７月１１日（日）ロンドン！四日目（下）
うれし、楽しやコベント・ガーデン

次はコベント・ガーデンに行こう！。
そんなわけで、とりあえず再び The Mallを歩く。ずーっと歩いて行くと大きなアーチがある。あっ、 これがアドミラルティ・アーチだ。すーごい大きい。このアーチをくぐりぬけると、なーんか 見覚えのある風景。
そう、そこはトラファルガー広場。あー、こうなってるのかぁ。すーごいびっくり。
こんな目の前にあるとはっっ！。今の今まで知らんかった。地図持ってるのにね、私・・・。コベント・ ガーデンまで歩ける距離なんかなぁ？、なんかこの地図見ると歩けそうな気がする。
歩いてみよう。と、歩いたのはいいが、さっそくどこ歩いてるのか分かんなくなった。それに、そういえば おなかすいたよー。朝ごはん食べてないし。
マックを発見して、速攻ｉｎ。このマック、広ーい。地下もあるし。地下空いてるから、地下に行こう。 ほんま、おなかすいた。おいしいよー！。ポテトもたくさんだし、うれしい。
おなかもいっぱいになったし、いざ出発。PM１時。

適当に歩いてると、なぜかコベント・ガーデンとは全く反対方向のEmbankmentに着いた。あれっ？ 一応コベント・ガーデン方向に歩いてるつもりだったんだけど・・・なんで？。
やっぱ、方向音痴だ・・・。もう、やっぱり地下鉄に乗ろっ。こんな調子だと一生とどり着けそうにない ・・・。Northern線でまずは、 Leicester Squareへ。その地下鉄で、日本人の男の子２人に出会う。またまたベタな「日本から ですか？」って質問すると、もちろんそうで、２人でこっちに来てるわけじゃなくて、こっちで知り合った んだって。
１人は本日でロンドン三日目、もう１人は五日目、ちなみに私は四日目。おー、きれいに３，４，５と 並んでいる。１人の子は３ヶ月ぐらいかけて、ヨーロッパを回るらしい。いいなー。
「今からどこ行くの？」って言うんで、「コベント・ガーデンに行こうと思って歩いてたら、とんでもなく 方向の違う所に着いたから、地下鉄に乗ったの」って言うと、おもいっきし笑われた。
いろいろ話してたら、あっという間にLeicester Squareだ。私はここで乗り換えなくちゃ。
お互い「楽しもうねー！」と声かけ合って、ばいばい。なんか、今日は特にちょっとした出会いが多くって うれしい。ルンルンだ♪。
そしてPiccadilly線でCovent Gardenに到着。地下鉄の駅を出ると すぐにCovent Garden MARKETがあるのかと思いきや、おもいっきり普通の通りがあるだけ。 たしかにいろんなshopが並んではいるけれど。とりあえず、歩こっ。

歩いてると、なんかそれらしくなってきた。いろんなパフォーマーがいる。いちばん気に入ったのは、 ブリキのロボットみたいな格好をしているパフォーマー。
ほんまに、これ人？って疑うぐらい人間ぽくない。
そのブリキの人、手押し車みたいのに片手をついたまま、まったく動かんの。この人、いつ動くんだろう？ と見つめてると、誰かがその手押し車にコインを投げ入れた。そしたら、このブリキ男がギーッと動いて 手押し車についてるスイッチをＯＮ。手押し車からシャボン玉がたくさん出てきた。
うわぁー、すーっごいキレイ。
しかも、このブリキ男の動きがめちゃめちゃブリキのロボットっぽいカクカクした感じ。で、近づいてきた 人をときどきワッと驚かせたり、すごくおもしろい！、見てて飽きない。
ほかにも、楽器を演奏してる人や歌ってる人、似顔絵を描いてる人、２人組みでコントみたいな芸をしてる 人とか、いろいろいて楽しい。日曜日だからなのか、人もすごく多くて賑やか。

そうして歩いてると、Covent Garden MARKETが目の前に現れた。すごーいたくさんのお店がある。 見てるだけで、楽しくなってくる。
あるお店にかわいい小物入れがあって、お店のおじさんに「２つ買うから、ちょっとまけてよー」 ってねぎってみたけど、あっさり「だめ」って言いきられた。
けちーっっ！いいもん、じゃ１つだけ。
なんか、とにかくいろんなお店があって、おもしろい。それから、イミテーション・タトゥーって、日本 だけで流行ってんのかと思いきや、世界中で流行ってんだぁ。お店でたくさん売ってるし、それにそういえば、 けっこうやってる人見るもんな。そりゃ知らんかった。
いろいろ買いつつ、ぐるーっとひととおり見てまわったから、地下鉄の駅まで戻ってその辺を歩いてみる。 そして再び１０分後には懲りもせず、またどこを歩いてるのか分からんくなる・・・。

おい、おい、またかいっ！

ありィ？ここはどこ？

それでも、楽しみながら歩いてると、さっき見たセント・マーティン 教会やトラファルガー広場が現れた。
どこをどう歩いたのやら・・・。やっぱりコベント・ガーデンからここまでって余裕で歩けるじゃん。 道端にアイスクリームのお店がある。どうにも暑いから、ソフトクリームを購入。
お、このお店のソフトクリーム８０ｐ也。安いじゃん。ほかのお店って£1.30ぐらいするのにね。ラッキー だ、それにおいしい。
ソフトクリームを食べながら、どんどん歩いてゆく。そしたら、きれいなGardenが見えてきた。そんな 広ーいって感じじゃないけど、細長ーい敷地。表示を見ると"Victoria Embankment Gardens"だって。
ここにもバラがたくさん咲いている。そして、ちょうど登りやすそうな大きな木があって、ちっちゃい子 たちが登ったり、頑丈そうな太い幹に寝転がったりして遊んでいる。
Parkと呼ばれる所よりは、こぢんまりしてるけど、町内の憩いの公園って感じがしてイイ。
ここで地図を出して場所を確認。どうやら私はVICTORIA EMBNKMENTっていうテムズ川に沿った道を 歩いているようだ。この道はよく覚えているんだよねー。あのダブルデッカーのツアーで３回ぐらい通った から。

大きなテムズ川を見ながら、ウェストミンスター・ブリッジ方向へ向かう。
ウェストミンスター・ブリッジを渡って振り返ると、左手にビッグ・ベン、右手にはホワイト ホールに建ち並んでいる真っ白の建物が見える。
何回見ても飽きない”これぞロンドン”の景色。橋を渡ってすぐある階段を降りてみると、マック がある。橋を渡りながら、あの大きな歴史のありそうな建物はなんだろう？、と思ってたけど、まさか マックとはっっ。
全然イメージ違うよー。でもこの辺の人にとっては普通なんだろうね。フシギな感じ。
建物の中に入ってみると、マックの隣にはゲーセンもある。ますますこの建物にはミスマッチ。ゲーセン の中、”ダンスダンスリボリューション”もある。日本だけじゃないのか、びっくり。もちろんプリクラ もある。やろうと思ったけど、フレームは日本にあるようなごく普通のやつだし、なんかそれじゃ意味 ないし・・却下。
ぐるーっと見学して、さてどうしようか？。
さっき買い物もして、荷物も邪魔だし、一旦帰ることにしよう。ということで、最寄りの WestminsterからCircle線でEmbankmentへ。・・・のはずが、 なぜか反対方向のSt.James's Parkに着いちゃった。・・・あれ？ ま・いいや、次の駅Victoriaには行ったことないし、ちょっと行って みよう。Victoria、すごい大きい駅だ。Victoria線でGreen Park。 そっから、Piccadilly線に乗り換えてRussell Square。

部屋に戻って、ちょっと休憩。朝食べてた残りのチョコビスケット、いっぱい食べてるし。食べながら、 今からどうしようかなーと考えつつ・・・よーく考えてみると、こっから近いはずの大英博物館 にまだ行ってないんだよねー。
よし、大英博物館を探しつつ、この辺の探検をしよう。
よしっっ、決定！ ＰＭ５時出発。

大英博物館、で・出口はどこ？

一応地図を見ながら、大英博物館を目指す。ってゆーか、目指すほど でもなかった・・・。３分もしないうちに着いたし。まじ、めちゃ近っっ。近いとは聞いていたけど、ここ まで近いとはっっ。
なんかこんなに近いと、ありがたみなくなるわー。しかも建物のはしっこの方で工事してるらしく、 赤い鉄骨があったりとかで、これまたいまいち感じが・・イメージが・・・。
でも、さすが天下の大英博物館、人がいっぱいだ。
出入り口の方を見ると、出てくる人がやたら多いし、これはＰＭ５時で閉館かなと思いつつも、ナショナル・ ギャラリーの例があるから、とりあえず入り口へ。
あ、ＰＭ６時までＯＫ。やったー、入ろっっ。
入場料は£2.00。しかも別にチケット売り場があるわけでもなく、大きな募金箱みたいのに、各自で入れて くださいって感じで。寛大というか、アバウトというか。
さてロゼットストーンとミイラはおさえておかんと。インフォメーションで地図をもらって、まずはミイラ のある場所へ。これは意外にあっさり見つかった。
なんか・・ミイラっていうと、包帯でグルグル巻きのイメージだったのに・・全然違った。すごい生々しい というか・・・なんというか。
これって本物？ほんまに？そして、そのミイラのまわりには幾つかの土器やつぼがあって、なんかまじまじ と見てしまった。すごいことよね、こうやって今残ってるなんて！、感動だ！。

そしてロゼットストーンを探して歩き回る。その間にも、いろんな彫刻とか絵、土器、石器、工芸品、 昔の日用品など、あらゆるものが所狭しと並んでいる。けっこう探しまわってやっと発見、ロゼットストーン。
うわぁー、すごい、本物だっ！。・・ぎっしりと一面に字というか、絵というか、記号というか・・ とにかく細かく印されている。こんなの解読するなんてすごい。
気の遠くなる話だ。しっかり観察して、さぁもうすぐ６時になるし、そろそろ出よう。
でも、出口どこ・・・？。とにかく広くって、迷路みたいで・・。何回も同じ所に出てきちゃうし。 さんざん歩き回って、やっと出口発見。おー、ほんまにもう６時だ。でもよかったー、絶対おさえておきたかった 二つが見れて！、よかったー、ちゃんと出れて。

ロンドン最後の夜のウォーキング

大英博物館の目の前の道に並んでいる、お店に立ち寄ったり しながら、New Oxford St.を歩いていると、いつのまにか Holbornに着いた。あー、けっこう近いんだ。もう少し歩いて みようかと思ったけど、やめて地下鉄。
Central線でOxford Circusへ。そして Oxford St.を歩く。そういえば、この通りにFish & Chipsのお店があったから、買おうと 思って楽しみにしてたのに、お店閉めてる・・・、あー残念。
じゃ、どっかの公園でのんびり何か食べようかなと思いながら、Bond St. の方に進む。歩いてると、ちょっと黒いお兄ちゃんにぶつかりそうになって・・・すると、 お兄ちゃんが「すみません」って。
日本語で！これにはびっくり！。「日本語、分かるん？」って聞くと、「ほんの少しなら」って言ってる。
日本にも来たことあるんて。去年の７月に沖縄、今年の２月には東京、それと大阪にも。ってことは 通算３度も！、すごいっっ。
そして、なんとバブルガムブラザーズの歌も歌い出すから、びっくり。よく知ってるなーと感心してしまう。
と話しながら歩いてると、お兄ちゃんの携帯が鳴り出したんで、じゃ私はお先に、ばいばい。
ちょうどBond St.に着いた。
改札を通って通路を歩いてると、後ろから”ほたるのひか〜り〜♪”の歌声が聞こえてくる。なんだなんだ？ なんでこんなとこで、「ほたるの光」が？、と思って振り返ると、さっきのお兄ちゃんがちょっと得意げな 顔をして歌ってる。もうあまりにおちゃめすぎて笑ってしまった。
ほんま、よー知ってるなぁ。「ほかに日本の歌とか歌手って知ってる？」って聞くと、Ｂ'zを知ってるって。 おー、さすがＢ'z。カラオケにもよく行くんだって。カラオケはイギリスでも人気があるらしい。 私がGreen Parkに行くって言ったら、ホームは向こうだと教えてくれる。 そしてお兄ちゃんも用があるらしく違うホームに。別れる時には、バイバーイとお互いの手をパンと 叩き合って、とってもフレンドリー。ほんま、おもしろいお兄ちゃんだった。

Jubillee線でGreeen Parkまで。おっ、そういえば、Jubillee線って 乗るの初めてだ！。今日は夕方の地下鉄、そんなに混んでいない。やっぱ、日曜日だからラッシュが ないんだろうな。
再びバッキンガム宮殿へ舞い戻ってきた。夕暮れ時のバッキンガム宮殿は、朝の感じとも雰囲気が違って いい。観光客もまばらで、さっきの騒動がウソのようだ。
ST.James's Parkで湖の見えるベンチに座って、この日記を書いてると、遠くの方から演奏が聞こえてきて、 すっごい優雅な感じ。
そよそよと気持ちのいい風も吹いて、きれいな夕日も見えるし。そんな感じでのんびりしてたら、もう８時 過ぎてる。えっ、もう８時かぁ、早いなぁ。まだまだ明るいのに、ほんとフシギ。日本に帰ったら、 一日がすごく短く感じそう。そろそろ帰ろうかな。どう行ったら駅があったっけ？。
The Mallをバッキンガム宮殿の方向に歩いて、さっき来た道を通ろうかな。あ、でもこのThe Mall と直角にある同じレンガ色の道に入ってみよう。あー、もしや、これはSt.James's Palaceじゃない？！ 違うかなぁ？、よく分からんけど、そんな気がする。こじんまりしてるけど、雰囲気があってすごくイイ。
しばらく眺めてると、私がやってきた方向から１人の女性がやってきた。彼女が「この建物は何？」と 話し掛けてくる。
よく分からないながらも「たぶんSt.James's Palaceだと思う」と答えた。
彼女はブラジルから来てるんだって。今は冬ですっごい寒いって言ってた。そうかー、そうよね。でも、 なんか今が冬なんてへんな感じ。やっぱ広いね、世界って！。

それから、どこをどう歩いたのか・・・とにかく初めての道を探検しながら、地下鉄の駅 Green Parkに到着。Piccadilly線で Russell Squareへ。
わが家に着いて、ちょっと帰りの準備。そしてシャワーを浴びて、ＰＭ１１時１０分。あーあー、もう last nightかぁ。ほんまにあっちゅう間だった。
ほんまに来てよかった！いろんなもの見て、いろんな人に出会って、とにかくすごくいい経験が できた。すごく成長できたような気がする！。
明日の今頃はもうとっくに飛行機の中だ。明日も半日は行動できるわけだし、まだまだロンドンを満喫 するぞーっっ！！。

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