Bookmark2004 - 栞 at random -
本を読むのが好きです。 と言っても、純文学は苦手。
もっぱら図書館の新着コーナーで
パッと目に付いたものを借りてきて読んでいます。
だから<乱読>。それでも、せっかく出会えた本達なので
洒落た言い回しや気になったところをメモしておくことにしました。

皆さんがご本を選ぶときの目安に・・・はならないと思いますが、
ああ、こんな風に読んでるのか〜と興味を持っていただけたら、
そしてその感想を聞かせていただけたら幸せです。^^


2005年のノートへ

Date Title Author Memorandum.....φ(._. )
2004/
12/26
女の仕事道
 (文藝春秋)
大田垣晴子 読書上の注意 1.ステキな女性が沢山登場しますが、自分と比べて落ち込まないこと。2.共感したからといって急に転職しないこと。・・・(表紙)

自称”画文家”の著者が文字通り絵と文を駆使して女性が携わるさまざまな職業を紹介してくれる。華やかな職業も地道でハードな努力あってこそ。好きでないととても続くものではなさそうです。

2004/
12/26
仕事中だけ「うつ」に
 なる人たち
 (日本経済新聞社)
小杉正太郎
川上真史
私たちコンサルティングの世界では、「ストレスを感じない人間は絶対に成功しない」とよく言われます。しかし一方で、「そのストレスに押しつぶされてしまう人間も成功しない」とも言われるんです。(p80)

考えて考えて、どうしても解が出ないときに、ポーズを入れると、ポーンと何かが思い浮かぶときがありますよね。だから、創造的な仕事をしたいんだったら、ポーズはとても重要になると思います。(p139)

「あの人のようになりたい」というあこがれの人を見つけ出し、その人の真似をする。また、その人に相談をし、少しでもサポートを受けることができれば、ストレッサーの解決はさらに早くなるはずです。

中に”人付き合いスケール”という自己採点表があり、私は上級クラスでした。最近感じてたストレスもうまくかわせたようです^^

2004/
12/25
おどろき箱2
 (幻冬舎)
阿刀田高 「あのね。恋愛結婚のいいところは、喧嘩をしたときでも”むかし、あんなに仲のよかったときがあったわ”って思い出すことができるからだってサ」(p135)

転勤する父が息子に渡した箱。そこには色々なヒントを入れておくから時々開けて自分で考えろ、たくさん空想しろと言う。そして思いついた色々なお話がここにあります。アイデアの発見 とは”まず考えること”なのですね。

2004/
12/19
トラブルに
 ならないための
 インターネットマナー
 (技術評論社)
傍嶋恵子
菅原有希子
ネット歴○年なのになんで今更こんな本を?ですが、最近とあるところでトラブルに巻き込まれそうになり、一度初心に帰ってみようと思ったのです。このガイドには様々に個性的なキャラが登場して、インターネット上でのマナー=ネチケットをケース 別にマンガの形で教えてくれます。ちなみに私は”モニンちゃん”に近いかも・・*^-^; 締めとして、最近の出来事から一句。  『BBS 荒らしに 煽られ 嵐となる』 ――お互いに気をつけましょう!
2004/
12/16
中国の蝉は
 何と鳴く?
 (日系BP社/日系BP
            出版センター)
山口仲美 「日本人って、こういう言葉が大好きだから、音のない状態まで語音で写し取ってしまうのね。中国語では『無声』としか表しようがない場合も、日本人は「シーン」という擬態語で感覚的に表現するのよ。」(p20)

値引き交渉には、自在に話せる語学力、その他に「絶対やるぞ」という信念に基づいたタフなエネルギー、そして、阿吽の呼吸。三拍子そろって、ようやく中国人と対等に駆け引きができるのだった。(p126)

「・・・中国人は、最初と最後があって、途中が抜けています。だから見かけは同じでも、途中をしっかりやってないから、すぐに故障したり、壊れたりします。」(p142)

擬音語、擬態語は日本語の特色なのだそうです。著者が日本語講師として滞在した北京でのあれこれ。あちらはかなり手強そうですよ!

2004/
12/10
的を射る言葉
 (PHP研究所)
森博嗣 贈り物 天は二物を与えず、はそのとおり。三物以上与えるのが普通。(p9)
ミステリィ 「ウイアイマハヒレ!」と浜辺で叫んで立ち去った男の謎。(p32)
結果 やる気なんてあってもなくても、やれば同じ。(p41)
優しさと親切 「優しさ」は何もくれないけど、「親切」よりも嬉しい。(p66)
法則 前進するために必要なこと その2:ゴミ箱を空にする。(p85)

”ど真ん中ではなくぎりぎり擦っている”鋭い言葉たち。どれが好きかでセンスが知れてしまいそう;

2004/
12/9
女神の法則
 (世界文化社)
鏡リュウジ 面白いことに、ユング派の分析では世界中の神話や伝説をその比較材料にします。必要があれば、クライアントと一緒に古くからの物語を読んだりもします。実際、プロの分析家になるにはそれこそ膨大な神話の研究が必要だとされています。なぜ、神話なのか?それは、個人の無意識が夢に現れてくるのと同じように、民族の、あるいは人類に共通する無意識は神話のかたちで表現されていると考えているからです。(p15)

ユング心理学では、男性のなかの、内なる異性を”アニマ”、女性のなかの内なる異性を”アニムス”と呼びます。(p25)

プラトンの唱えた”自分の半身”とは自分のなかに隠されたもうひとつの無意識のキャラクターで、それを相手に投影するのが恋だという考え方は面白い。ちなみに私のアニマは”英雄”でした。あなたのは?

2004/
12/5
適応上手
 (角川書店)
永井明 多くの人にとって異物であるらしいぼくは、人種、国籍、イデオロギーという[括り]、いわゆる他人の氏素性を意識したことはあまりない。心寛(ゆる)やかで差別意識が希薄だというより、興味がないというほうが実情に近いだろう。金持ちにもいい奴もいやな奴もいる。貧乏な人も同様。黒人にもいい奴もいれば悪い奴もいる。白人もしかり。中国人もしかりである。そしてぼくは、いい奴(と言うか、波長の合う人)と付き合っていきたいと願っているだけだ。(p71)

ともかくも、死ぬまで自分の生きたいように生きる。楽しく生きる。それ以外のことは気にすることはないと思っている。(p189)

船医で作家、というとドクトルマンボウこと北杜夫氏を思い出す。海上暮らしをしたことのある人間にとって”オカ”での暮らしは”しがらみ”が多過ぎて面倒くさいだろうなぁ。いやなことは見ない、団体には極力属さない。そうやって生きていけたら楽ちんだよね。ただ、そういう人 (私も含めて;)の身近には、面倒な部分に関わってくれてる人がきっといるはずで。。感謝!

2004/
11/26
ハリー・ポッターと
 賢者の石/
ハリー・ポッターと
 秘密の部屋/
ハリー・ポッターと
 アズカバンの囚人
 (静山社)
J.K.ローリング 「・・・ハリー、自分がほんとうに何者かを示すのは、持っている能力ではなく、自分がどのような選択をするかということなんじゃよ」(第2巻p489)

「――ただ、これだけは言わにゃなんねぇ。おまえさんら二人なら、箒やネズミより友達の方を大切にすると、俺はそう思っとったぞ。」(第3巻p355)

既に映画化されているハリー・ポッターシリーズの1〜3。あの時ハリーは11歳だったんだなぁ。あのダズリー家で、チョコレートもなしによくぞあそこまで・・・と思うと感無量。

2004/
11/7
あなたの病気には
 意味がある
あんな病気にこんな効用
 
(光文社)
高田明和 原因不明の体の不調や不快を抱えている場合、診断がついたことで安心するということがあります。そういう人たちにとっては、病気は、ないよりも、あったほうが救いなのです。「病気」には、そんな効用もあります。病気とは、漂流中に見つかった無人島みたいなものだとも言えるのです。(p21)

血栓症・・血が固まりやすい体質は昔は英雄、肥満・・少々小太りの方が長生きする、うつ病・・知性や感性の低い人に鬱状態はない、など、病気とされ、問題視されていることの良い面を強調。「自分は健康ではない」と悩んでいる人に大きな安心感を与えてくれる一冊。

2004/
11/4
大人の仕事術
 (主婦の友社)
 
中島孝志 テレビ通販では初心者向けにあれもこれもとソフト満載のパソコンを販売しているが、二度、三度と購入している人、あるいはわたしのように何台も同時に使っているハードユーザーにとって使わないソフトは百害あって一利なし。起動が重たくなるだけだ。だから、せっかくのソフトだがいつも削除していたのである。不思議なことに、サービスというのは不足分には過敏に気づくけれども、過剰なものについてはなかなか気づかないものだ。その点、いま、世界で一人勝ちのデルコンピューターはこちらが望む仕様にソフトもハードも組み合わせて届けてくれる。(p140)

彼はその会社の営業マンになってセールスして歩いた。商品パンフレットを借りては、知り合いの会社に次々に売り込みを図った、という。なにしろ、お金がない。だから、代金を払ってもらえない。逆立ちしてもないものはない。払えないものは払えない。だから、四の五のいう暇があるなら、お金を作ること。そして、そのあとにきっちり回収することしか方法はない。(p175)

というわけで、今度買うPCは絶対DELLにしようと思う私です。それにしても営業マンって大変・・・;

2004/
11/01
家族が幸せになる
 体と心の在宅介護
 (
有楽出版社;
  実業之日本社)
冨田順子 今でも一部の記憶は失ったままですが、老人には「今」という時間だけがあれば生きていけるので、私は気にしていません。(p28)

ふつうの生活ができるようになった母は、今までの苦しみを忘れてしまい「自分はずっと元気だった」と思い、病気になる前より元気になったのです。(p29)

高齢者を大切にするとは現役をつづけられるようにすること(p224)

何でもしてあげるのがやさしさだと思っていた目から鱗です。今、介護のほんのお手伝いをしていますが、家族以外の人生の大先輩に接するのって本当に勉強になります。面白いし、お役に立てる嬉しさにこちらこそ感謝♪

2004/
10/29
ハリー・ポッターと
 不死鳥の騎士団
 (静山社)
J.K.ローリング 「ジョージやフレッドと一緒に育ってよかったと思うのは」ジニーが考え深げに言った。「度胸さえあれば何でもできるって、そんなふうに考えるようになるの」(下巻p368)

もしもホグワーツの寮生として選ばれるなら、絶対”グリフィンドール”!!第6話に持ち越された”O.W.L.ふくろう)試験”の結果が気になります。。

2004/
10/16
蛇にピアス
 (集英社)
金原ひとみ 普通に生活していれば、恐らく一生変わらないはずの物を、自ら進んで変えるという事。それは神に背いているとも、自我を信じているともとれる。私はずっと何も持たず何も気にせず何も咎めずに生きてきた。きっと、私の未来にも、刺青にも、スプリットタンにも、意味なんてない。(p80)

凄まじい、理解を超えた彼らの世界。なのに、ぐぐっとブラックホールに取り込まれてしまった。彼女は”生きる”だろう。

2004/
10/12
新人だった!
 (角川書店)
原田宗典 運命の変化というのは、渋滞の先頭と同じで、一体何がきっかけで変わり始めたのか起点が明らかにならないまま、気がつくとすっかり変わっているものだ。(p56)

今頃になって、i永先生の言わんとしていたことが、よく分かる。ぼくが悪い癖を出して、カッコつけた上辺だけのコピー――言い回しは気が利いてるけど、読んでも何も残らないような文章を書いてみせると、先生はその中身のなさを指して、「愛が足りない!」とダメ出しをしていたのだ。多分、ぼくのカッコつけ方の微妙な違いに応じて、足りないのが「思いやり」だったり「ハート」だったりしたのだと思う。(p118)

失意の大学五年生から花のコピーライターへ、そこへ至るまでの波瀾万丈な青春の記。コピーライターについて少し詳しくなれます♪著者がある広告賞を受賞した際に”i永先生”から贈られた、愛と思いやりとウィットに富んだ文章は必見☆

2004/
10/5
トリアングル
 (中央公論新社)
 
俵万智

桜は七分咲きといったところだが、これぐらいの咲き加減が私は好きだ。満開の桜は精一杯すぎて、そのぎりぎりな感じに、胸苦しさを覚えてしまう。(p296)

散るという飛翔のかたち花びらはふと微笑んで枝を離れる(p297)

年上の男性は誠実を装って姑息だな。ヒロインは小ずるいな。年下の男性は痛々しいな。こんなトリアングルから一人抜けても残った二人が美しいとは思えないな。というのは登場人物に対しての感想。所々に彼女の仕事人としての”生の声”が書かれている。ですよね?万智ちゃん♪桜を詠んだ上の一首は好きです。

2004/
09/27
ハリー・ポッターと
 炎のゴブレット
 (静山社)
J.K.ローリング 「・・・偉大なお人だ、ダンブルドアは。俺たちにダンブルドアがいるかぎり、俺はあんまり心配してねえ」三人が信じられないという顔をしているので、ハグリッドはボサボサ眉をピクピク上げた。「くよくよ心配してもはじまらん」ハグリッドが言った。「来るもんは来る。来たときに受けて立ちゃええ。・・・」(下巻p550)

ハリー・ポッター・シリーズの4作目。読んでいるだけで登場人物達がいきいきと頭の中を飛び回り、まるで映画を観ているよう。本を先に読んでも、映画を先に観ても違和感はないと思う。最近出版された次の作品も是非読まねば。ちなみに、7作目までは作者の頭の中で既に完成している模様だが、大変!全部映画化する前に子役達が大人になってしまう!!・・・さて、これにはどんな魔法を使う?*^-^*

2004.
09/12
Good Luck
 (ポプラ社)
アレックス・
 ロビラ
フェルナンド・
 トリアス・
 デ・ベス
「なにか新しいものを手にするには、新しいことを自らしなくてはならぬ。土のせいで育たぬのだから、土を替えることだ」(p38)

よくできたお話です。説教臭くなければなぁ〜・・

2004/
09/12
ネコのヒゲは脳である
 (朝日出版社)
養老孟司
島田雅彦
脳というのは、実は感覚系にかなり依存してできあがっている部分があるんです。ヒゲが典型です。ヒゲのパターンとまったく同じパターンが脳にうつっているわけです。ヒゲの数を変えてやると、そのパターンの数がきちんと変わってしまうんです。(p127)

骨にはいっぱい穴が開いてるでしょ。穴が開いているのは要するに、物があるから、そこには骨ができない、ということなんです。骨の方があとからできるんですからね。(p234)

題名に引かれて読み始めたら、しまった!解剖学の講義だった;内容は文学との比較と言うところまで行って、ああ、頭が付いていけない。。興味のあるところだけ拾い読みするといいかも♪

2004/
09/06
奇跡でも魔法でもない
 犬語の話し方
 (幻冬舎)
松井雪子 友達の犬は、ヒトの具合が悪くなると一緒に寝込んでしまうという。だからいつも元気でいられるように健康に気をつかっているらしい。犬はヒトのほんとうのココロをうつす不思議な鏡なのかもしれない。(p122)

「んぽ」と、うらんにむかって言ってみた。おすわりしておっぽをピピピピッ。いちばん好きな言葉である「さんぽ」は「んぽ」だけで通じるようだ。試しに「ぽ」と、声をかけてみる。またもやおすわり、おっぽをピピピッ。「ぽ」だけでも通じた。大好きな言葉は、ひとことも聞き逃さないらしい。気をつけてつきあうことにしよう。(p139)

犬好きサン達へ♪ヒトが犬の言葉を理解するのはボディランゲージによるところが大だけれど、犬がヒトを理解するのはテレパシーとしか思えない時もありませんか?漫画家でもある著者の可愛いイラストが一杯です*^-^*

2004/
09/06
若いフリをする
 イギリス人
 きまじめに老いる
 日本人
 (幻冬舎)
緑ゆうこ そもそも、労働人口が減ったら困るから女はもっと子どもを産め、くらいのことなら誰にだって言えるのだ。そこをきちんと考えて、人口を減らしながらも国が破綻しないような方法を編み出すのが経済学者や政治家の役目じゃないのか?(p64)

老いの幸せ度は「備えあれば憂いなし」ではなく、むしろ備えを捨てて憂いを受け入れる能力のあるなしで決まる。前触れもなくおそってくる様々な変化を、その場でどうクリエイティブに受け入れられるか――それはわたしたちがミッドライフ時代に未知のミドクラをどう受け入れるかですでに決まってしまうのかもしれない。(p97)

お年寄りとふれ合う機会が多くなると興味の範囲も広がる。明るい老後のためには・・・ポジティブ・シンキングでミッドライフ・クライシス(=自分はもう若くないと覚る焦り)を乗り切ろう〜♪

2004/
09/01
「黄金の女性」になる
 マジック・ノート
 (主婦の友社)
中谷彰宏 ほめることで、ほめた人が磨かれる(p2)

一番最初の項目に↑がありました!ほめられて伸びるタイプの私としては、うんうん!!と力強く頷いたのでした♪つづきは本を手にとってお読み下さい*^-^*

2004/
09/01
スローライフな
 おじさんの台所
 (主婦の友社)
音羽健 整理整頓ができない人はいいように解釈すると、想像力豊かな人で、何かの行為をすると次から次へと想像力がわき、その行為が完結する前に次のアクションへと移行してしまう。しかし、本人の記憶神経においてはすべてが関連づけられており、その行為によって出された物や資料がどんどん積み重なっても、本人としては一つのつながりを持ったものとしてとらえている。ただし、他人が見ると、単に片づけられていないということであり、その落差を認識することが重要である。(p74)

にらは傷みが早いので、買っておいたときは外へ打ち合わせに出かけているときも、にらの一束が一瞬、脳裏をよぎる。兼業主夫の頭は、外にいても冷蔵庫の中身を考えているのだ。
《おじさんの指さし格言》一週間の行動予定と野菜メニューの相関を考える。(p153)

”ばついち”ならぬ”まるいち”になった”おじさん”の奮闘記。同じ家事をするにしても女性と男性とでは考え方が随分違うものだと感じた。なにも離婚でなくても、独り暮らしをする人には参考になる事が多そうである。散らかった部屋の持ち主への考察は鋭い!

2004/
08/27
「お気楽生活」の
 お約束
 (集英社インター
 ナショナル;集英社)
       
酒井雅子 さて、人生は長い。長い人生をお気楽に暮らすためにも、知識は最高のお友達だと思う。(p13)

「一寸先は闇」だからこわい。「リスクに備えよ」だから、身動きが鈍くなる。固まってしまう。無理をする。いくら備えたところで予想外の出来事は起こるのだと考えていれば、けっこうお気楽に過ごせると思う。(p254)

とにかく面白い!そして面白おかしく読んでいくうちに”ベンチャー企業”とか”リスクヘッジ”とか”直接金融・間接金融”などという、今まで「?」でしかなかった言葉の謎が解けてゆく。彼女自身”ベンチャー起業家”であり”投資家”であり一流大学の非常勤講師であり、かつ、現在は大学院に通う研究生である。(@@)

2004/
08/16
海のふた
 (ロッキング・オン)
よしもとばなな 目と目が合うとき、生き物はちゃんとこちらを見ている。真ん丸い目と、確かに目が合っている。お互いを覗き込むとき、そこにふたつの魂がある。向こうとこっちが一瞬ひとつの窓になる。こんなに種類の違うところに住んでいるのに、大きさも全然違うのに、お互い相手の世界では息さえもできないのに、見つめ合えて認め合える。どういうしくみでそんなことが起きるのか、私には全然わからなかった。(p54)

解決ってほんとうに面白くて、ちょうど「これはもうだめかも」と思った頃に必ず訪れる。「絶対になんとかなるだろう」と思うことをやめず、工夫し続ければ、なんだか全然別のところからふと、ばかみたいな形でやってくるものみたいだ。(p120)

かき氷屋を始めた”まり”が”はじめちゃん”と過ごした一夏の物語。ふたりの意見に”うん、うん、そうだよね”と頷きながら、そして海の風景に癒されながらページをめくり続けた。”無欲”ってなんて清々しいんだろう!

2004/
08/16
贅沢な遺言
 (主婦と生活社)
秋元康 そう言えば、20歳の頃、風邪を引いた時に、当時のガールフレンドに一冊の本を貰ったことがある。「この本を読めば風邪が治るから」 実際、その本を読み終わった時、僕は風邪が治っていた。3日間、ベッドの中で本を読んでいたから。つまり、本は安静にさせるためのきっかけだったのだ。(p43)

長い間に、誉め言葉がないと生きていけない体になってしまったのかもしれない。だから、毎日、ムキになって仕事をする。誰かに誉められたいと、新しいネタを探すのだ。(p75)

その時、僕は確信した。僕がこの歳になって、また酒を飲み始めた理由を。――僕はこわれたがっているのだ。(p209)

あるクラブのママに名刺を貰ったら、そこに、「ママ兼総支配人」という肩書きがついていた。この”兼務”の”兼”が面白いと思った。(p230)

タイトルの意味は、新聞という公の場所に載せる、いつか誰かに読んでほしい自分の思い。ならば、今ここに文章を残すことは私にとって・・・

2004/
08/11
空色 水曜日
 (角川書店北海道;
  角川書店)
谷村志穂 青は七色、なんていうとペテン師のようだが、私は、青い色ほど心の状態を映し出す色はないと思っている。澄んで爽やかな色であることもあれば、哀しい憂鬱の色になることもある。たとえば私は、そのどちらの青も好きなのである。(まえがき)

帝国ホテルの古いバーでは、座るとテーブルに円形の照明があたる。市松模様のコースターの上に、たとえばシャンパンの入ったグラスが置かれると、気泡がしゅわしゅわと夢のように立ち上っていく。(p23)

白は贅沢。それはいつでも、雪がイメージできるから。(p135)

題名とイラストに惹かれて♪文中にたびたび現れる”清潔な”という表現に著者のこだわりを感じた。札幌礼賛の書^^市内の洋食堂ガラム・マサラのウィンドウでは佐々木小世里氏が自由に絵を描かれているとか。いつか行くことがあったなら、札幌時計台や大通公園散策の後に、是非とも訪れてみたい。

2004/
08/08
脳みその研究
 (文藝春秋)
阿刀田高 ”小説ウイスキー教室”より
それに、まあ、現実とか夢とか、そういうこと、あまり深くこだわらなくたっていいのとちがいますか。夢が半分、現実が半分・・・・・。(p77)

小さなバーの止まり木で、”良く心得た”マスター相手に、静かにお酒を飲めたらなぁ、と、これは希望*^-^*

2004/
08/08
卒婚のススメ
 (オレンジページ)
杉山由美子 「介護を断るのにも、引き受けるにも同じエネルギーがいる」それなら引き受けようじゃないかと肝がすわっていた。(p90)

子育てを終えたカップル達のその後の生き方レポート。”後半生をハッピーに生きるために”という副題だけれど、むしろ私はそこへ至るまでの女性の前半生が興味深かった。特に、プロの専業主婦、羽成幸子氏の、親の介護も引き受けやりたいことも全部やる、という逞しい生き方には大変勇気づけられた。

2004/
07/25
解夏
げげ
 
(幻冬舎文庫)
さだまさし 幼い頃に死んだ祖母の命の行方や収めどころを心の中に見つけられなかった隆之は、ある日、祖母の命を、彼女の好きだったこの樹に託すことにした。大好きだった祖母は死んだ後この樹のどこかに住まわせてもらっていることにしよう、と思ったとたん隆之は自分が救われたような気がしたのだった。(p11)

「あのね高野さん、光が見えるから暗闇が見えるんだ。暗闇というものはねえ、光が見えないものには存在しないものなんですよ」(p40)

失明への恐怖は失明とともに去る。あれ以来、発作が起きる回数までが一気に減った気がする。人は心で生きているのだ、と自分を笑ってしまうほどに、である。(p83)

「出てきたくとも出てこられない、か。わらべ歌って明るいのに、どこか怖いね」(p59)

解夏・・・行(ぎょう)から解放される日。難病に冒され視力を失うという話なのに、なぜか明るい日盛りを感じる読後感は、主人公のまわりの人々の温かさや、彼が心に刻みつけた故郷の風景の力だろうか。『でんでらりゅうば、出てくるばってん、でんでられんけん、出てこんけん、来ん来られんけん来られられんけん来〜ん来んっ』という歌、気に入りました^^

2004/
07/24
李家幽竹の
 幸運食風水
 (主婦の友社)
李家幽竹
りいえゆうちく
風水とは身体の要求に従って清潔に気持ちよく暮らすことと見つけたり☆ブライトカラーの美しい装幀に惹かれました。イラストや写真を見ているだけで楽しくなります。女性にとって”桃”は万能とか♪ちょうど今が旬ですね!皆さんたくさん食べませう*^u^*
2004/
07/24
男の女のすれ違いは
 なぜ起こる?
高田明和 ところがトリプトファンが脳内に取り込まれても、そのままでセロトニンになるわけではありません。トリプトファンに酵素が働いてはじめてセロトニンになるのです。この酵素の働きは心理面や生活の仕方の影響を受けます。たとえば、明るい考えをもつ場合にはセロトニンは増えます。また陽の光もセロトニンを増やしますし、運動も良い睡眠もセロトニンを増やします。反対に、暗い所にいたり、日の光を浴びる量が少ないと、人はうつの症状を示します。(p234)

脳のお話です。セロトニンという物質が増えると元気になれる、そのためにはその元となるトリプトファンを含む肉や赤身の魚を食べ、これが血液から脳内にはいるようにブドウ糖を含む甘いものを食べ、光を浴びて運動し、、、イメージするだけでも元気ハツラツ!ですね♪

2004/
07/20
月9
 (朝日新聞社)
中村うさぎ 終わりは始まり、始まりは終わり。愛は憎しみ、憎しみは愛。綺麗は汚い、汚いは綺麗・・・・・おや、これは。『マクベス』の三人の魔女の台詞ではなかったか。(p187)

軽い暇つぶしのつもりでした。ピンクのブランド品に囲まれた女の子の表紙から、誰がこんなおどろおどろしいお話を想像するでしょう?『マクベス』を読むべきか、読まざるべきか、それが問題だ。。!?

2004/
07/19
サラリーマンのための
 週末副業
 (実業之日本社)
上妻英夫 副業はまた新しい価値観に出会えるチャンスでもある。趣味や今まで経験したことのない仕事のほうが、断然に面白い。(p22)

副業の探し方、心構え、落とし穴、そして楽しみ等々。今はやりのネットオークションの気になる決済方法まで書いてある、懇切丁寧な”副業のススメ”本です。

2004/
07/06
ぱいかじ南海作戦
 (新潮社)
椎名誠 失業と離婚が同時だった。ひどい話だが仕方がない。二度目の会社には五年務めていたが、退職金は出なかった。倒産なんだから仕方がない。仕方がないの連発だ。妙に諦めがよくなってしまった。(p7)

冒頭のとんでもないシチュエイション!人生を見直すために南の島にでかけた主人公は”ちるだい”(気怠い)”ぱいかじ”(南風)に吹かれる海浜生活者の仲間となる。サバイバルの様子がいかにも南の海辺らしく長閑で楽しげで、猛暑にぼ〜っとしながらも一気に読んでしまった。もしかしたら本の中から海風が吹いていたのかも♪

2004/
06/27
とんがって本気
 (新潮社)
加賀まりこ どうも私は執着心ってものが薄い。モノに対しても恋愛に関しても。余情に身を浸しているのも苦手だし、”悲劇のヒロイン病”を患うこともまずない。それがいいのか悪いのか・・・・・悲しみや嘆きの”水たまり”をこさえてる時間があるなら、私は水たまりを飛び越え、次へ行っちゃう。(p225)

神田生まれで、神楽坂育ち。ズバズバ物を言い、ズケズケやってしまうのは下町の環境遺伝子か!?(少なからずあると思うが)ま、平たく言えば、根っからのお節介なのである。言葉にトゲがあると言われたこともあるが、さすがに近年は「言うと傷つく人もいるから」とブレーキはかけているつもり。(p227)

自分によほど信念か自信がなければ、なかなか彼女のようにはなれないと思う。私は”ズバズバ言われると傷つく人”だから、そぅ〜っと扱ってください;

2004/
06/27
「みっともかわいい」
 君が好き。
 (PHP研究所)
中谷彰宏 神さまが一回抜き出して、そっと返したとしか思えないほど、わかりやすくコロンと出てくるのです。ものがなくなるのは、そのものへの感謝を忘れていないか、という神さまの啓示です。反省をしたら、神さまは返してくれるのです。(p92)

好きな人だったら何やっても可愛いよね、とツッコミをいれながら読んでいたけれど、↑には呻らされました。だってあるでしょ?似たような体験。。

2004/
06/22
インターネット的
 (PHP研究所)
糸井重里 言葉になっていないものがひょいと出てこられる場所が、インターネットなのだともいえます。(p48)

この国に、一種類か二種類のセッケンしかなくて、それは大量生産できて都合がいいからという理由でつくられているとしたら、自分が買う側になってみたらイヤでしょう。花屋の花が、キンセンカとバラだけになったら、イヤですよね。(p122)

そういえば、エコロジーを言っているうちに微生物の権利というところまで論を進めてしまった人もいましたっけ。それをさらに、「バイキンだって人間だ!」と冗談にしていた人も、いましたが。(p142)

書きかけ、考えかけ、でき損ない。そういう文章やアイデアを、自分のコンピューターの冷凍庫にぼんぼんと雑に放り込んでおきましょう。整理なんかできてなくても、気にしないで。ちょっとくらい忘れていて時間が経ったほうが、熟成されていい結果になることだって、いくらでもあります。もちろん、忘れて使わないでいるうちに古くなって腐ってしまうアイデアもあるのでしょうが、それはそれで、腐りやすい程度の小さなアイデアだったと、あきらめましょう。(p170)

キンセンカとバラだけの花屋なんてイヤだ〜!と思わず叫んでしまった^^; さすが数々の名コピーを産み出したコピーライター!彼の発想はユニークで、文章は明快で。好きだな〜♪

2004/
06/22
日々是作文
 (文藝春秋)
山本文緒 ああ、近い将来、お前は死ぬのね。そう思って私は涙ながらにタマを抱きしめた。タマはいやがって私の顔を引っかいたけど、許してやろうと思った。歳を取って、タマは以前よりもっと人間に甘えるようになった。(・・・)トイレに入ると、トイレのドアの前で待っていたりするので、思わずぎゅっと抱きしめてやるのだが、そうするといやがって怒るのだ。まったく訳が分からない。(p84)

抜粋したのはたまたま飼い猫について書かれたところだけれど、私がエッセイを好きなのは、胸の中にモヤモヤとある文章になる前の塊を、「こういうことでしょ?」と彼女または彼が上手に形にして見せてくれるから。そして「ああ、あなたもそう思うのね♪」と共感したり、まるで親しい友人と会話をしているような愉しさがそこにはあるから。

2004/
06/13
中・高校生のための
 現代美術入門
 (平凡社)
本江邦夫 わすれてならないのは、数学や英語とおなじように、美術もまた学ばなければならないのだ、というごくあたりまえのことです。

抽象画を理解するにはその歴史的背景が不可欠。具象化された形にとらわれず、その奥にある作者の魂を感じることができるかどうか。ここから先は本物に触れない限り進めない。

2004/
6/08
語り女たち
かたりめ
 
(新潮社)
北村薫 「よく分からないんだけど、――どうも、《歩く駱駝と歩かない駱駝と、どっちがいい?》と聞いてるみたいなの」(p44)

海辺の”彼”のもとを訪れるさまざまな女性のさまざまなお話。その中で好きなのは、例えば”歩く駱駝”のような、エキゾチックなミステリー♪謡口早苗(うたぐちさなえ)氏の装幀とイラストが素敵です☆

2004/
06/03
間違いないっ!
 (ベストセラーズ)
長井秀和 猫にエサをあげればあげるほど、スナックのママなんだ。(p186)

ナゼ?っていうのもたまにあるけれど、シニカルを装う彼の芸風が好きだから許す♪

2004/
06/03
さくらめーる
 (集英社)
さくらももこ さくらさん、大好きです。七夕なのでさくらさんにお願いがあります。私には恋しい人がいます。でも事情があり私の想いをその人に打ち明けると、その人に迷惑が掛かってしまいます。だから私とその人がこれからもすてきな時間を過ごせるように一瞬だけ嘘でも構いませんので、祈って貰えないでしょうか。図々しくてごめんなさい(や)(p76)

不覚にも涙がポロリとこぼれてしまいました。「なんと美しくて切ないメールでしょう」とさくらさんも書いていましたが。おもしろメールを期待してて心の準備がなかったし。泣きたくなったらこれを読んで綺麗な涙を流そう!

2004/
06/02
ビーナスブレンド
 (角川書店)
麻生哲朗 この街に吹く風は、空の色も空気も吹き飛ばしてしまう。だから空には色がなく、何も遮らない太陽の光はまぶしすぎて、息苦しくなる。(p2)

「アネモネの種は、風に乗ってどこまでも飛んでいくの。それってつまり遠いどこかで必ずまた咲こうとしてるってこと。またどこかで必ず生き返ろうとする花なの。必ず」(p104)

カフェ・ビーナスに集まった行き場を失った人間達の物語?否!希望の物語☆

2004/
05/28
星の音が
 聴こえますか
 (筑摩書房)
松森果林 「こんなにたくさんの星がでていたら、きっととってもうるさいんだろうね」(p3)

音声言語が中心の健聴者の世界。手話や指文字、身ぶりや顔の表情、読唇など身体すべてを使って表現する聞こえない人の世界。彼らはある意味、コミュニケーションのプロともいえよう。(p58)

目が見えるならメールや画像で、耳が聞こえるなら音声会話でコミュニケーションできる今時の携帯電話って、なんて便利♪あとは、香りが待たれています!

2004/
05/28
砂漠の中でも
 花は咲くよ
 (新日本出版社)
能重真作 大人の対応が思春期の子ども達にこんなにも影響するのだとしたら、しっかりしなくていけないのは大人達。
2004/
05/24
王国 その2
 (新潮社)
よしもとばなな やがて家の中はおいしそうな匂いでいっぱいになり、おでんは私のためにことことと煮え続けていた。誰かに待たれているようなその感じが嬉しくて、私は楽しく事務作業をしていた。(p82)

楓の声を聞いたら、力が入ってくるような感じがした。そして落ち着いた何かがどっしりと根をおろした。愛する人が残す波紋。じっくりと胸にしみてくる、だしのようなしみじみとした力を、私はかみしめた。(p87)

何気ない日常や主人公の思いを易しい言葉で的確に表現する彼女の文章。そのリズムは、私の呼吸と共鳴するようで、読んでいてとても心地よい。

2004/
05/16
空の香りを
 愛するように
 (幻冬舎)
桜井亜美 「鳥の影から逃げないで。逃げたら、一番大切なものを失うから。その眼で鳥の影の正体を見ることができれば、影は消える」(p52)

ショッキングな出来事で始まった物語は美しく昇華されて、安堵のうちに帰結する。そのイメージは、例えるならば、暗闇に射しこむ一条の光の中で咲く純白の蓮の華。

2004/
05/08
盲点力
モウテンリョク
 
(新講社)
多湖輝 盲点力をつけるコツの一つは、「広く、浅く」です。「狭く、深く」はそれだけで盲点を増やすことになります。(p179)

うっかり見過ごしがちな盲点に気づき、そこに光を当て、人生を楽しもう!という提案の書。浅い知識で良い、というのはうれしいな〜(^^ゞ

2004/
05/01
ママの恋人
 (角川書店)
森瑶子 磯”より
 「口、東京においてきちゃった?」と炭火で焼き上げた赤ガレイを置きながら女主人が言った。「東京から来たってどうして分かる?」「九州の女には見えないよ。大阪の女でもないし。東京のひとにきまっている。」「失恋してきたの」「うん。失恋して逃げてきた女以外にも見えないからね」(p53)

映画のワンシーンを集めたような洒落た大人の短編集。10年ほど前の小説なのにとても古い感じがするのは携帯電話の存在の有無?あの頃の女性の感性ってこんなだったかしら??それはともかくとして、ここ↑のお店で一度飲んでみたい♪

2004/
04/29
志村流遊び術
 (マガジンハウス)
志村けん オレみたいに好きな事=遊び=仕事となってしまった男にとって、他のことはすべて二番目の興味にしか映らない。「好きな事=遊び=仕事」の人生、これって人生として最高に幸せだと我ながらに思ってしまう。(p28)

”最初はグー、じゃんけんぽん!”は仲間と遊んでいるときに、”アイーン”はある芸者さんからヒントを得て。。遊び=仕事で人生を楽しんでいることはちゃんと”お顔が証明”しているようです^^

2004/
04/29
体内時計
 (主婦と生活社)
寺島しのぶ 幕が下りると、役者は客席の拍手を聞きながら、演じた「役」から素の「自分」に返っていく。カーテンコールは、役者がほっと一息つき、虚実の狭間に浮遊している時に起こる。「役の自分」と、「素の自分」の両方がカーテンコールを聞く。だから快感なのだ。(p52)

父・尾上菊五郎、母・富司純子、弟・尾上菊之助。梨園の”御曹司”はそのまま歌舞伎役者になれるけれど、じゃあなりたくてもなれない梨園の”お嬢様”はどうすればいい?そんな疑問への答えのひとつが彼女の生き方かな。

2004/
04/24
ひとみごちて
 (角川書店)
黒木瞳 彼と結婚するにあたって、彼が私にお願いしたことは、たったのふたつ。1.チキンカリーを作ること 2.子供を作ること (p97)

淋しいですよ、やっぱり。娘とずっといたいなと思いますよ。それに心配だし。娘が風邪で熱があるときなんかは、ほんと撮影休みたいなと思いますね。でも休めないから、仕事というんだろうし。(p137)

彼女のこだわりがサラサラッと書かれたフォトエッセイ。娘との時間をとても大切に思っていることが伝わってくる。中においしそうなチキンカリーのレシピが載っていたので是非挑戦してみたい。ただ問題なのは”アナン(株)ANKカレーパウダーN21B)という製品が手にはいるかどうか。それがないと、このカレーの味はでないそうです;

2004/
04/14
楽しみは
 創り出せるものよ
 (メディアファクトリー)
ターシャ・
 テューダー
スカート丈の長い昔風のワンピースが、いちばんラクです。よそゆきの感じがなくて、とてもいい具合。でも、友達はそれを、落ち穂拾いの格好って言うのよ。(p60)

七歳か八歳の時、突然、発見したのです。声に出さなくても人形には通じるのだと。(p116)

農業をやりたいと思ったきっかけは、ニューヨークで、事故を起こしたトラックから逃げ出しためんどりを、母の友人が拾ってプレゼントしてくれたことでした。(p148)

自給自足をめざし、バーモント州での田舎暮らしを楽しむ彼女を支えるものは、88歳の今も現役の絵本作家であることと、季節毎の花の種を街まで買出しに行ける運転技術。う〜む、バイクだけでは無理だろうか?

2004/
04/12
祇園の教訓
 (幻冬舎)
岩崎峰子 「峰ちゃんは峰ちゃんの生き方をしたらええにゃ。そやけど、出る杭は打たれるちゅうことを考えとおきやぁ」と言ってくれました。この言葉に「ほな、もっと出て打たれへんようにしよ」と自信を持つようになりました。(p228)

舞妓さんのことを知りたくて。著者は現役時代6年間、売上No.1だったとか。さもありなん。

2004/
04/6
マライアおばさん
 (徳間書店)
ダイアナ・
 ウィン・
 ジョーンズ
「ああ、それから、朝食はいらないよ。ベッドまで運んできてくれるラヴィニアがいないとあってはねぇ」というのが、マライアおばさんの最後の要求。お母さんは明日の朝八時半ちょうどに朝食をお盆にのせてお持ちします、と約束しちゃった。おばさんのこういう言い方って、人をいじめるのにすごく便利。(p18)

原題”Black Maria”はトランプゲーム。ほとんど同じルールだという”ハーツ”の遊び方を知って、なるほど、ぴったり!と手を打ちたくなった。即ち、スペードの女王(Q)が13点、13枚のハートのカードがそれぞれ1点、それ以外は得点にならない。ただし、ゲーム終了時に手元のカードの得点が一番低い者が勝ち!Windowsに搭載されているゲームソフトですよ^^

2004/
03/31
クレオパトラの夢
 (双葉社)
恩田陸 それにしても、ここの人たちは静かだ。かといって陰気だというのではなく、昨夜の居酒屋もそうだったが、穏やかにめいめいで楽しんでいる、という控えめな和やかさがあるのである。(p78)

G稜郭、修道院、夜景。。ミステリーでありながら、北の街・H市の観光案内書の一面も。

2004/
03/21
モギ:
 ちいさな焼きもの師
リンダ・
 スー・パーク
「学者さんがたはりっぱな書を読みなさる。おまえやわしは世の中を、じかに、しっかり読むんじゃわい」(p10)

「だれかのかくしておる思いつきを、別のだれかが、こっそりと、あるいはだまして、もらってしまう。とすれば、それは盗みじゃわい。じゃが、いったん公表されたなら、その思いつきはみんなのものになる。思いついた者とて、もはやひとりじめはできん」(p84)

「見れども飽きんものがふたつあるのう。燃える火と滝の水じゃ。不変でありながら、つねに形を変えておる」(p146)

高麗青磁造形の過程が興味深い。賢者のような”じいやん”の言葉には説得力がある。

2004/
03/15
笑う招き猫
 (集英社)
山本幸久 「おぬし、なかなかやるな」 招き猫売りの女はそう言うとさらに唱った。
♪緑猫は幸せを運ぶって エジプトの諺にあるの知らないの
クレオパトラも飼ってたという 伝説の緑猫、是非持って帰ってね♪
次はふたたびヒトミ。
♪その話なら知ってるわ、こんな話 エメラルド色の緑猫、満月の晩には
月に照らされ輝くという伝説の緑猫 なんて話、あるわけないでしょ♪(p77)

女性二人の若手漫才師のお話。いえ、友情のお話?心がほわんと温まります。

2004/
03/08
カッコいい女!
 (ベストセラーズ)
夏木マリ 実は、宮崎駿監督、私が声の仕事が大好きだということ、ご存じなかったはずだ。いつか私の声がほしいと思っていただけるときもあるかと、以前『印象派』のビデオをお送りしたと思う。そして、数年後、宮崎監督からお話があったというわけだ。湯婆婆の線画を送ってくださって「夏木さんに合わせて書く」とおっしゃっていただいたときは、うれしかった。こんなふうに、自分が絶対やりたいと思っていることは、どんどんアピールするのが一番だ。(p28)

それにしても、日本の世の中はどうして年齢をやたらと気にするのだろう。新聞の取材等は必ず( )でくくられ、犯人のように歳を発表される。犯人でないかぎり(!?)いくつでもいいのではないか。(p110)

以前、「自分の目指す道の少し先を歩いているひとを目標にするといい」と言う内容の文章を読んだことがある。夏木女史はあまりにもエネルギッシュで、立場も何もかも私とはかけ離れすぎているけれど、その志すところはぜひ見習いたい!

2004/
03/05
コンセント、
 抜けてます。
 (秀和システム)
栗林彰 PC・インターネット裏事情、SE気質などを、おもしろく、そして分かりやすく解説し、
最後は川柳で締めくくるユニークな本。
2004/
02/26
悪魔の星占い
 (角川書店)
ヘイゼル・
 ディクソン=
 クーパー
鏡リュウジ監訳
射手座。それは、規模の大きな健忘症。(p143)

笑ってしまった。自分に関しては確かに思い当たる節が。。ただしあくまで半分ほど!

2004/
02/22
異本源氏物語
千年の黙(しじま)
 (東京創元社)
森谷明子
moriya akiko
「あてきにはわからないの。後宮女房というのはね、いつでも趣味の良い身なりをして、行儀作法も宮中のしきたりも全般心得ていて、参内する人の顔と役職と縁組み関係を全部頭に入れていて、誰が来ても気のきいた、その相手にふさわしい会話でもてなして、その上不適当なことは絶対言ってはいけないの」なるほど。(p24)

「おぼつかな 朝顔の名は いづこよりと 祭の巻を ひもときはすれ   心得ず」(p195)

平安時代のおさらいのようで楽しい。源氏物語の謎を巧みにほどいてみせてくれた。

2004/
02/17
星の物語
Twinkling Tales☆
 (ベストセラーズ)
吉元由美(文)
藤井旭(写真)
ぽつ。 逢いたいね、もっと近くで。  
ぽつ。 でも、逢えてよかった。 離れていても。(”逆さまの夕空”)

♪夢を失うよりも悲しいことは 自分を信じてあげられないこと
愛を学ぶために孤独があるなら 意味のないことなど起こりはしない♪(”Jupiter”より)

今回は特別編!というのは、約5年ほども前、長旅のつれづれにと横浜駅ビルの地下街の本屋さんで何気なく買い求めた、この星の写真詩集との出会いがきっかけで、私の作品達が生まれることになったからです。そして最近”平原綾香”という女性歌手が歌ってヒットしている”Jupiter”、この素晴らしい歌詞を書いているのは誰?と、調べてみれば。。。こういうのを運命的出会いというのでしょうか^^
2004/
02/09
東京湾景
 (新潮社)
吉田修一 「なぁ、もしさ、今、俺がここからそこまで泳いで、お前に会いに行ったら・・・、俺が、お前に飽きるまで、ずっと俺のそばにいてくれる?」
「何よ、それ。あんまり都合良すぎない?」
「・・・じゃあさ、もしも俺が、今、ここから飛び込んで、東京湾を泳いで渡って、お前の・・・、美緒のところまで行ったら、俺のこと・・・ずっと好きでいてくれる?」(p267)

久しぶりに読んだラブストーリーは後味爽やか♪映画「日蝕」も観てみようかという気に。

2004/
02/02
オレンジガール
 (日本放送出版協会)
ヨースタイン・
 ゴルデル
この第一楽章をひとりで弾いていると、ときどき月面でグランドピアノを弾いているような気分になることもある。月とピアノとぼくは、地球のまわりの軌道をまわっている。そんなときは、自分の演奏が全太陽系で聴かれていることを想像する。ピアノの音は冥王星までは届かないとしても、せめて土星までは届いていると思いながら。(p96)

「いい、ヤン=オーラヴ、同じオレンジはふたつとないのよ。草の葉だって、まったく同じものなんかない。それだから、あなたはいまここにいるのよ。」(p144)

父のことばを引用させてもらえば、「人生は、当たりくじの数字だけが発表されるとてつもなく大きなロトくじだ」ということになる。この本を読んでいるきみは、そのくじに当たった人だ。Lucky you!(当選おめでとう!)

課題。ベートーベンのソナタ「月光」全楽章を聴く。そして一つ一つ形の違うオレンジを描く!

2004/
01/27
フジ子・ヘミングの
「魂のことば」
 (清流出版)
フジ子・ヘミング 死ぬ人は、その人が死ななければ贈れない最善の贈り物を後の人に残していく。それを受け取った人は不思議な力を受け、新しい生涯が始まる。母の死は、そんなことをおしえてくれたわ。(p19)

最初の頃、私の弾く「カンパネラ」をメチャメチャにけなした音楽家がいたの。でも平気だった。ぶっこわれた鐘があったっていいじゃない。私の鐘だもの。(p81)

私はピアノを弾きながら、頭の中で絵を描いている。やっぱり音色というのは、色っていうくらいだもの。(p111)

それは突然、部屋に強盗が入ってくるように、運命の女神もいつやってくるのかわからないのよ。(p136)

「夢は叶うって信じていたから」。苦難を乗り越え、晩年に花開いた彼女の言葉は魂に響く。

2004/
01/26
てっぺん
 (ビジネス社)
つんく♂
高橋がなり
つんく♂ 多分、今すごいしんどいとするじゃないですか。鉄棒にぶら下がってるとして、絶対離さないって思ってるんですよ。「ここを乗り越えた奴、だれがおったやろなあ」って思って見てるんですよね、自分で自分を。(p39)

つんく♂ 例えば、ほかでも通用するんだろうなあって子は落とします。うちで採らなくてもどっかで採用されるでしょうし。(p159)

がなり 「お前は負け犬か?」「はい、そうです」っていわないと入れてやんないんです、実は。(p160)

がなり 何かを成し遂げようとする人間は、まず自己演出、自分をこっちの方向に持っていこうって自分を演出することが必要じゃないかな。僕は『がなり』にして自分を変えたんです。(p173)

プロデュースの醍醐味とは、いかにその人の良さを引き出すかにあると見た。

2004/
01/22
自白
 (光文社)
Gackt 僕にしか出来ないことを、いちばんに望んでくれるのであれば、それには僕は命をかけて応えてあげられる。だが、周りの人には当たり前に出来ても、僕には出来ないことを強く望むのなら、それを叶えてくれる人と一緒にいたほうがいい。(p156)

外に出たくなる家に住めば、絶対、一生、外にいられる。なので、僕の家は暗くて、とても居心地が悪い造りになっている。(p180)

大人は、サバイバルゲームを一度はやってみるべきだと思う。実感できる。戦争など国の都合で出来た意味をもたないものだ、と。(p194)

真摯。鋭利。まっすぐに、とことん極める人。認識を新たにさせられた事は他にも。。

2004/
01/18
胸懐
 (幻冬舎)
TAKURO 音楽なんかなくても、人は生きていける。けれど音楽には、人を幸せにする力がある。その力の秘密を、僕はもっと知りたいと思った。(p37)

歌にしても芝居にしても、あんなに激しい人間の喜怒哀楽を目の当たりにするなんて体験は、日常生活ではそうめったにあるものではない。そういう体験はライブならではのものだ。それだけだって、足を運ぶ価値はある。(p41)

僕たちは結局、音楽の奇跡を信じている。(p223)

少年琢郎の決断には仰天!強い絆で結ばれた30代のRockBand/GLAYの夢よ永遠なれ。

2004/
01/16
太ったんでないのッ!?
 (世界文化社)
檀ふみ
阿川佐和子
檀 「このメニューはどう読むのかしら?」かたわらのギャルソンに尋ねると、機関銃のような早口の英語で、何やらまくしたててきた。わかったことは、この若者は英語が得意らしいということと、とても感じが悪いということだけだった。(p46)

阿川 不思議なもので、人はおいしいものにありつくと、声も動作も大きくなる傾向にあるけれど、納得のいかぬ味に出会うと、概して静かになる。(p54)

丁々発止、二人のペンの競い合いは、呻りたくなるほどお見事!

2004/
01/15
百年の迷宮
霧の夜の戦慄
 (角川書店)
赤川次郎 「古い葉でお淹れしますので、お嬢様はお飲みにならないように」(p82)

「よろしく!私、アヤの親友なの。私からアヤを取らないでね」と、ジョーンが明るく言った。「私から取らないでも、アヤと仲良くするには、私とも仲良くすること」(p217)

百年前のロンドンの事件を扱ったミステリー。 夜に思い出すとやはり恐い;

2004/
01/11
半分少女 僕とアタシ
 (近代映画社)
KABA.ちゃん 女性っぽくは踊りたくないタイプ。キャラ的に女性っぽいから、みんな意外に思うみたいだけど、男性っぽい踊りになるようにしてる。(p92)

未来のKABA.ちゃんへワンポイントアドバイス 「継続は力なり」 どんなことも、持続しないと意味がないことなので、持続できるような粘り強い人になって、どんな困難にも立ち向かってください。(p135)

KABA.ちゃん、あなたのひたむきで前向きなところが好きです♪ もっとダンスを観たい!

2004/
01/11
汝の名 【WOMAN】
 (中央公論新社)
明野照葉
akeno teruha
(時代よ)陶子は思った。今を輝いて生きるということは、自分だけの問題ではない。自分が身を置いている社会と時代を感じていなければならないし、それとともに歩み、流れていなければ、周囲の目には、輝いているとは映らない。(p282)

(闘い・・・・・私は闘っている時が一番楽しいし、しあわせなんだわ)改めて確認するように陶子は思った。(p298)

女ってこわい;; でも、なるなら勝ち組に!

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