7月12日(月)ロンドン!最終日
あっという間の最終日

Good Morning! 今日も相変わらずとってもいい天気。
今日でこのわが家ともお別れかと思うと寂しくなってくる。最後の朝食、味わって食べた。シリアルなんて 2回もおかわりして・・ちょっと味わいすぎ。存分に朝食を味わって部屋に戻り、本格的に荷物の整理 開始。
ほんまにこの荷物、全部入るんかなと心配だったけど、持ってきてたスポーツバッグが大活躍でなんとか 無事納まった。忘れ物はないか再度部屋中をチェックしてcheck out。
フロントにはいつものおじさん。鍵を渡して、荷物を預かってほしいとお願いすると、最初に来た時と 同じように食堂の奥の部屋に置いといていいって。サンキュウー。
ドアを開けると、いつも朝食の用意をしてくれる、お姉さんとちょっと太めのおばさんが忙しそうに、 パンを焼いたり、コーヒー入れたりしてる。 私が「荷物を置かせてもらうね」と声をかけると、2人ともニコニコしながら「いいよ、もう今日帰るの?」 「楽しかった?」と話し掛けてくる。
これにはビックリ。・・だって、朝食持ってきてくれる時とかは、全然何もしゃべらんし、無表情だし、 めちゃめちゃ無愛想だったもん。なんか感じわるぅーって思ってたけど、なーんだほんまは2人とも イイ人なんじゃん。やっぱ、誰でも笑顔がいちばんっっ!。

セント・ポール大聖堂へ

そして出発。今日こそはセント・ポール大聖堂の中を見学 したい。そんなわけで、まずはPiccadilly線でHolborn。 そこからCentral線でSt.Paul'sへ。
駅の外に出たはいいが、どこにセント・ポール大聖堂あるんだろう?。すぐ目の前にあるものかと思って たのに。地図を出して確認しようとしてると、おばさんが「どこ行くの?」と声をかけてくれて、 「セント・ポール大聖堂に行きたいんだけど・・・」って言うと、親切に教えてくれた。
ほんま、みんな優しいよね。日本だったら、聞かれたら教えるってことはあっても、なかなか「どうしたの?」 って声かける人はいないように思う。見習え!日本人って感じ。
おばさんに教えてもらったとおり歩いて行くと、大聖堂の正面に着いた。どうやら私は大聖堂の裏のほうに いたらしい。
今日はちゃんと中に入って見学できるみたい。よかったぁ。受付のお姉さんに入場料£4.00払うと、 「どこから来たの?、学生?」とか聞かれて、少しおしゃべり。すごく感じのいいお姉さん。
私が「一昨日、来たんだけど中に入れなくて・・・今日は入れてよかった」って言うと、彼女もニコニコ して「じゃあ、ゆっくり見学して行ってね」と言って日本語のパンフをくれた。
そして、そのパンフを開いてどういう順番で見て行ったらいいかとか、いろいろ教えてくれた。 そんなわけで、お姉さんに教えてもらった道順で見学開始。

とにかく入った途端、絶句!。もうほんまにスゴイとしか言いようがない。とりあえず広い。 すごく奥行きがあって、祭壇なんてはるかかなただし、天井も高い。そして天井画もすごいキレイ。
ちょうど太陽の光が当たってキラキラ輝いて、ステンドグラスもすごいキレイだし。日本にある教会 と比べること自体が間違いなんだろうけど、ほんまスケールが違う。違いすぎる。
私も一度ここの礼拝に出席してみたいなぁ。そして、なんと地下もある。
地下には、クリストファー・レンの墓石やいろいろな記念碑があって、すごい静かというか、さすがに ちょいと暗い感じ。それから、その向こうの方にはショップやカフェもあってびっくり。
この大聖堂の中は撮影禁止で、全然写真撮れないからこれはちょうどいいと、ショップで数枚のポストカード を購入。ほんま、お母さんがこれを見たらビックリするだろうな。

怪現象!?”囁きの回廊”

続いて回廊に行こう。ここ上がるのに別に入場料がいるらしい。 £3.50。最初にいっぺんに払うんだったらいいのに、めんどくさっ。
そして「囁きの回廊」を目指して階段を上がって行く。たしか、囁きの回廊まで259段の階段が あるって、何かのガイドブックに書いてあったけ。すごくゆるやかな段差もあまりない螺旋階段が続いている。 こりゃせっかくだから数えながら上がろっ!。ってことで1・2・3・・と数えながら進む。
そして到着。私のカウントでは260段なんだけど、1段数え間違えたんかなー?。
下を見下ろすと、すごい高さ。さすが259段上がってきただけある。ドームの天井画もすごく近い。近くで 見て、改めてその美しさに感動。このドームの直径って約34mあるんだって。そうか、たしかにっ。向こう側 がすごい遠いもん。
回廊をゆっくり歩きながら見渡してると、日本人3人組が回廊の向こう側に2人とこっち側に1人に別れて、 壁に向かってしゃべってる。今、私は1人でいる子の隣に立ってるの。
で、その子が普通に、隣にいる人に話しかけるぐらいの声で壁に向かって「コンタクト落として大変だったよ」 って言うと、真反対にいるはずの2人組が「大丈夫だった?みつかった?」と答える。
す・す・すごいよねー!
だって話し相手は、はるか34m向こうにいるのに・・・。こんな普通のトーンで、普通に会話してるんよ。
すごい<<囁きの回廊>>!!
「建築上の音響効果で、こういう小さな音が反対側ではっきりと聞き取れる」って本を読んで知っていたけど、 実際こうやって目のあたりにしてみるとすごい不思議。なんで?、どういう仕組みになってんだろ?、ごく普通 の壁なのに・・・。
ひゃー、なんで?、すごいよー!!ほんま、これにはかなりビックリ&感動。私も1人じゃなかったら 、間違いなくはりきって会話しただろうな。

それから、更に螺旋階段を上がってく。さっきまでの螺旋階段とは違って、すごく狭くて急な階段。窓が あるわけじゃなし、両側は壁で真っ暗だし、幅なんてほんま人1人通るのがいっぱいいっぱい。
この階段いつまで続くんだろ?、と思いつつ進んで行くと、光が見えた。おー、やっと着いたか。すごい 眩しい。
すごーい、テムズ川にタワーブリッジとかロンドン中が見渡せる。いーい景色。
私があまりに1人でワーワー叫んでるんで、そこに立ってた係のお兄さんとおばさんが「すごいでしょー」 と話し掛けてきて、写真を撮ってくれた。お兄さんは手すりから身を乗り出して、落ちるマネなんかして 笑わかしてくれる。
その展望台をぐるーっと一周して元の場所に戻ると、さっきのお兄さんとおばさんが「まだ上に行けるよ」 と教えてくれる。えーっっ、まだ上があるん?!すっごいなぁ。
そういうわけで、再び螺旋階段を上がって行く。こっからの螺旋階段はまた更に急で狭い。ほんま非常階段 って感じで。これ、ほんまに観光客用の階段なん?って感じ。
私のまわりには誰もいない、私ひとりっきりでこの階段上がってるからいいものの、人が多い時って、 すっごいことになってるんだろうなぁ。下を見るとけっこうコワイ・・・。しっかり手すりを持って上がって く。そしてやーっと最終ポイントに到着。
こっからの眺めはこれまたかーなりイイ。よくここまで上がってきたよ。すごい達成感!。風が心地いい。

それから今度は地上めざして、螺旋階段を降りていく。降りるのはラクチン。あっという間に囁きの回廊 の所まで戻ってきた。ここからはゆるやかな螺旋階段。
ここで上がってくるおじさんとすれ違う。おじさんと目が合ったから、「まだまだ先は長いよー」って 言うと、彼は「フーッ!」と汗を拭くしぐさ。笑ってしまった。がんばれー!でもほんま、お年寄り とかって、上まで行くの大変だろうな。ほんま、すごい階段だもん。
そしてあっという間に1階に到着。再度、大聖堂の美しさに感動しながら出口へ向かう。ほんま、セント・ ポール大聖堂、入れてよかった。ロンドンのいろんな所を見学したけど、その中で一番感動したかもっ。 それぐらいスゴかった。

念願のFISH & CHIPS

それからSt.Paul'sからCentral線で Bond Streetへ。ここ、駅ビルって感じで、ちょっとしたお店がいろいろあって面白そうなんで ウロウロ。
そしておなじみのOxford St.を歩く。そうだ!おなかも空いてきたし、昨日買えなかった Fish & Chipsを買おう。
お店のお兄さんにFish & Chipsを注文すると、まずは入れ物いっぱいにポテトを敷き詰めてくれて、その上 に白身魚のフライをドンッと置いてケチャップをかけてくれた。£2.50。すーごいポテトいっぱい!。 魚、でかっ!。フライが入れ物からはみだしてるもん。
公園でのんびり食べたいけど、この辺見当たらんし、わが家近くの公園に戻ってそこでたべよう。ポテト をちょこちょこつまみながら、Bond St.からCentral線でHolborn、 そっからPiccadilly線でRussell Square。いちばん近い公園 Russell Squareへ行ってみると天気もいいし、人たくさん。
私も芝生に座る。食べる前にこのFish & Chipsを写真に撮っておこうと思って、芝生に置いて写真を撮ってる と、近くで本を読んでいたおじさんがニコニコ、そしてフシギそうな顔で私を見てる。
「なんで写真撮ってるの?」って。私が「えっ、珍しいから。イギリスならではって感じだから」って言う と、理解できないって感じで苦笑いしてる。そしてFish & Chipsを食べながら、おじさんとちょっとおしゃべり。
うん、食べてみれば普通の魚のフライにポテト。ま、とりあえず念願のFish & Chipsを食べれたってことで。 そんな感じで公園でのんびりしてると、PM1時40分。

3時過ぎには地下鉄に乗ってヒースロー空港に向かわねば。いっつもチケット売り場混んでるから、先に チケット買っとこうってことで、再びRussell Squareに行ってチケット購入。
そしてわが家に戻りながら、帰り道にあるお店で紅茶とかクッキーとかお土産を買って、すっごい重い ・・・。これ、ほんまに持って帰れるんか・・・わたし・・?!。
まー、どうにかなるかっ。わが家に着いて、さっそく荷物整理。リュックもスポーツバッグもぱんぱん。 でもなんとか入ってよかった。そしてバスルームを借りて、顔洗って歯磨きして準備万端。
大荷物を持つと、ほんまにもう帰るんだなと実感する。PM2時20分、わが家をあとにして最後に もう一度Russell Squareで休息。この公園も見納めかぁ。
いろんなことがあったよね。この5日間でとりあえず地下鉄はかなり把握できたけど、結局バスはさっぱり 分からん。そして、道は断片的にはずいぶん分かるようになったけど、どこをどう行けばどこに出るとか、 そういうのは難しい。次来たらバスを極めたいなー。ずっといい天気だったし、いろんな出会いも あったし、来てよかった!ばいばいRussell Square!

ヒースロー空港にて、「小銭使わんくちゃ!」

PM3時Russell Squareの着くと、やっぱりチケット売り場には 行列がっっ。よかった、先にチケット買っといて。大正解!。そしてヒースロー空港行きの地下鉄に乗車。 ってことは4時過ぎには空港に着くでしょう。地下鉄、あまり混んでない。よかった。
この大荷物で混んでたら・・・と思うとゾーッとする。Zone3,4ぐらいになってくると、地上走行 で電車に乗ってる気分。乗ってる人もかなり少ない。Piccadilly線の分岐点で隣に座ってる黒人の女性に この電車ちゃんとヒースロー空港に行くかを尋ねたら、Yesの答え。
よし、OKだ。暇でバッグの中探ってみると、結局一度も使わなかった折り紙が・・・。あーあ、Rezさん に会った時、この折り紙持ってたらなーと再び残念に思う。
暇つぶしに鶴を折ろう。お、完成。と、なんとなく視線を感じる。ななめ前に座ってる2人組の女性が ニコニコして完成した鶴を見てる。そして、その隣のおばあさんもニコニコして見てる。おー、なんだか とってもなごやかな雰囲気じゃん。
思わぬところで、折り紙が大活躍
で、鶴を1人の女性に"Present for you"って手渡すと、とってもうれしそう。私もうれしい。彼女は 珍しそうに逆さにしてみたり、いろいろ観察してる。そして私に「難しそうね」と言ってびっくりしている。
いやいや、日本人にとっては難しいことではないんですっっ。その女性2人組は私が降りる一つ手前で下車。 ばいばーい!。そして、すぐHeathrow Terminal 1,2,3に到着。ちょうど地下鉄に乗ってから1時間 たってる。このホームからチェックイン・カウンターまでが、これまた遠いんよね。

さ、ターミナル3に着いた。チェックインはどこで?・・ZoneDって表示出てる。さっそく、カウンターで リュック預けて、通路側の席を希望したら、OKって。よしっ、これで少しは身軽になった。
そりゃそのはず、リュック預ける時に量った重さ見たら、9.8sだった。そ・そんなに重かったんだぁ・・・。 背負ってたからそんなに重く感じなかったんやろね。
只今PM4時半。Boarding timeは5時45分だから、まだ時間あるしRezさんにお礼のTelしてみよう。 そんなわけで電話の前。どうやら£1,£2,50p,10pのコインが使えるらしい。手元のコイン見ると10pは持って ない。とりあえず、£1と50pコインを入れてTel。あ、留守電だ、どうしよう?!、思わず切ってしまった。 電話の表示を見ると、10p使ったことになっているけど、£1コインしか戻ってこない。どうやら、日本の 公衆電話と100円玉入れてもお釣が出ないのと同じらしい。
そっか、一つ勉強になりました。じゃあ、10pコインをgetしようってことで、チョコ買って10pコイン2枚 get。買ったばかりのチョコ食べながら電話のところへ。
やっぱ、留守電になる。仕方ない、メッセージ入れとこっ。いまいちちゃんと入ってんか、心配だけど・・・ 大丈夫っしょ?!。
そして残ってるポンドを円に両替。で、コイン£2.14残ってる。ぴったり何か買えないかなぁ?。お店で 計算しながらいろいろ見るけど、やっぱりピッタリってのは難しい。
結局、クッキーとチョコ買って £2.10。PM5時20分、まだGateがどこか分かんない。適当な所に座ってチョコ食べて、はみがき。
PM5時半すぎ、モニター見るとGate26だって。

さよならロンドン

じゃ、出国手続き。手荷物検査にひっかかる・・・。なんで?、荷物 開けられるし。それから、またGate26までが遠いのなんのって。ほんま広い。
そして、PM6時45分take off。あー、さらばロンドン・・・

ウトウトしつつ、気がつくとPM9時過ぎだ。夕食、パスタ or チキン or フィッシュ。パスタをおいしく 食べて、PM10時過ぎ機内は暗くなった。
けど私は眠くない。目の前のモニターでどうやらゲームもできるらしい。オセロとかピラミッドとか神経 衰弱とか、いろいろ。これがけっこうはまるっっ!。で、気がついたら、もうすぐAM1時・・・。 目も疲れるはずだ・・・。なんとなく寝たり起きたりを繰り返しながらAM5時40分、朝食。ってゆーか 、もうすぐ着く香港はお昼過ぎだから、これランチ?。オムレツとヨーグルト、おいしかった。
そしてロンドン時間AM6時半香港着。香港はPM1時半。なんかへんな感じ。うわっ、外、暑っっ。
Gate49から出発だ。これまたGate49は遠い、いちばん遠いじゃん。
PM2時50分出発予定がちょっと遅れて3時過ぎにtake off。行きと同じく一旦台北着。
PM5時半台北を出発。機内食を食べてボーッとしてると香港時間PM7時。ってことは日本時間PM8 時。じゃもうすぐ着くんだぁ。長いフライトだったような、そうでもなかったようなフシギな感じ。
今日中に広島に帰れるんかなぁ?。PM8時25分予定より少し早く福岡着。おー、着いた。
荷物もすぐ出てきてPM9時7分の博多行きのバスにも余裕で間に合った。うーん、とってもスムーズ、 なんてラッキー!、このバスに乗れんかったら、OUTだった。
博多からPM9時40分広島行き最終の新幹線に乗って、PM11時25分無事広島着。ほんまに帰って きたって感じ。帰りのタクシーでは、運転手さんの「どこに行ってきたの?」って質問からいろいろと 話が盛り上がって、運転手さん道を間違えるし、大笑いしてしまった。
PM11時45分、やーーっとわが家に到着!!。

こうして、みえの初めての一人旅は、The End

本当に最高に素晴らしい旅となりました。

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