持ち主が独断と偏見で語る…
 ミラージュのココがイイ。(突っ込みどころ満載です)

・其の壱
ミラージュ…世間一般には三菱が出していた、1300ccハッチバックのコンパクトカーで、
小回りも利き、車も小さく、車初心者にはお勧めというクルマだと思われている。

しかし、そのミラージュの最上グレードには、その軽量・コンパクトなボディに
VTECをパクった、三菱版可変式バルタイ『MIVEC』エンジンが搭載され、
1600ccながらカタログ値175psを発揮する熱い『ホットハッチ』なクルマも存在する。

ホンダのシビックや、トヨタのレビン/トレノとはライバル関係にあり、
なおかつ、ラリーやダートでは、ミラージュは主力の競技車両として活躍していながら

峠やストリートでは、まったく知名度が無い。
マイナー好きなオタク心をくすぐります。
「羊の皮をかぶった狼」ってヤツですな。言い換えると「能ある鷹は爪を隠す」ともいえるでしょう。


・其の弐
もともとがシティカーですから、街乗りでは、
小回りが利き、取り回しがしやすく見切りがいい。


・其の参
ハイパワーなエンジンだと燃費が悪いと思われがちですが
回転数を上げないと加速しない某ホンダのB16エンジンとはワケが違い、
4G92型MIVECは低回転トルク重視のエンジン。かつ、軽いボディということもあり
きびきびと走り、かつ燃費がいい。
実用性はまったく損なわれていないといえるだろう。


・其の四
買物カー、「パンピー(死語)」ミラージュと一緒に見られがちだが…
専用リップ、専用大型スポイラーと、外装にはエアロスポイラーが付き
グレードによってはドイツ製シート「RECARO」、F−1ではフェラーリでも使用しているイタリア製の「MOMOのステアリング」が採用され、差別化が図られている。
MIVEC搭載グレードは回転計10,000回転スケール。 社外のメーターなんぞ必要なし!
つまり、買物カーとは一味違うのである。


・其の五
同じハッチバックのライバル、シビックは人気があるため値落ちが少なく、程度の良いクルマを見つけるのは難しい。
それに比べ、マイナーかつタマ数の少ないミラージュは
不人気車種と認定され、値落ちが激しく、
高年式車を安価で手にすることができる
もちろん不人気ですから、盗難にも遭わない。


・其の六
ミラージュ…元はシティロードを走る奥様買物カーとしての販売戦略。
ゆえに、タマ数が豊富である。
スポーツカーボディのクルマでは、それ自身が専用パーツであるため、中古部品が少なく、
なおかつ需要が高く、手に入れにくい。

しかし、ミラージュは違います。
1300cc、1500ccのミラージュと外装がまったく同じであり、解体屋にはボディパーツがたくさんある。
『数がある=安い』という需要と供給の関係により
外装の中古部品は常に在庫があり、安く手に入れられる。


・其の七
マイナーゆえに改造パーツは少ないといえるかもしれない。
しかし、『ミラージュ…ランサーと兄弟車』である。
これは、どういうことかというと…プラットホームがランサーと一緒ということである。
つまり…
あの「ランサーエボリューション」シリーズの部品を流用しチューンアップが可能。
アフターメーカーの信頼のないパーツとは違い、メーカーが威信をかけたパーツを使えるのである。
たとえば、ランエボ5RS用の『リアエンドクロスバー』やエボ2.3のロアアームなど…。
もちろん社外品も…CA4A型のミラージュでは足回りはエボ1.2.3がポン付け。
ボディ補強パーツ(タワーバーなど)もまったく一緒で…と、メジャーな改造ポイントから
裏技チックな、エンジンマウントをエボ3用を入れると
エンジン重いエボ用のマウントは、軽いエンジンのミラージュには「ちょっぴり強化マウント」になる。
などと…可能性は無限大。(?)

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