THEガッツ3
(レビュー)
ほとんどのレビューサイトで、イロモノ、キワモノ扱いされている上に、まともなレビューをされたことがないこのシリーズ。まぁ、個人の嗜好なんで、あまりとやかく言う気はないのですが、そろそろ、つーか、いい加減に、『濃ッ』とか『やっぱりダメでした』とか言うレビューどころか、感想文にもなっていないものは、止めるべきだ。
そんなことは、プレイどころか、購入以前に分かっているはずで、スプラッタ映画見に映画館に入って、血しぶき飛んでました。とか言うのと、まったく変わらん。感想にもなっていないのだ。
そもそも、このガッツシリーズ、分類するなら「キャラ萌えゲー」に分類される。振り分けるなら「カノン」や「AIR」なんかと変わらない、キャラ萌えゲームなのだ。
あちこちで、ブーイングが飛んでいそうだが、説明を聞け。どう見ても、小学生にしか見えないし、顔の半分が眼球という、鯛焼き「うぐぅ」少女萌えの人間は、明らかにロリ属性だ。それと同様に、筋肉に萌える人間もごく少数ながら存在するわけだ。女性の方が比率的に多いだろうが、男性にも、マッチョな女性が好きな人間もいるのだ。
女教師属性、熟女属性など、フェティッシュ(元々は嗜好/愛好と言う意味だ)の一分野として存在する。
しかし、エロゲ、アニメを趣味にしている人間には、なぜかロリ属性の者が多い。発現していないまでも、資質を内在している人間を考慮すると、パソコンゲーム愛好者の6割から7割は、該当すると思われる。そんな、つるぺた萌え、ロリ属性の対局とも言える存在が、マッシヴ属性なのは明白。その辺りからの生理的嫌悪感もあるのだろう、まともなレビューが一つもないのは。現にそう言う感想にもなっていないレビューを書いているのは、ロリ属性の人間がほとんどだったりする。
しかし、エロゲーマーの7割が賛同したところで、日本の人口比から見れば、ロリ属性も2割弱もいれば良い方だ。そのため、幼女連れ去りの犯人が逮捕されたとたん、こんなロリ属性の証拠品が。とマスコミが報道したのは、記憶に新しかろう。それと同じ事を、やっているのである。
いわば、アメリカで市民権をようやく得た黒人種が、さらに下のヒスパニックを差別しているのと同じ状態なのだ。しかし、それすらも白人種(一般大衆)から見れば、どちらも差別されるべき者だと言うことだ。
単なる「ネタゲー」だけの存在ならば、三作も続くわけが無かろう。そろそろ現実を見て欲しいものだ。
安易な否定による話のネタづくりというのは、差別の始まりであり、多少なりとも他者に影響力を持つ、サイト持ちの取るべき姿ではない。某所「ガッツ1」に対する感想で「コレで抜けるのはかなりの強者だろう、違いますか?」という文さえあったが…マッシヴ属性は、人間じゃない。とまで言いたそうな文である。そもそも、フェチシズムとは、非属性の人間には理解できないものだ。一般人は、ロリ属性の人間を見て、同じ事を言うだろう。安易な他者否定が差別につながるうえ、価値観の押しつけがどれだけ不快であるか、これ以上適当な例はない。
ちなみに、私は発現していないものの、どの属性も内在している人間である。ロリ属性の気持ちも分かるし、マッシヴ属性の気持ちも分かります。ただ、ボディービルダーみたいに、筋肉乗せてるのはダメで、アスリートのように女性らしさを残しつつ、締まった身体。と言うのは好きです。陸上の女子棒高跳びのロシアや東欧系の選手なんて、青に近いぐらいの肌の白さに、うっすらと割れた腹筋。それでいて、女性らしいスタイルだともう(笑)。スプリント系の黒人女子は、筋肉付きすぎですな。
ただ、同性愛は資質がゼロのようで、ホモはもちろん、レズもダメだ。後、デプ専の気持ちも今ひとつ分かりません。一番強い属性は、キリスト教のシスター萌えなんですけどね。カトリックのスタンダードなヤツ。白いヤツを内側に、黒のストレートが外側のヤツな(笑)。
と言うわけで、ガッツのポジションを規定位置につけ、偏見を取り払った所で、レビューに行ってみたいと思います。
一言『駄ゲー』。
2の方がマシだったかなぁ。確かに、フラグ立てとか、AVGっぽくはなっているんだけど、ストーリーなくなっちゃった(笑)。まぁ、キャラ萌えなんで、それでも良いんですが、そのキャラも今回ちょっと弱いかなと。つーか、2が強すぎたと言う話も(笑)。話のエロさも、CGのエロさもパワーダウンって感じです。コメディーとしても、笑えるところは少ないですし、マウス連打もあまり意味が無く、実に中途半端。
まぁ、親会社(?)のメイビーの頃から、あまりシナリオにパワーがある会社ではなく、キャラで売るタイプのゲームだったからなぁ。システムも選択肢がでるまで、ロードできないと言うのは、メイビーと共通システムだけどそいつは、ダメ。セーブはそれでも良いけど、ロードは随時にして欲しいです。選択肢失敗しても、強制イベントに突入すると復旧までが長い。とても、ユーザーフレンドリーとほど遠いシステムだ。
原画の方も、時間がなかったのでしょうか、ちょっと乱れと言うか、首から下のパースがアレ?。と言うのが、いくつかありますし。取り急ぎ、と言うか、かなり締め切りに追われていた感じを受けます。2の方がきれいだった気もしますわな。全体的に。
キャラ萌えだけでは、2作が限界なので、そのメッキが剥がれ始めたのかも知れません。次回で真価が問われますよ。日高社長。所詮、見せ物小屋、ネタゲーだよ。と言われてしまうか、どうかの瀬戸際です。キャラ生かしつつ、ガッツのキャラでなくても、面白い。という様なシナリオでないとね。期待してます。
こんなゲームでも、オカルトチェック。
千歳シナリオの設定ですが、良いです。キツネと言えばダキニ天、ダキニ天と言えば真言立川流(性魔術)つーわけですな。豊饒神は多産でもあり、各地で聖娼のような制度もありますので。ナゼか、カップルで行くと別れる。として有名な弁財天の有名地、安芸の厳島、江ノ島、天河には、遊郭まがいの事もしていたため、女房、恋人に悟られないための嘘。と言う説もあります。
安倍晴明の母、葛葉も白キツネですが、婚姻を許されぬ巫女との間に出来た子供だったのかも知れません。もともと異種結婚譚は、他種族や山人などとの婚姻である事が多いので。神との婚姻=生け贄にされた。と言う説もありますけどね。神(生け贄を要求するのだから祟り神)も異種族の可能性が高い。山という狭い地域に居る以上、新しい遺伝子を入れるために、里から嫁を取っていたのかも知れない。
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