パリの美術館巡りのコツ
今回の経験から、今後実際にパリの美術館巡りをする際には知っておいていた方が良い実用的なお役立ち情報の幾つかをご紹介します。
<カルトミュゼ>
パリの主要な美術館を自由に出入りできるカルトミュゼという入場券があります。2日券(30€)と4日券(45€)等があり美術館の窓口で購入できます。カルトミュゼがいいのは、その都度入場券を買う手間が省けるのは言うまでもなく、入館待ちの長蛇の列に並ばなくても良いことです。今回は炎天下で並んでいるところもありましたので大助かりでした。
<開館時間>
ルーヴルとポンピドーは火曜が休館で、オルセーは月曜休館です。またルーヴルの水、金とオルセーの木は夜9時45分まで開館。・・・等、日本のように一斉に月曜が休館日ということではないので、事前にそれぞれの休館日と開館時間を調べて効率的に回る計画を立てておいたほうが良いでしょう。なお、現地のガイドから聞いた話ですが、フランスはストライキが頻繁で美術館も突然休館になることもあるようです。
<交通>
パリはコンパクトにまとまっている街で、主要な美術館も歩こうと思えば歩ける距離にあります。やや遠いところでも地下鉄で数駅です。パリのメトロは14線が網の目のように走っており乗り換えのコツさえ覚えれば、地図持参でどこにでも行けて便利です。
<ガイド>
日本人ガイドが案内してくれる美術館巡りの現地ツアーもあります。ルーヴルは広くてお目当ての作品を探すのに苦労しますので、時間と体力を考えると初めての場合はガイドに案内してもらった方が良いかもしれません。(自由に見たい所には行けないでしょうが。)
<写真>
日本の美術館では写真撮影は禁止されていますが、パリの美術館は原則自由です。ただし、フラッシュは禁止されています。例外もあり、ルーヴルでは、なぜかモナリザの周辺が撮影禁止でした。今回よくわからずにモナリザの前で記念写真を撮ろうとしていたところ厳しく制止され、ガードマンの腕だけの写真が撮れました。
<レストラン>
美術館巡りは結構疲れます。そんな時一休みにいいのが美術館のレストランです。作品も眺められる、なかなか雰囲気のいいレストランもありますので、ランチやコーヒータイムにお薦めです。
<ボンジュール>
フランスではどこでも“ボンジュール”という挨拶が欠かせません。さらに挨拶ばかりでなく、美術館に出入りする、道を尋ねる、買物をする、レストランで注文する、乗り物に乗る、・・・・等々の旅に欠かせない簡単なフランス語の日常会話をいくらかでも知っていた方が絶対いいです。(もちろん英語でもほとんどのところで大丈夫ですが。) 今回の旅でも必要にせまられて何人かのフランス人とカタコトの言葉を交わしましたが、皆さんとても親切でした。
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