林 知之著 A5判226ページ 2,800円+税 パンローリング刊 ISBN4-939103-47-1 C0033
うまい話をフトコロに入れるためのFAIの実践ノウハウ(選定銘柄事例つき)
マーケットに隠れたほんとうのお宝を見つける投資法。
個人投資家に評判だった『究極の低位株投資術FAI投資法』の続編がついに登場した。本書の前著『究極の低位株投資術FAI投資法』の“はじめに”の冒頭は「嘘のようなすばらしい投資法である」という説明ではじまっている。嘘のようにすばらしく、究極。これらの表現は決して誇張ではない。FAI投資法は機関投資家からも高く評価される、優れた売買法なのである。
FAI投資法の優れた点は次の点だ。
「1.ルールが系統立っている」「2.低位株に限定しているので、具体的な目的が明確」「3.資料の量は多いが種類は少なく、シンプル(迷いがない)である」「4.低位株を買って儲ける投資法でありながら、カラ売りを取り入れている」
これらをひとまとめで表現すると、極めて実用性が高いということだ。いくら理論が立派でも、現実の相場は生身の人間が行うのだから、やり方や考え方が複雑だと実践が困難になる。売買の決断をしていくためには、シンプルで使いやすくなければならない。それが投資法に求められる実用性なのだ。
前著でFAI投資法の基本的な部分を解説してあるが、本書は現実の難しさを考慮し理論を用いて実際に売買を行うための注意点や具体的な考え方をまとめ、前著には書かなかった具体的売り買いについてのルールを解説した。一般のアマチュア投資家の中から多くの成功者を輩出したFAI投資法を学び、自分自身の投資への取り組み方を見直す好機となる一冊である。