〜陶磁器修復講座を受けて〜

陶磁器修復講座を受けて、実際に、自分でも、やってみた。

場所・・・アンティークモール銀座

講師・・・佐野智恵子氏

蘇る技のHP

「古の美を蘇らせる」

日時(2003年9月6日)

これが、今回の修復するお皿

明治中頃のお皿というコトで
購入していたが、私の不注意で
欠けてしまった。

これは、主人が割ったお皿。
割られても1年半ほども
大事にしまって置いた。笑。

まずは、準備。

陶磁器修復キットをはじめ
セロテープ。綿棒。ティッシュ。
さらに、手前には、ゴミ袋も用意。

このお皿は、実際に、銀座へ持っていったが
断面の汚れを薬で取ったほうが良いとの先生の
判断にて、持ち帰った後、この塗料はがし剤を使った。

ドロッとした液を、筆にとり、断面に塗る。

画像には、無いが、この後、
ビニール袋に、コレを入れると
さらに、はがれやすい。

磁器用接着剤(2種類)を、
あらかじめ、立てて混ぜて、合流させておく。

さらに、キットの中のタイルに、
ルミラーシートをセロテープで
貼りつけて置く。

四隅を、きちんと、止めて置く。

混ぜた接着剤を、スパチュラで、かき混ぜた後に、
楊枝で、点々と付けていく。

脇から、はみ出ないようにする。

スパチュラで、500円玉くらいの
接着剤を取る。

上の接着剤に、エロジール(左の白い粉)を、
だんだんと少しづつ、混ぜる。

この混ざり具合が大切。
結構たくさんのエロジールが必要である。

ねりねりしたパテ(接着剤+エロジール)を、
透明のパテ。
白い色のパテ。
色の基本色の3色(青・黄・赤)
透明色+計4色のパテを作る。
この色を混ぜて、修理の陶器の色に近づける。

この「色あわせ」が、難しい。
白い磁器でも、微妙に違うので、その色を出すのに、苦労した。
※詳しい画像は、私のリンク先「古の美を蘇らせる」へ。

ちなみに、「白」・・・透明度
「赤」・・・陰影がつく。

セロテープでしっかり止めて、
垂直にお皿を立てる。

プチプチを使って、固定する。
さらに、倒れないように、ダンボールの中に入れる。

こうして、48時間置く。

固まったどうか、さっきのルミラーシートでも確認する。

『完成』

左の斜め上が欠けていた。

〜〜〜印判手のたこ唐草模様の7寸のお皿・編〜〜〜

割ってから、時間が経ってたので、
きちんとクリーニングする。

画像が無いが、この右の破片は、
さらに、小さく3つに分れている。
それを、まず、仮止めしてある。

この破片が、小さくてパズルを繋いでるようだった。

上にあるやり方で、同じことをする。
画像で、見えにくいが、破片が残ってない数ミリのところだけが空いたので、
そこを、パテで塗り固める。

表も裏もほとんど、ちゃんと、付いた状態。

布やすりの番手の小→大へと使って、パテの部分を力を入れずに、こする。

さらに、「グレイゲイト」を少量とり、ツヤを出す。

『完成』

画像では、左上が3つに
分かれていた部分。

〜〜〜実際に、やってみての反省〜〜〜

今回、教えていただいた事を、家でやってみたが、まず、集中してやらないといけない事。
そして、準備は、きちんとする事。

さらに、2種類の接着液は、混ぜると、かなりの数を、接着出来そうなので、
欠けたモノを数点用意して、順次、やっていく方法をとると、手際が良い事。

お皿の色に合わせるために、慣れて来たら、
顔料は、アップ・グレードしたアイテムをそろえたいと思った事。

こうした陶器を修復させる方法を、身につければ、想い出の品や、もう手に入らない
昔の陶磁器を、蘇らせる事が出来て、またそれを、後世に残せる。
今の世の中、何でも、お金を出せば手に入る時代だが、そうした時代だからこそ、
あえて、こういう技術は大切だと感じた。

数百年も昔の名も無い陶工が、丹精込めて作った陶器。
捨ててしまえば、その命もそこまで・・・。
でも、こうしてまた蘇ることが出来るって、素晴らしい事である。
諦めていた5枚組の品。
また、お揃いになって、家族が揃ったような、そんな優しい気持になれた・・・。
〜終わり〜

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今回、習って来たのは、イギリスのここ10年程主流となった「カラーフィル」という修復技術。