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※(注)はページ下部に記載してあります |
まずMIDIシーケンスソフトを用いてデータを入力(曲を作成)します。作成方法は各シーケンサで異なりますので、サポートページなどを利用しMIDIファイルを作成して下さい。 ※必ず2小節目(2:00:000以降)から入力(注1)してください。2小節目から曲を入力すると変換後の着メロがうまくループしませんが、うまくループさせる方法は次項(MIDI→SMAF)で説明します。 |
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次に音符を入力した各トラック(注2)にコントロールチェンジ(注3)を設定します。設定するコントロールチェンジは
@0番(Bank Select MSB) A32番(Bank Select LSB) B55番(名前ナシ)
を@→A→Bの順で曲の頭(1小節目)に挿入します。(下の反転している部分参照) その後に必ずプログラムチェンジ(音色設定)(注4)を入力してください。 |
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・Bank SelectとはMIDI上で着メロ用の音色を設定するものであると考えて下さい。着メロには大きく分けて2種類の音色(ノーマル音色とドラム音色)がありますのでコントロールチェンジを指定する各トラックで
@ノーマル音色を指定する場合はBank Select MSBを122に使用します。
Aドラム音色を指定する場合はBank Select MSBを123に使用します。
・16和音着メロの音源はFM音源(注5)で、各トラックで
@2op(オペレータ)のFM音源を使用したい場合はBank Select LSBを0。
A4opのFM音源を使用したい場合はBank Select LSBを1を設定します。
・コントロールナンバー55番には指定したトラックの最大同時発音数(注6)を入力します。但しドラム音色のみ最大同時発音数ではなくて、使用する楽器の合計数を入力してください。
※上図を例にとるとこのトラックはノーマル音色でFM音源2opで同時発音数は1音です。 |
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注意@ 16和音着メロ→(同時発音数の合計)≦16を厳守して下さい。16を超えてしまうと変換の段階でエラー がでます。
注意A (FM音源で使用するop(オペレータ)数の合計)≦32となるようにして下さい。
※op数の計算法
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(例)Bank Select MSBが122、LSBが1、コントロールナンバー55番が3
→最大同時発音数は3で、1音につき4opの音色を使用しているので4op×3=12opが合計のop数になります。
従って全て4op音色を使うと32op÷4op=8和音となり全て2opの音色を使うと32op÷2op=16和音となります。(即ち16和音とは「最大16和音」を示しています)
4op音色を使うと和音数が減少するので、Bank Select LSBを1に設定するトラックは曲の構成上、音色に厚みを出したい時に使用するといいでしょう。 |
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これを全てのトラックで設定してください。ここで1つでも間違いがあると着メロにうまく変換されません。(エラーメッセージが出ます)
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注意事項のまとめ |
- Bank Select MSBとLSB、またコントロールチェンジ55番は設定しましたか?
- 各トラックで設定したコントロール55番の値(最大同時発音数)の合計が16を超えてませんか?
- 各トラックにおいて(コントロール55番の値)×(そのトラックで使用するFM音源のOP数)を計算し、その合計が32を超えていませんか?
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(注1)必ず2小節目(2:00:000以降)から入力
1小節目は演奏情報などを入力する必要があるためです。
(注2)トラック
トラックとは1つの音色(ピアノ、ギター、ドラムなど)を使って入力された演奏情報をひとまとめにしたものです。従って、同一トラック内での音色変更はできません。
(注3)コントロールチェンジ
コントロールチェンジとは、曲の演奏や音色に変化などに関する情報を扱うもので 0番〜127番までの番号(コントロールナンバーと言います)によって効果を決める事が出来ます。例えばコントロールナンバー7番でボリュームを(128段階)指定することができます。0番、7番、11番、32番などがよく使用するコントロールナンバーです。
(注4)プログラムチェンジ(音色設定)
プログラムチェンジとは、音色を定めるもので1番〜128番までの番号がついており、番号によって音色が1つ決まります。
(注5)FM音源
FM音源とは簡単な波形の音例えばサイン波をだすオペレータを複数個組み合わせて、お互いに変調しながら音をだす方式の音源で、YAMAHAが開発しました。出力される波形にいろいろな変調をかける事によって、様々な音色をつくり出す事が可能です。オペレータの数が多い程、複雑な音色を作る事ができます。J-PHONE、AU用の着メロではこのFM音源を主に使用しています。また着メロに使われるFM音源は2つor4つの波を合成して作られるので、それを2op(2オペレータ)か4op(4オペレータ)と呼んでいるわけです。当然4つの波を合成する(4opで音色を作る)ほうがより複雑で厚みのある音ができます。
(注6)最大同時発音数
最大同時発音数とは1つのトラックの中で最大何個の音 が同時に鳴っているか?ということです。例えば、ギターでコードを弾いているのなら最大同時発音数は6(ギターの弦の数)です。 |