
このお店に毎日かよってきてくれる女の子がひとりいます。
カウンターの一番奥に、いつもひっそりとすわって
窓から海を見ています。
旅に出た恋人からの便りを、こうして待っているのです。
話しかけても、恥ずかしそうに微笑むだけ。
どうか、そっとしておいてあげてくださいね。
《作品No.1 少女といるか》
* * *
私なら、待ってない。
私なら、飛んでいく!
異国を旅するあのひとのところまで・・・
さあ、ジジ、しっかりつかまっててね!
《作品No.2「 魔女の宅急便」のイメージ・リース》
* * *
本当だってば!
僕、お月様から落っこちて来ちゃったんだよ〜
ダメダメ!そんなこといっても。
コスモス畑荒らしたら、お嬢様が悲しむでしょう?
ほら、こっちへおいで。
おまえにはちゃんとニンジンがあるの。
いつでも好きなときに、ここに来てね。
《作品No.3 いたずらウサギ》
* * *
砕け散った夢のかけらは
大空にばらまきましょう。
夜になって輝く★星ぼし
ほら、今日また数が増したね。
手のひらに残った最後のひとかけらは
ひび割れた心にそっとしまいましょう。
いつか、知らぬ間に成長して
あなたの胸をふたたび熱く満たしてくれるように。
《作品No.4 夢のかけら》
* * *
あなたがいつか旅立つこと。
そして、その日はもう間近なことを感じるのです。
忘れないでね。
あなたがプロになったとき
わたしはあなたの・・・ファン第一号。
運命の女神はきっとあなたに微笑むことでしょう。
そのときに
思い出してね。
わたしはあなたの・・・
《作品No.5 幸運の女神》
* * *
もうすぐ逢えなくなるね。
この里に雪が降る前に、僕、山へ帰らないと・・・
そうね、でも、来年、また春が巡ってきたら
わたし、ここに来てみるわ。
ひとまわり大きくなったあなたを
わたしは見分けられるかしら・・・?
《作品No.6 蒼い帽子の少女》