過去記(2003/07)


 

2003/07/30 (晴)
 

「今まで食べたパンの枚数を覚えているか?」

 
 

 結婚して早10ヶ月が経ち
 

 そろそろ新婚の雰囲気もなくなりました
 

 「ご飯にする?お風呂にする?それともワ・タ・シ?」
 

 なんてのは皆無なわけで
 

 机にノートパソコン2台並べて
 

 2人そろってエミュレータでドラクエYやったり
 

 影武者徳川家康を読んでる横で
 

 北斗の拳を全巻読破してたりするわけです
 

 もちろんベッドトークも甘いムードなんかありません
 
 
 

 「なあ?」
 

 「ん?」
 

 「”妖かしの星、妖星のユダ様”って呼ばれるのと額にUD”って書かかれるのんどっちがええ?」
 

 「いやいや、どっちも嫌やから。てか”UD”て、なんでユダのものになってんねん!」 参考
 

 「あ〜、まあまあ、それはええがな。で、どっち?」
 

 「つーか、”妖かしの星、妖星のユダ様”って呼ぶほうも恥ずかしくないか?」
 

 「いや全然。(きっぱり)んで、どっちよ?」
 

 「はっきりせえへんかったら携帯の待受画面ユダ様の裸体にすんで?」
 

 「それは勘弁して下さい。」
 

 「鏡の前で手クロスしてるのと左手上げてるのんとどっちがええ?」
 

 「だから、それは勘弁して下さい。・・・・でも、まあどっちかっていうと左手上げてる方かな。」 参考
 

 「あの両方からきてる褌みたいなんが最高やね。」
 

 「でも、それにされたらお前の携帯の画面アミバにすんで?」
 

 「ええよ別に。ユダより全然ましやし。てかなんやったら携帯開けた時に声とか出てもええぐらいや。」
 

 「”うわらば”とか?」
 

 「うん、そうそう。」
 

 「死んどるけどな、それ。」
 

 「まあな。あぁ〜、なんか携帯に貼るシールとか欲しいよなぁ」
 

 「今の携帯青いし。雲のジュウザとかええ感じじゃない?」
 

 「いや、青いんは空やろ。雲やねんから白のやつじゃないと。」
 

 「そうか〜。」
 

 「ってことで海やね。海のリハク。」
 

 「”このリハクの目をもってしても見抜けなんだ”って書いて、目にプッスーって節穴開けよか。」
 

 「うわ、それええな。ほんまにやろかなぁ・・・。」
 

 「あっそれか、2人同じ携帯やしライガフウガにしよーや。」
 

 「どっちがどっちなんかわからへんがな。てかそんなシールないやろ、マイナーすぎるて。」
 

 「え〜、そうか?ドラクエYでパクられるぐらいメジャーやで?」
 

 「ああ、嘆きの巨人?」
 

 「うん。ありえへんよな。」
 

 「うん。”あの2人を引き合わせてはならぬ”とまで言うてたしな。」
 

 「まんますぎやっちゅうねんな。」
 

 そんなベッドトーク
 
 
 

 てか結婚したての頃にも同じようなこと書いてた気がする

 ある意味新婚のまま・・・
 

 


 

2003/07/31 (晴)
 

「ナチスの科学力は世界一ィィィィィ」

 
 

 以前私が勤めていた会社が
 

 給料未払→民事再生申請→倒産
 

 という素敵パターンでブッ潰れました
 

 私は潰れる前に民事再生申請の時点で
 

 上司に「今日辞めていいっすかね?」てな軽いノリで了承を得
 

 昼休みに文房具屋に行って封筒と便箋を購入し
 

 事務の人に「こんな感じでいいっすかね?」と聞きながら
 

 仕事中に書いた辞表を提出してその日にさっくり辞めました
 

 その後しばらく無職でしたが一応次の仕事のアテがあったため
 

 対して就職活動もしなかったのですが
 

 雇用保険の手当を頂くため
 

 何度かハローワークに通っていました
 

 さすが全国2位の失業率を誇る大阪(多分失業人数ならトップ)
 

 もう無職だらけで溢れてます(私も貢献)
 

 ただ中にはスーツを着てる人もいて
 

 真剣に仕事を探す意欲がひしひしと感じられました
 

 しかしこの不況の御時世そうそう仕事もみつからないようで
 

 暗い顔をした人が多かったように記憶してます
 
 
 

 しばらくして私はアテのあった会社に就職し
 

 今に至るわけですが
 

 ある日会社に私一人しかいない時に
 

 「すいませ〜ん」と訪れてきた人がいました
 

 私が入り口に向かうとそこには
 

 ケミカルなジーンズにヨレヨレのTシャツを詰め込み
 

 得体の知れないものが入ってそうな汚いカバンを持った男がいました
 

 「あの〜、ハローワークの求人見てきたんですが。」
 
 
 
 

 帰れ!
 
 
 
 

 そして真剣に仕事を探してる人達に謝れ
 
 
 


 

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