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※(注)はページ下部に記載してあります |
まずMIDIシーケンスソフトを用いてデータを入力(曲を作成)します。作成方法は各シーケンサで異なりますので、サポートページなどを利用しMIDIファイルを作成して下さい。 ※必ず2小節目(2:00:000以降)から入力(注1)してください。2小節目から曲を入力すると変換後の着メロがうまくループしませんが、うまくループさせる方法は次項(MIDI→SMAF)で説明します。 |
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次に音符を入力した各トラック(注2)にコントロールチェンジ(注3)を設定します。設定するコントロールチェンジは
@0番(Bank Select MSB) A32番(Bank Select LSB)
を@→Aの順で曲の頭(1小節目)に挿入します。(下の反転している部分参照) その後に必ずプログラムチェンジ(音色設定)(注4)を入力してください。 |
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・Bank SelectとはMIDI上で着メロ用の音色を設定するものであると考えて下さい。16和音着メロはFM音源からのみから為るものでしたが、40和音着メロは2種類の音源(FM音源とPCM音源(注5))があり、ドラムやストリングスなどにPCM音源を利用するとかなりリアルに聞こえます。音源の設定法は
@FM音源を指定する場合はBank Select MSBを124に使用します。
APCM音源を指定する場合はBank Select MSBを125に使用します。
※ドラム以外のパートにPCM音源を使用する場合は6.PCMについてをご覧下さい。
・注意点として、Bank Select MSB(以下BankM)は設定しなくても着メロに変換されます。しかし、その時は必ず2opのFM音源に変換されてしまいます。また、BankMを設定した場合は4opのFM音源に変換されるので、Bank Mを設定するトラックとしないトラックを作ることで、4opと2op混在のデータを作成することが可能です。
※シーケンサによっては10番目のトラックはドラム(PCM)に変換されます。
・Bank Select LSBについてですが
@Bank Select MSBが124(FM音源)→Bank Select LSBは0(又は1〜9)
ABank Select MSBが125(PCM音源)→Bank Select LSBは0
※FM音源で音色編集を行う場合はBank Select LSBを1〜9にする必要があります。上図を例にとるとこのトラックはノーマル音色のFM音源4opで音色編集不可です。 |
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注意@ 40和音=FM音源32和音+PCM音源8和音(最大同時発音数(注6)40音)という意味で「FM音源の最大同時発音数」≦32、「PCM音源の最大同時発音数」≦8を厳守して下さい。どちらか一方でも超えてしまうと変換の段階でエラー がでます。
注意A (FM音源で使用するop(オペレータ)数の合計)≦64となるようにして下さい。
※op数の計算法
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(例)Bank Select MSBが124、LSBが0、最大同時発音数を2とします。
→最大同時発音数は2で、1音につき4opの音色を使用しているので4op×2=8opが合計のop数になります。
従ってFM音源で全て4op音色を使うと64op÷4op=16和音となり全て2opの音色を使うと64op÷2op=32和音となります。(即ち40和音とは「最大40和音」を示しています)
4op音色を使うと和音数が減少するので、音色に厚みを出したいトラックに使用するといいでしょう。 |
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これを全てのトラックで設定してください。ここで1つでも間違いがあると着メロにうまく変換されません。(エラーメッセージが出ます)
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注意事項のまとめ |
- Bank Select MSBとLSBは設定しましたか?(特にLSB)
- FM音源の最大同時発音数の合計が32を超えてませんか?またPCM音源の最大同時発音数の合計が8を超えてませんか?
- FM音源を用いるトラック全てのop数の合計が64を超えていませんか?
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(注1)必ず2小節目(2:00:000以降)から入力
1小節目は演奏情報などを入力する必要があるためです。
(注2)トラック
トラックとは1つの音色(ピアノ、ギター、ドラムなど)を使って入力された演奏情報をひとまとめにしたものです。従って、同一トラック内での音色変更はできません。
(注3)コントロールチェンジ
コントロールチェンジとは、曲の演奏や音色に変化などに関する情報を扱うもので 0番〜127番までの番号(コントロールナンバーと言います)によって効果を決める事が出来ます。例えばコントロールナンバー7番でボリュームを(128段階)指定することができます。0番、7番、11番、32番などがよく使用するコントロールナンバーです。
(注4)プログラムチェンジ(音色設定)
プログラムチェンジとは、音色を定めるもので1番〜128番までの番号がついており、番号によって音色が1つ決まります。
(注5)FM音源とPCM音源
FM音源とは簡単な波形の音例えばサイン波をだすオペレータを複数個組み合わせて、お互いに変調しながら音をだす方式の音源で、YAMAHAが開発しました。出力される波形にいろいろな変調をかける事によって、様々な音色をつくり出す事が可能です。オペレータの数が多い程、複雑な音色を作る事ができます。J-PHONE、AU用の着メロではこのFM音源を主に使用しています。また着メロに使われるFM音源は2つor4つの波を合成して作られるので、それを2op(2オペレータ)か4op(4オペレータ)と呼んでいるわけです。当然4つの波を合成する(4opで音色を作る)ほうがより複雑で厚みのある音ができます。
PCMとはPulse Code Modulationの略で、音声をデジタルデータに変換する代表的な方式です。音を一定時間ごとに区切り、それぞれを数値化します。このとき、1秒間を何回に区切るか(サンプリング周波数)と、数値化の際に何ビットで表すか(量子化ビット数)で、データの品質が決定されます。PCMにより録音されたデータをあらかじめ内蔵したLSIが、PCM音源と呼ばれる音源チップです。
(注6)最大同時発音数
最大同時発音数とは1つのトラックの中で最大何個の音 が同時に鳴っているか?ということです。例えば、ギターでコードを弾いているのなら最大同時発音数は6(ギターの弦の数)です。 |