ」って言われて 仲間入り!。
彼女たちはタイから来てるんだって。そして3姉妹。どーりでなんとなく似てると思った。3姉妹で旅行 なんていいなぁ。うらやましい。
公園を歩きながらも、彼女たちはいろんな所で写真を撮る。芝生に座って花をバックに、ベンチに座って ・・・てな感じで。私ももちろん一緒に。そして、通りがかりのお兄さんに頼んで、4人でも写真を撮って もらった。
彼女たちが「きっと今のお兄さん、私たちのことを日本から旅行に来てる4人組って思っただろうね!」 って私に言ってくれて、なんかすごくうれしかった。ほんまに、すごい楽しいっ!.
そして、バッキンガム宮殿に到着。彼女たちは向こうの方へ行ってみるってことなんで、ここでお別れ。
ばいばーい。

コップンカー!!
タイ語で「ありがとう」の意味
知っててよかった、この言葉
ほんま、いい人たちだった。楽しかったなー。それに彼女たちに会ってなかったら、公園で写真撮ることもなかった だろうし、よかったー。

日本の女の子と

只今、AM11時すぎ。それにしても、な・なにー、この人の多さっっ! ハンパじゃない。あの2時間ちょい前の静けさがウソのようだ。門のとこには見事な人垣ができてるし、 クィーン・ヴィクトリア・メモリアルのまわりなんて人の海。ほんま、観光客全員集合って感じ。
朝早く来て、見といてよかったー。こんなに混んでちゃ、ゆっくり見れんもん。
どこで見ようかな?、っちゅーか、どこ行っても人だらけで、見れんような気がする。今、いちおう門の 近くにいるけど、とにかく人だらけでこれ以上前の方に行くのは無理。背伸びして人と人の間からがんばって 見るしかない。
そんな状況の中、まだか、まだかと待ってると、後ろから日本語が聞こえてきた。女の子2人組みだ。 「日本からですか?」ってあたりまえの質問に、「そうです」って答えてくれる。そりゃそうよねー、 日本語だもん。
彼女たちは短期留学で一ヶ月間、こっちの学校に通ってるんだって。
Russell Squareの近くの寮に住んでるって。「えー、私もRussell Squareの近くのB&Bに泊まってるんよ」 って言うと、お互いびっくり!、すごい偶然だっ。式が始まるまで、いろいろ話した。日本語でいっぱい しゃべるのって、久々の気がする。

と、話してるとギャラリーの視線が後ろの方へ。見ると、兵隊さん達がパレードしてこっちにやって来る。 ウィンザー城で見たのと同じ格好。あの黒いホワホワの、ピアノの掃除ができそうな帽子。あれ、かわいいよねー。 でも暑そう。
鼓笛隊もやって来て、門の向こう側に入ってく。そして門の向こう側では、セレモニーが進んでいってるん だろうけど、とにかく見えんっちゅうのっっ。さっき話してた女の子たちと、「見える?」「見えんよねー」 なんて言いながら、背伸びしたり頑張るけど、まじ見えん。
ってことで、女の子に「向こうの方に行ってみるから、ばいばーい」と言って、私はここから退散。
とは言ったものの、どこに移動しようが見えんもんは見えんっっ。ウロウロしてると、門から兵隊さん達が 出てきた。もう終わっちゃったのかー。でも出て行くとこはよく見えたから、よしとしよう。
ウィンザー城で交替式見てたから、「よく見えなかった」ってこんなにあっさり言ってるけど、そうじゃ なかったら、悔やんでも悔やみきれないほど、残念に思っただろうな。ってゆーか、命懸けで場所を 確保したかも。ほんま、ウィンザー城でしかもベストポイントで見れて、よかったと改めて実感。

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