少し背伸び/おまけ
「こういう目線での会話も悪くないな」
「あら、私の楽しみを取らないでくれるかしら?」
建物の柱に背を預けて佇む相棒に、一段上の階段の上から声をかける。
素足で並んでも僅かに負けている長身の彼女が、高いヒールの靴を常に履いているから
バルフレアはいつも見下ろされる側である。
「お前さんの上目遣い、悪くないな」
「あなたの方が可愛いわ」
「おいおい、気持ち悪い事言うなって」
クスリと笑う相棒の前ではいつまでたっても成長した気がしなくて、
バルフレアは困るのだった。
■ モドル ■
バルフラなんだか。フランにいじられるバルフレアさん。