第4幕 クィーンズタウンからロトルアまで
南島に別れを告げて

今日は12月8日、クィーンズタウンを立つ日。 ここの空港からクライストチャーチへ飛び、乗り継いで北島のロトルアまで飛ぶ。

クィーンズタウンの空港。
のーんびりした雰囲気がいい。
ここからクライストチャーチまで
双発のプロペラ機で飛んだ。
オヤジ殿はというと、悪くはなってない様子でひと安心。
係員さんがロビーに迎えにきてくれるので、落ち合って出発。今日も素晴らしい良い天気。
クィーンズタウン空港から珍しくプロペラ機。マウント・クックをかすめるように飛ぶコースのようで、 私の斜め前の女性が、私に見れと言う。あれがマウント・クックだと教えてくれる。親切だ、”どうせ 私は観光客ですよ”ありがとさん。
飛行機から見て発見したことがある。なだらかな山が続く内陸部あたりでは、その山々の尾根沿いにけもの 道のように続く道が延々と付いている。
ははーん、これがトレッキングのコースなんだな。
日本の山歩きと違うのは、山に樹木がないことである。雨が少ないのか、茶色の短い草程度しか見えない。 そのために、見通しが良くて、眺めがいいことは間違いない。・・・今度来る時は歩きたい・・・・。

マオリの里・ロトルア

クライストチャーチで乗り換えて、今度はジェット機。
ロトルアに降りるとやはり、北へ千km近く移動したせいか、気温は高いと感じる。
空港へ出迎えてくれた係員は、マイケルというニュージーランダーだった。・・これは面白くなるぞ・・ 密かに思う。英会話の実験台にぴったりだ!
ここでもロトルア市内を2時間ほど案内してくれてから、チェックインする予定である。 マイケルにさっそく、父親が風邪気味でチェックインには早すぎる時刻なのは分かるが、何とかチェックイン できないかと、頼んでみた。
あっさり”OK”
部屋におやじを休ませといて、私と母親とで市内周遊すれば係員さんとしての仕事もこなせるから、三方 まるく納まるだろう。という考えからである。
と、部屋に入るとじーさん「おれ気分いいから、いっしょにいくわ」と言い出し、結局全員出発。

マオリの博物館。
先住民のマオリ族の聖地か。
生活様式などがわかるように
展示されている。
右端が案内のマイケル。

サービスで付いてる、この市内周遊はなかなか面白かった。
係員マイケルは日本語がヘッタクソで、案内の内容は慣れてるからスムーズ。しかし予期せぬ質問をすると、 言葉が出ずにつまる。私が「英語で答えていいよ」と言うと、当たり前だけどウマイ英語で答える。
はるか昔のニュージーランドを再現した公園では、かの鳥キィウィ(KIWI)も見ることができた。
ホテルに戻ってから、私ひとりで付近をぶらつきながら、雑貨屋に入りフィルムを買いに寄った。店の外の 椅子にマオリ族の太ったおばさん二人が大声で談笑中。どっちかが、店主のはずだが入ってこようともしない。
仕方ないので客である私が外に出て、「フィルムある?」と聞くと一人のおばさんが「フィ?なぬ?」 って感じで聞き返してきたので、私もあわてて・・アレ?フィルムって英語でなんて言うんだっけ?・・ なんて考えて、・・フィルムでいいじゃねーか、発音悪かったかナ・・Film!
そのフィルムを手に持ったまま郵便局に入り、カレンダーを買った。その時同じフィルムがここでも売っている のに気づいたと同時に、局員は「それは?」と私の手に持ったフィルムを指差している。マズイ!、 釈明したが一瞬疑われてた。
この日の夕食はマオリ料理と決まっている。マオリ族の儀式から始まって長ーーい前置きの後に食事。・・・ あんまりこーいうのって苦手。そうそうに退散。

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