第2幕 クライストチャーチからクィーンズタウンまで
長いバスの旅も全然あきない

さてクライストチャーチで二泊した本日、クィーンズタウンへの バス旅行である。途中マウント・クックへ寄り道したりしながら、700km以上の行程となる。
朝7時にバスが来る、と聞いていたのに来たのはワゴン車。・・・まさかこれで行くわけじゃないだろうな ・・・疑いながら乗車し、途中で新婚さん二組を拾いながら大型バスがいる、とあるホテル前へ到着。
バスは2台で日本人ばっかりのと、”それ以外”に分乗して2台仲良く出発。
クライストチャーチ周辺はカンタベリー平原と呼ばれる広大な平野で、遠くに見える山々がなかなか 近づいてこないほど。

ジェラルディン(Geraldine)という小さな町にトイレタイムで寄った他、バスはひたすら走る。
出発から4時間後、テカポ湖(Lake TEKAPO)に到着し2回目の休憩。山道を長い間走ってきた私達 にはオアシスである。岸辺に咲くルピナスと、エメラルド・グリーンの湖面、そして背景には万年雪を羽織った山。これは すごい!ニュージーランドでは湖を何個所かで見たが、テカポ湖が最高。
出発までのわずかな時間を利用して、バスの外でタバコを吸ってると、新婚さんのダンナ2人が寄って来て 「タバコ吸うのに苦労しますよね」と、各自が携帯吸い殻入れを手にしばし談笑の図。

これがテカポ湖
石灰質が解けこんで、かもしだす
と言われるエメラルド・グリーン
の水面。ルピナスの群生。
素晴らしいロケーションです。
★五つの推薦
バスはマウント・クック目指して走り出した。走り出して間もなく、前方にマウント・クックがチラチラ と姿を見せ始めた。
午後1時近く、私達のバスはマウント・クックの麓のマウント・クック村へ到着し、ランチ・タイム。
ここでは1時間たっぷり休憩するので、ゆっくり食事を摂り、外で景色を堪能できる・はずだ・った。のに、 外のラウンジで座ってると、目の前にバスが次から次へと止まり、視界が塞がれる。

このバスツアーの乗客は、ここから違う場所へ行く人や、クィーンズタウンへ飛行機で行く人などがいて 半分に減ったため、2台の乗客は1台にまとめられて出発となった。
出発して30分ほどで、バスは急停車、なんと!、道路を羊の群れがふさいでいる!これがニュージーランドだ!
ホントに絵に描いたような、ニュージーランドの風景がそこにはあった。私は一瞬、やらせじゃないか と思ったほど。テレビじゃないんだから、そんなわけないけど。

こんな写真どこかで見たような・・・
別の牧草地に移動する途中らしいが、羊
はもちろんのこと、牧童もバスの運転手
もあわてもせず、ノンビリしたもの
私の"スクープ写真"です
クィーンズタウンまで約5時間、2回ほどの休憩をはさんで一気に走った。クライストチャーチからは、 バスに乗ってた時間は延べ約9時間!、レンタカーで初めての道じゃあ無理かな?。
クィーンズタウンには高台から谷へ降りていく感じで、切り立った崖の間に湖があり、湖岸に町が張り付いている。 平地などほとんどない。
バスは乗客をそれぞれのホテルに降ろしながら、狭い町並みを窮屈そうに進む。Mr.バス・ドライバー、長い 時間ご苦労さんでした。
私達が降りたホテル(RYDGES)にはちゃんと係員が迎えに出てる。

クィーンズタウンでの夕食

ホテルはこのワカテプ湖(Lake WAKATIPU)に面していて、部屋 からも一望できる、いいロケーションになっている。湖岸に沿って10分弱歩くと、商店街があるので、とりあえず、 行ってレストランを探すことにした。

ワカティプ湖とアーンスロー号
両側に壁のようにそびえる岩山は
木一本はえそうにもない。
太古の時代に氷河にけずられ、湖
ができた。日本にはない景色です。
ホテルからのワン・ショット。
それにしても今日は寒い。風が強く湖の波も高いので、明日こんな波で遊覧船に乗ったら船酔いしそうだ。
谷から吹いてくる風は、”風の谷のナウシカ”を連想させる。
クィーンズタウンは2ヶ月ほど前に洪水に襲われたそうで、岸に近い店などではまだ開店できないでいる 店が目に付く。私達は、最初に見つけた中華レストランに入った。
一歩店に入ると、めちゃくちゃ賑やか。店の中央にある大型円テーブルの若者グループが、大騒ぎをして いて、あとの客は静か、まゆをひそめている客もいる。
中国人の同郷かなにかで、懐かしくてはしゃいで いるのかナと、よく聞いてると、エッ!なんと!日本語をしゃべっている。
もう、日本の居酒屋で大騒ぎする図がここで再現されている。彼らが出て行った後の静かなこと!
私自身はあまり中華レストランの味というのは、経験が少なくて批評できないが、まあまあおいしかった。 下戸なのだが、地ビールがウマイ!。店の名はたぶん、Memories of HONG KONGメモリーズ・オブ・ホンコン だと思う。

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