ドキドキプリティリーグLovelystar

 


別段書きたくもないんですが。まずは、主人公の設定が、右肩を破壊後、左腕投手として復活。メジャーのパクリちゃうんかと?。
まぁ、この時期、メジャーの連載がドコまでいってたか知らないんですけど。

ついで、野球を知らない。とした理由箇所。
メインヒロイン(投手)が、同部員と一打席対決シーン(守備陣はキャッチャーのみの打撃対決)。主人公は審判役。

シーン再現

メインヒロイン「一球目…」
びゅっ…ばしーん(SE)
主人公「すとらーいく」

メインヒロイン「2球目…」
びゅっ…ばしーん(SE)
主人公「すとらーいく」

メインヒロイン「三球目…」
びゅっ…ばしーん(SE)
主人公「ぼーる」

万事、この調子。配球も、球種も何もない、キャッチャーの存在が完全無視の投球シーンって初めてみました。
普通は、「まずはカーブを外角に外して様子を見るか」とか「インコースで上体を起こす」とかなんかやるよね、少しでも野球知っていれば。

そんでもって、打者の娘が、キャッチャーやってる子にこんな事を言ってたはず。
「あんたは、黙って球受けていればいいのよ」
…基本、キャッチャーがリードして、配球決めるんですけど…典型的な野球知らない人の、投手至上主義に入ってるよね、コレ。
他のシーンでもキャッチャーって単なる球受け係な扱いにしてるし。キャッチャーって実は野球のゲームメーカーだからねぇ。


そして、この対決の決着。
打った打球が、グラウンド脇を歩いていた生徒会長の頭に直撃して、ノーコンテストに。
そこでのセリフ
「ファウルだったかも知れないし、ホームランだったかも知れない」

…ありえへん…フェンスの高さと人間の身長を分かってないし、ホームランが放物線を描く事すら分かってない。
通常、頭に当たる放物線ならば、オーバーフェンスはあり得ない。弾丸ライナーだとしても、フェンス直撃。
会長の身長が4メートルぐらいあるなら話は別だが、そうでないなら、アストロ超人三荻野球五の加速度打法(打球がフェンス直前でポップアップする)が必須。

守備陣なしの一打席対決なので、ランニングホームランとかのフォローも効かない。
てゆーか、硬球でホームラン性の打球が、不意打ち気味に頭を直撃したら、病院送り必須。下手すると死ぬ。

さらに、通常エンド間際で、女子野球部を潰そうとする生徒会長の送り込んだチームと、三角ベースを硬球でやるという。
ナイン考えるのが怠くなりました感、丸出しの展開。

そこでの監督(主人公)の動き。野球以前にスポーツを知らないのではないかという
「急に制球が乱れてきたな…」(タイムを取らず、呟くだけ)
制球の乱れをつかれ、8点を失って、ようやくタイム。
「おまえ、爪が割れてるじゃないか?」

…8失点の前にタイム取れよ…急な制球の乱れがあるなら、ランナーが二人貯まったあたりでタイム取るべき…二人でも遅いかも。
そして、その後も、爪割れたまま血染めのボールを投げたはず(確認したくもねぇ)

血が付いている時点で、キャッチャー気がつきましょう。タイム取りましょう。
つーか、キャッチャーならば、急激な制球の乱れが出た時点で、間合いを開けるためにタイム取りましょう。マウンドに行きましょう。
てゆーか、血が出るぐらい爪が割れたら、投げられないよな……投げても、へろへろ球だよ。 爪が割れた理由も語られない。ナックルとかフォーク多投した訳でもない。
そんでもって、その裏に九点取って勝つという、アホか。な試合展開。

そして何より、根本的に、ドキドキプリティリーグと銘打ったからには、野球モードが無いのは、完全な詐欺。
本当に、不出来なエロゲーのエロ抜きゲームのごとき、シナリオと呼べないシナリオと、描写力という。

技術的にも、完全なる三人称視点を通り越して、神の視点。まぁ、三人称はそうなんだけど、心の声まで聞いてしまうレベルのは、
プレイヤーの存在を完全に投げっぱなしジャーマンで、場外へ放り投げてると言う。
ほんとに、二度とシナリオ書かないでくださいと言いたいぐらいです。マジで。
 



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