〜その1・陶磁器修復講座に参加して〜

親戚の用事があって、東京へ行って来た。

さらに、「アンティークのある暮らし」
http://www.i-kurashi.com/
の佐野智恵子氏の陶磁器修復講座が、開催されてるコトを、HP上で、事前に知ったので、申し込みをした。

何度か行った事のある、アンティークモール銀座での教室である。

佐野先生は、私のリンク先にも登録してあるので、その輝かしい経歴は、省略させていただくが、その古陶磁器修復士として、イギリスで学んだ新しい修復方法で、古陶器を治したり、教える先生としては、その道の第一人者の方である。
おそらく、この技術は、まだ日本で、ちゃんと習得した方は、そうは居ないと思われる。

いつか、その方法を学びたいと思っていた私としては、こういうチャンスは、滅多に無いので、一日を予定に入れたのである。

日本古来のその修復方法として、「金繕い」がある。
うるしを何度も、塗って、最後に、金を蒔く方法である。

それに対して、今回勉強して来たのは、佐野先生が、イギリスで学んで来た「カラーフィル」という技法である。
ここ10年くらいで、イギリスでは、主流となって来た、修復技法であるそうだ。

http://www.inishie.com/index.html

ここに、その佐野先生のもうひとつのHPもある。
ここで、ご披露してる方法を、教えていただいた。


当日。時間より少し早めに、アンティークモール銀座に着いた。
アニバーサリー・フェアーをやっていて、セールの品もあった。
何度か、ここへ来たが、好きなモノを見てると、時間の経つのが、本当に、早い。
ショー・ケースを見てたら、あっと云う間に、教室の始まる時間になっていた。
大急ぎで、10階の教室の場所に行く。
すでに、何名かの方が来ていた。
空いてる席に座ると、ちゃんと、すぐに、修理作業が出来るように、セッテングがされていた。
先生のアシスタントをされてる友人の方も、いらしてた。


佐野先生は、前から、メールや掲示板やHP上では、知っていた方だけど、実際にお会いするのは、初めてである。
やや緊張しながら、前の方で準備してる所まで行って、挨拶をする。
とても美しい、小柄でスレンダーな聡明な雰囲気のする素敵な方だった。
何故に、この方が独身なのか、不思議である・・。
(まったく、余計なお世話である・・。失礼・・・・。)


海外に買い付けに行って、帰って来る時に、数十キロもの荷物を、この小柄な身体にどうやって、背負って来るのだろうかという疑問が沸いた。
おそらく、そういう時は、違う力が沸いて来るのであろう。
好きなコトのためなら、人間、底力が沸くのかな・・。と勝手に、想像した。


集まった方達は、皆、それぞれに、いろんな陶器の破片を、持って来ていた。
普段の陶器や古いモノや人形など、皆さまざまである。
男性の方も居た。
年代もまちまちである。

まず、先生が、自分の陶器を使って、デモンストレーションをしてくださった。
皆さん、近くで、見てくださいと声がかかる。
HP上で、説明してあるやり方なのであるが、やはり実際に、こうして現物を前にして、手元を見て、説明されると、とても、良くわかる。
また、説明の仕方も、わかり易かった。


陶器の修復と言うと、その目的は、さまざまで、家庭にあるお気に入りの茶碗やお人形やら、古美術品やら、沢山ある。

特に、イギリスでは、古いモノは、壊れたり欠けたりするのが、当たり前。
それを、修復して、使い続けて、次の世代へ、渡すのが、普通の考え方。
そうしたお話を、先生は、作業を説明しながら、織り交ぜて、さりげなく話してくれた。


う〜〜〜ん、良いな・・そうした考え方。
人間の私も、古くなったら、修復して、使うコトにしようかと・・・フト考えた。笑。
(次世代に、残せるかどうかは、やや疑問があるが。。。)


先生は、いつも、HPなどで、個人的なお話を書いてる内容が、すごく楽しい方だ。
しかし、その根底に流れる、古いモノをちゃんと見つめる眼やとらえ方に、私は、大変に、魅力を感じる女性である。


仕事内容は、大変に、高度で緻密な事をしてるのに、決して、それを偉ぶったりしないで、当りまえの事を教えてる風に言う。
その語り口も、素敵である。
限られた時間の中で、質問に、丁寧に答え、個人の所を回って歩いていた。


本当に、仕事の出来る人間は、得てして、こうした真摯な態度の方が多いと思う。逆に、自分自身に、中途半端な人間の人に限って、威張ったり、偉そうだったりするから、私の個人的趣味の人間観察は、止められない・・・。

また、こうした機会がないと、一流の人に、触れられないから、私は、参加出来て、本当に良かった。


まだまだ、沢山の事を知りたいと思ったが、時間が来た。
質問などのある方は、残って良いですよ。・・と言われたが、残念ながら、次の予定があり、その場を後にした。
同じエレベーターに乗り合わせた方が、時間が足りなかったくらいですよね。
ひとつの陶器を、完成するまで、習えたら最高ですよね。
・・・などと、言いながら、出口まで来た。

事前に見たショーケースのアンティークの品も少し気になったが、あいにく、時間が無く、そのビルを後にした。


しかし、帰り道、すごく、良い時間を過ごせた自分が、そこには居た。
有楽町駅までの道路を、気分良く歩き、銀座を離れた。

本当に、良い体験だった。。。






No.33


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アンティーク・モール銀座で、佐野智恵子氏の陶磁器修復講座があった。
それに、参加した時の様子を、帰宅した後、私のHPのDiaryに書いた。
画像の制限と、内容が、消えてしまうので、ここに、もう一度、アップしておきます。
興味のある方は、一連の修復までの流れをわかっていただくために、お読みください。

佐野先生の道具類の数々。

解りやすい説明の仕方。

送っていただいた画像。
丁寧な指導・・・の図。