【携帯電話と現代社会に関するイメージ・グラフィック、審査結果の発表】

2001年11月 移動体メディア研究会 岡田朋之

 2002年早春に刊行予定(有斐閣より)の単行本『ケータイ学入門(仮)』の表紙もしくは各章の扉の一部に使用するべく募集しておりました「携帯電話のある情景」をテーマとしたイメージ・グラフィックにつきまして、9月末日の締切までにデジタル部門5点、一般部門6点の応募がありました。厳正なる審査の結果、以下の方々の応募作につきまして、入選とさせていただくこととしました。ご応募ありがとうございました。

 なお、入選者のみなさんに対しては別途賞品をお送りしますので、別途送付先をお知らせいただければ幸いです。

▽デジタル部門
一等 牧野 暢穂 氏(賞品:商品券1万円分)
〔選評〕ケータイに対してネガティヴでもポジティヴでもないニュートラルな姿勢に好感が持てる。
 ケータイと人物との微妙な距離感が現代におけるケータイの社会的な位置づけをよく表している。
二等 後藤 佳子 氏(賞品:商品券5千円分)
〔選評〕モデルとなっている子供の、好奇心と不安感の入りまじったような表情が、新しいメディアとしてのケータイに対するイメージを象徴している。
同 中村 健太郎 氏(同上)
〔選評〕メディアの中におけるリアルとヴァーチャルの逆転を取り入れた発想がユニーク。CGとしての完成度も高い。

▽一般部門
・一等 該当者なし
二等 山浦 克永 氏(賞品:商品券5千円分)
〔選評〕キャプション付きのイラストが、ケータイを持つ私たちの本音をうまく表現している。
特別賞 妹尾 利津子 氏(同上)
〔選評〕現代のコミュニケーション状況をよく表現しており、高い完成度が評価された。

 なお、デジタル部門一等の牧野氏の作品は表紙として、二等の後藤氏と中村氏の作品はそれぞれ章の扉絵として利用されることが決定しました。また、一般部門二等の山浦氏の作品は、本文中の図版として使用されることが決定しました。単行本で図版の使用が決定した上記の作品につきましては、別途掲載にあたっての交渉をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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