ポケベル・ケータイ主義!

ここは、6月下旬刊行予定の「ポケベル・ケータイ主義!」の紹介ページです。

●概要

タイトル ポケベル・ケータイ主義!
著者   富田 英典・藤本 憲一・岡田 朋之・松田 美佐・高広 伯彦
体裁   四六判・並製・288頁
刊行   1997年6月下旬予定
予価   1500円+税
版元   ジャストシステム

●(仮)目次
ポケベル・ケータイの10ヵ条                   藤本憲一
・ポケベル・ケータイとはなにか?
 ケータイメディア論のすすめ                   岡田朋之
    ポケベル・ケータイこそマルチメディアである
 インティメント・ストレンジャーの時代              富田英典
    ポケベル・ケータイで結ばれた「近しい他人たち」
・ポケベル・ケータイ論
 ぼくたちのマルチメディア、ポケベル               高広伯彦
    束縛のメディアから解放のメディアへ
 「自由と孤独」とケータイ                    富田英典
    ケータイは都市から追放されてしまうのか
 ポケベル・ケータイの「やさしさ」                岡田朋之
    伝言ダイヤルからはじまった、新しいコミュニケーションの形
 ポケベル・ケータイはドラえもんの道具なの?           松田美佐
    「情報弱者」解放論とはなにか
・ケータイ物語
 ケータイとクルマのあいだに                    岡田朋之
    「通信する自由」と「移動する自由」の二者択一を超えて
 都市伝説:ケータイの電磁波がアブナイ               松田美佐
    きらわれているのはケータイオヤジなのか
・ポケベル・ケータイの未来へ!
 ポケベル・ケータイによってぼくたちは「進化」する         藤本憲一
    ノリ、キレ、虚数化する社交地図、乗数化する匿名人格
・メディア個人史
 富田英典
 藤本憲一
 岡田朋之
 松田美佐
 高広伯彦
ポケベル・ケータイ事件史                       高広伯彦
あとがきチャット−−ケータイの美学を語る?

●帯コピー

 ポケベルで話せ! ケータイを鳴らせ!
 なぜ、少女たちはポケベルで話すのか? なぜ、ケータイオヤジは嫌われるのか?
 20世紀究極のマルチメディア、ポケベル・ケータイの真実の姿を、気鋭のメディア学者5人が、自らのメディア個人史とともに語る!
 持つ人も持ちたい人も、持たない人も持ちたくない人も、必読の1冊!

●ポケベル・ケータイ10ヵ条

 (1)ケータイは、もはや、マルチメディアの実現形なんだ!
 (2)匿名の「ベル友」「メールフレンド」は、もはや、親友・恋人なんだ!
 (3)ポケベルは、もはや、自由な双方向メディアなんだ!
 (4)ケータイは、もはや、エレガントな公共的メディアなんだ!
 (5)ポケベルは、もはや、「やさしさ」革命のシンボルなんだ!
 (6)ポケベル・ケータイって、「情報弱者のどこでもドア」なの?
 (7)ケータイって、「交通事故の元凶」なの?
 (8)ケータイの電磁波って、「有害な放射線」なの?
 (9)ポケベル・ケータイって、「人心堕落の世紀末的シンボル」なの?
 (10)ポケベル・ケータイって、きのうきょう出来た「新参者」なの?

●著者紹介

◆富田英典(とみた・ひでのり)1954年大阪生まれ。佛教大学社会学部教授。専門はメディア文化論・若者論・現代社会論。著書に『声のオデッセイ−ダイヤルQ2の世界・電話文化の社会学−』(恒星社厚生閣)、『みんなぼっちの世界』(共編著・恒星社厚生閣・近刊)など。
◆藤本憲一(ふじもと・けんいち)1958年兵庫生まれ。武庫川女子大学生活環境学部専任講師。専攻は、携帯ガジェット論・プレゼンテーション論・メディア環境論。著書に『ポケベル少女革命----メディア・フォークロア序説』(エトレ/発売星雲社)、『20世紀のメディア 第二巻』(共著・ジャストシステム)など。
◆岡田朋之(おかだ・ともゆき)1965年大阪生まれ。関西大学総合情報学部専任講師。専攻はメディア論・文化社会学。著書に『現代文化を学ぶ人のために』(共著・世界思想社)、『はじめて出会う社会学──社会学はカルチャー・スタディー──』(共著・有斐閣、近刊)など。
◆松田美佐(まつだ・みさ)1968年生まれ。東京大学社会情報研究所助手。専攻はコミュニケーション/メディア論・ジェンダー論。
◆高広伯彦(たかひろ・のりひこ)1970年大阪生まれ。博報堂出版営業局勤務。専攻はメディア論・文化社会学。

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