ときめきメモリアル4

メモリあうのもそこまでだ!

 


 

注記:もろに書きかけ状態ので、随変更されていくと思います。とくに、攻略キャラが増えるごとに


正直言って、愛のないスタッフによって潰され、自滅したかに思えた、ときメモシリーズですが、見事な復活を遂げました。この復活こそが、伝説となりましょう。
近年まれに見る傑作として、戻ってきました。本当に、どのくらいぶりかでカルト作に追加できた作品です。


系譜としては、ときメモ1直系で、サクサクプレイ重視。しかしながら、シナリオ密度は、ときメモ2以上にあり、2のような、特定の年次、特定の季節、特定の場所でイベント起こさないと、好感度リミッターが外れない。と言う事はなく、きちんと、好感度を上げていけば、メインシナリオは随時進行するようになっています。ときメモのなんたるかが、分かって るねぇ。と言えます。

新しい試みのスキルや消費アイテムも、やり込み要素として、チートって言うと言い過ぎですが、強力なのからお遊びまで、補助手段としてのバランスも良く取れます。 その上、スキルやアイテムは、一切不使用でもクリアできるようなバランス設定になっているのも見事。また、過去作とのつながりも、センス良くパロディ要素として引き継いでおり、過去作を知っていると、ニヤニヤ出来る事受けあい。 Yの魔眼。そう言えば、好雄のメモにはスリーサイズ記入されてたよなと(笑)

ただ、欠点しては、モーション(表情変化や首振り、呼吸のための胸の上下など)をやっているのですが、これがPSPには過負荷らしく、途端に画面が重くなります。キャラクターが登場すると、常に行っているため、一人あたりはわずかな時間でも、全体を通すとかなりの時間にな り、これをなくす(別に、スパッと切り替わっても良いと思うんですが、私は)か、もっと軽くできれば、1並のサクサクプレイと、2以上のシナリオ密度をもつ、完全なるときメモが誕生していたと思うので、そこが残念かなと。

と、思ったんですが、どうも犯人は、くそトロイUMDドライブのようです。
セリフの読み込みとかで、エリサ表示。表情変更。じゃーーーん。うぃーーーーん。「なんじょしたべ?」
てな感じとなっております。UMDでしか出てないソフトもしたい、と言うのでなければ、PSP3000とダウンロード版買った方が良いかもしれませんねぇ。
補注:2016現在では、VITA等でのプレイとなるので、関係ない話になってしまいました。

PSPを選んだミスとも言えますが、しかし、携帯機で、サクサク出来るというのも売りの一つであり、PS3とかXBOX360とかのハイエンド機で、大上段に構えて出していたら、また、評価は変わっていた気もしますが…しかし、シナリオの話数不足キャラ (決定的な不足ではなく、物足りない感じ)や、電脳部のシューティングゲームがなかったり、修学旅行先が一つ減っていたりと、据え置きハイエンド機なら、全部入ったのではないかという気持ちもあり、複雑なところ。

そうそう、ときメモと言えば、電脳部3年目の無意味なぐらいで気の良いシューティングゲーム。って言うのは、外せない要素だと思ったんですが、容量的な問題なのか、電脳部そのものが無くなっています。ルイあたりに「きめらきの電脳部と言えば、これっしょー」みたいなセリフ言って欲しかったわ。あと、無くなった部活といえば、演劇部。これも、文化祭の寸劇というか、ミニコント好きだったんだけどなぁ。他にも、修学旅行での行き先に北海道が無くなっており、紐緒閣下、寿さんと、連綿と続く、未知との遭遇は無くなってしまいました。残念すぎる。そいや、科学部も化学部になってたか。


キャラクター的にも、きちんと作り上げられており、オリジナリティがありつつも、過去作を踏襲しているところもあり。とホントにセンスと愛を感じるところ。初の不良娘カイとか、藤崎踏襲の皐月とか。個人的には、光踏襲と思う、星川とか。星川と語堂の関係は、絶対に、光と琴子やんなぁ?。あとは、ときメモ2のレビューのトコでちらっと書いた、男女双子で入れ替わりはどう?ってのが、具現化していたり(見ているとは思えないが…いや、見てるかもなぁ…RRとかも怪しいトコが)

そーいや、2で固定キャラ多すぎるだろう。とか、下校イベント戻せよぅ。とか。メモラーは、サクサクプレイを求めてるってとか。なんやかんや、言った事がほぼ入ってる気が…という、心地よい妄想に浸りたいぐらいの出来なんですってば。まぁ、実際、アトラスとコナミはみてんじゃないかと言う気は、しなくもないですが…ちょっと我がの2のレビュー見てきたら、我がの願望、結構、実現してるね…マジで…楓子で「方言活かす方向で」>エリサ?。三原さん(伊集院家執事)は、運動高いと頬染めなきゃダメだ>門番さん ?。

細かいところに行くと、デートの誘いの断り方が優しくなっていたり、前田の料理が「見た目悪いが、味は良い」と言うほむら提案(前田自体が、ほむらに近いキャラ造形)だったり、とまぁ、妄想やら、自己陶酔したくなるほどと言う事で。



システム面では、ストレス値と遊び値が無くなった反面、隠しパラでモラルがついております。ストレスは体調と、遊びは容姿に一本化した感じになっていて、まぁ、いい簡略化ではないかと。あと、デートすると体調ががっつり減るので、過去作では、GWにデートラッシュとかやれましたけど、今作では、休み休みでないと倒れちゃうかも。そーそー、やっぱ、昔と比べると連休増えてるよねぇ。しかし、ゲーム的には、飛び石のほうが有り難かったり(笑)。


爆弾の発生率は、やや緩めでときメモ2なみ。なのでまぁ、全員出しても何とかなりますが、今作から、電話の回数制限が出来ているので、少々、やりくりにはコツがいります。 その代わり、電話は行動に入らないので、爆弾を確認してから、デートの約束を取り付ける事も可能に。この電話回数も、ケータイのバッテリーという形をとり、この回数制限も中々に絶妙という。良くできた形になってます。誰に爆弾がついたか、確認するための電話もバッテリー1メモリ使用するので、より計画性が必要となります。

それでも、ランダム頼りになりますが、ときメモ3の様に、下校イベントでデートに誘えるのでバッテリーが切れても完全にお手上げにはならない。と言うのも上手いなぁと。 さらに、予備バッテリーを購入する事も出来たりします。

若干の不満と言えば、好感度の上がり方が少々いびつな感じを受けるのと、やっぱ、ときメモっていうとさ、日常コマンド使用時に、ヒロインの応援ついて欲しいんだよね。誰の好感度が一番高いか、こっそりと見分けが付けられるし。

それは、1ではただの応援だったのですが、ときメモ2では、仲良くなったヒロインが、主人公の日常コマンドと同じコマンドを行う。ってシステムがありまして、それが、平日コマンドでミニキャラが登場だったわけです。例えば、運動コマンド時に光が出ると、光も運動パラメータが上がってた訳です。

まぁ、残すほどのシステムかって言われると、悩むところですが、これによって、ヒロインの進路が結構、変わって面白くはあったんです。琴子なんて、文系キャラなのに、理系コマンドに引っ張られて、よく理系大学に行ってましたし。 高難度イベントも作れますしねぇ。2だと、光と一緒にインターハイ出て勝利するイベントが難しくてねー。

そうそう、上位スキルなんですけど、情報なしで見つけた人ってどれぐらいいるんでしょうかね?。ちょっと手がかりがなさ過ぎる感じも受けます。

あと部活の練習試合で勝ったときの主人公セリフもなくなったのが痛い。「楽勝、楽勝」とか「なんとか勝ったぞ」で、部活経験値の調整の目安になっていたので、コレを削ったのは失策かなぁと。同じ勝ち方でも、経験値が足りなくなって来たかどうか分かるしね。

今作では、男友達と下校イベントを起こすと、パラメーターが上がったり、調子が戻ったりと、微弱な恩恵がある上に、キャラ的にも存在感があるので、今作の作り込みは、計り知れないと言えます。 モロモロ、女性ユーザー狙っているところがあるので、そこまでするなら、いっそ男友達とデートつーか、遊びに行く約束をして、微弱な特典(上位スキルのヒントとか、体調ややる気の回復とか)があるようにするのは、いかがか。

あとはまぁ、ヒロイン側のアプローチ頻度がかなり落ちてます。文化祭でも、ヒロイン側から呼びに来なくなってますし、デートの誘いも滅多に来ない(ときめき状態でようやく来始める)ので、スケジュールは立てやすいんですが、ゲームとしては、まぁ、足かせが低すぎる気もしなくもなく。 それに伴って、平日での登場は、スキル付けないと、ほとんど出てこないと言う事も。逆に、平日出現を抑えるスキルにあまり意味がないレベル。

呼び方変えたいけど、延々と出てこないって事多々なので、もうちょっと出現率上げても良いような感じもします。

ときメモ2からある、女子のときめき度で服に気合いが入るシステムなんですが、ハードの限界か、2パターン(ときめき状態とそれ以外←間違い。平服は、ノーマル、友好、ときめきの3パターンありました)しかないんですよねぇ。せめて各段階(初期、友好、ときめきぐらい?)で、変化させて欲しかったなぁ。

補記:衣装は3パターンありました。水着が2パターンになっていただけでした。どうも、友好状態の服を見逃していたようです。




さて、 肝心のシナリオなんですが、きちんとした作りになってます。 キャラによって、ときメモ1の様なタイプもあり、ときメモ2のようなメインの流れがあるタイプもありと、幅広い。そして、出来がよいがゆえに、もう少し、踏み込んで欲しかったとか、もう1エピソード足して欲しかったとか。そんな楽しい不満が言える久々の良作シナリオでした。 あとは、主人公が一切喋らないとパーフェクトだったんですが。まぁ、あのくらい喋るのが、ときメモらしいよね。と言うと贔屓しすぎかなぁ。

まぁ、それはそれとして、シナリオの出来が良いのには理由がありまして、エンドロールでシナリオ「ぶらざあのっぽ」と出てまして、外部発注かよと。大手企業としては、全然、アリ。と思います。今のご時世、きちんとしたシナリオが書けるのは、ごく一部の小説家ライター漫画家マンガ原作者ぐらいなもので、ゲーム業界に限定すると、ほぼ壊滅状態なんじゃないかと言えますしねぇ。

特に、エロゲとかに良く提供しているシナリオ制作会社の酷さと来たら…(MBSとリリスのソコゲーで、なにこの物語にすらなってないシナリオ?と思ったら、発注先同じところだったという 。会社名忘れたが)…ただまぁ、自社内のシナリオライターが使い物になりませんと言う認め印を出したようなモノなので、ちょっと複雑ではあります。

やはり、シナリオはゲームの根幹を成すところですから、自社専属のが…とはいえ、原案をしっかり作り上げて、脚本化を外部発注という形なら、新しいスタイルとして定着するかも知れません。 フリー家業に仕事も回るでしょうしね。

ま、そんなところで、シナリオがしっかりしていて、コンセプトもガッチリ固まっているので、キャラクターが生き生きしている事。 それは、サブキャラが、生き生きと描けていると言う事からも分かる。サブキャラが生きているというのは、メインキャラも生きているという証左ですから。先生とか学とか良い味出してるよねー。「メモリあうのもそこまでだ!」とか「爆弾処理なんか必要ねぇってんだよ、セニョール!」とか、私の壺過ぎた。都子。かわいいよ、都子。福圓さんもイイヨ、三役使い分けスゴイよ。スパ4でサクラ使うよ。

と言うところで、真面目に、メモラーなら、ときメモ4のために、PSP買って損はないと思います。PSPを持っているなら、ときメモ4買わないと損です。そう言い切れるぐらいの出来映えです。ベストセレクションで1980円。ホントにお買い得すぎます。かわなきゃ、ソンソン。ホントに。 あ、ベストセレクションは、紙製のストリーブ?、要は、通常版が紙ケースに入っているだけなので、廉価版のパッケはイヤじゃ。と言うこだわり派のセニョォォールにも安心です。





と言うところで、ネタバレ込みのキャラ別雑感へ。
行く前に、総括。ホントに出来は良い。近年には珍しく、隙がないぐらいに良くできている。システム的にも良くできているし、スキルもよく考えられていて、安っぽいチートや、意味がない程度のオマケではなく、きちんと組み合わせれば、もの凄く楽になるし、逆に一切使わなくてもクリアできるバランス調整。スキルの組み合わせ探しも、やり込み、周回要素の一つと言え、本当に良く練り込まれた作り。キャラも、オリジナリティを出しつつも、過去作を思い出させるキャラも居たりと、愛を感じる作り込み。細かい遊びや、デート以外のシチュエーションなども、飽きが来ない作りと言えます。

サクサクプレイで、引き込まれて、ついつい夢中になってしまうのだが、例のモーションの重さとか、UMDのせいで、思ったよりも1プレイに時間がかかるので、寝不足に注意して!。って言うぐらい、出来は良い。

ただし、出来がよいがゆえに、微妙な物足りなさを猛烈に感じることも事実。旨いざるそばの大盛りを頼んだのに、もう無いやん。なんかもの足らん。みたいな。特に、イベント関連では、もう一話、前振りの話があるともっと盛り上がるのにとか、よりよく理解できるのに。って言うヒロインの話が多くて、もうねぇ。

まぁ、もっともっとクレクレ。って言う気持ちになるのは、やっぱり出来がよい証拠だとおもいます。やはし、据え置き機で、どどーんと。

と言うところで、若干のパンチ力不足を感じるところもありますが、総合力としては、間違いなく傑作と言えるレベル。ここ数年では、珠玉と言える出来のゲームでしょう。コナミの意地を見た。

あとちょっと気になるのが、標準のOPだと、アイドリングが主題歌なんですけど、無料DLCで、亀井あすか(星川真希)歌う主題歌があるんですわ。これってやっぱり、色々大人の事情でねじ込まれたけど、OPはヒロイン声優で行きたかったと言う、ささやかな抵抗なんですかねぇ?


 
紙製のカバーがついてるだけで、外せば通常版と同じ。
廉価版はイヤだという、こだわりのセニョールたちも安心していただきたい。

 


























ではでは。キャラ雑感
未クリアキャラは、短くなると思いますが。 全般に、ときメモらしい、ぶっ飛びキャラは減り、リアル傾向に。
紐緒、寿、メイ様とかの系譜に入るのは…郡山先輩ぐらいか。それでも、現実味のある所に止まってますけど。いや、都子は、ぶっ飛びかもしらんなぁ。
ときメモ2でもそうだったんですが、単純なキャラ入れ替えではなく、きちんと作り込んであるのが素晴らしい。ステレオタイプの連打はないため、コイツは過去作のコイツって簡単に批准できないんですよね。キャラ造形をきちんとやっている証拠です。

基本的に、同級生ばかり(メイ様が一個下、かすみ先生とかいましたが)だったときメモシリーズですが、今作では、上級生二名と下級生一名と幅が増えております。

ここ二年ぐらい、良く出来すぎて物足りなさから「もっともっと」って言えるものが無かったので、かなーりの文量書きそうです。



星川真希
一応のメインヒロイン。タイプとしては、早乙女優美、陽ノ下光系の、 全く意図せずとも、パラメーターを上げていたら、勝手にときめいているタイプ。傾向としては特に、光に近く、世話焼きで、気配りできて、健気で、明るくて、って言うところもよく似ている。

が、光は、切ない上にインパクトのある幼年期イベントに加えて、幼なじみという星雲鎖(ネビュラチェーン)を持っており、その鎖を断ち切るのは尋常でなく、光を裏切るのは、かなりのプレッシャーがあったのですが、星川はまっさらな他人なので、躊躇なく切れるという。まぁ、光 と琴子は重すぎる2のシナリオの代表格ですので、軽くするには良い選択だったと思います。語堂とのコンビは、絶対に、光と琴子だと思ってます。

実はこっそりと、虹野系要素も入ってる気がしてて、ちょっとヒロインとして狙いすぎな感じがしなくもない。のが、ワタシ的には減点要素。
気遣いーで、世話焼きでーと、性格的には都子とかぶるので、仲良しになりそうなんだけど、あんまり良さそうでないのは、都子の「うさぎさんセンサー」が、ライバルマークをつけたからか?。入学式当日、窓をぼーっと見てる男子に話しかけてくるのは…やっぱ、わずかでも気があるからだよねぇ?。


語堂つぐみ
文系メガネキャラは大人しいと言う思いこみの裏をかいてきたキャラ。特殊能力も「ツン」ですし。まぁ、系譜としては、すでに琴子がいた訳ですが 、琴子の場合は、完全な小姑で「光以外に目移りしたら、わかっとるやろな」な感じだった訳ですが。星川とのコンビは、光と琴子だと重ねて言います。っていうか、正志と主人公のコンビで、きゃーきゃー言うならば、星川語堂組も 、きゃーきゃー言われてそうな気がする。学とかに。

電話の声が、鷲羽ちゃんに聞こえてしょうがないという。


前田一稀
男勝りというよりは、中身おっさん型の、2で言うところのほむら型。言動も、ほむらに近い(流用もあり)。
ほむらが、自由奔放さからくる男っぽさだったのに対して、一稀は男家族の中にいたからこその男っぽさ(当人は全く認識してないだろうけど)。いわば環境の被害者。

ときめき状態での海に行ったときの髪型が、男環境からの離脱を臭わせてて良い。男っぽい性格の子が、時折見せる女らしさに、めろ めろな訳ですよ。

実はこっそり、紐緒閣下の因子を受け継いでいるという。いや、マニュアル無しで中型バラして戻せるって…すごいよな…前田家は巨大ロボも作っているらしいし。世界征服ロボで無いことを祈る(笑)。



龍光寺カイ
ときメモ初の不良系。 イベントの系譜としては、一文字系かと思わせて、高パラ必要な、かすみ先生型という。最初の何回かは、デート断って欲しいよね。「アタシに付きまとっても、損するだけだ、やめときな」とか。


響野里澄
不思議系天才少女。それ系のストレートラインのシナリオです。追加デートで「ワルツ…作ってみようかな」と言う会話があるので、作曲して告白ならそこ踏まえて欲しかったなぁ…って、あれワルツじゃないよね?。


郡山知姫
理系の紐緒閣下系なんだけど、科学でなくて、化学の人なんで、イマイチインパクトが…出来の良いシナリオ群なんですが、唯一、寒いと思ったのが、郡山の「研究課題は、究極の美よ!」でした。 「不老長寿」ぐらい、ぶっ飛んだ方がええんちゃいますかと。究極の美と言うテーマに、男の被験体が役に立つのかとか。

恋愛を通して、本当の美は外面でなく内面の充実にある。と悟るとか、なんか欲しかったですな。


皐月優
狙って、批准したキャラです。外見見て分かるとおり、藤崎の輪廻転生ver。ただ、安易に引っ張って来た訳ではなく、きちんと、ときめも1世代をニヤリとさせるような、パロディ要素が詰まっています。てゆうか、セリフの一つ一つが、藤崎踏襲という。ゆえに攻略も、高パラ維持かつ進路もエリートコースが必要という。

某所で。一年生で生徒会に入るのは難関とかありましたが、ワタクシ、初プレイで情報無しで当選しております。
と言うか、パラ+20スキルがあるから、初期値40、スキルで+20。あと10だけ上げればいいと言うだけ。ドコが難しいねんと。気をつけるのはモラルの稼ぎと、上げにくい根性値だけ。まぁ、登場ヒロインを限界まで抑えるには、コツがいりますが。いわゆる、盲導犬ゲーム浸透で、プレイヤーレベル落ちてるのかネェ?



エリサ・D・鳴瀬
宮城弁(西の人間からすると、東北弁でひとくくりですが。申し訳ない)全開の金髪碧眼ガール。と言う事で、ベース設定は、超がつくステレオタイプ気味。英語が苦手とかね。
細かい事言っちゃうと、帰化してしまうほどの親日家夫婦から生まれたならば、鳴瀬・D・絵理紗とか、姓+名で表記すると思うし、漢字名にすると思うのですが、いかがか。と言うか、「○○子」って付ける気もするけどねー。鳴瀬・D・英里子?。 まぁ、日本も好きだけど、母国にも誇り持ってます。って事だとはおもいますが。
呼び方に「ドリトル先生」ってのが欲しいと思った私は、アレなのか…

と言うのが、まぁ、残念ポイントなんですけど、シナリオ的には、なかなか。この性格で正月に晴れ着、なんで着てこねぇ?と思ったら、エンディングで語られます。 そう来たかと言う感じで上手い。ただ、全体としては、外見とのギャップに悩んでいたりと、まぁ、基本ラインはベタなのがイマイチ。デートイベントも、 メインイベントも、もうちょい、パンチ欲しかったなぁ。和歌イベントなんて、ちょっと尻つぼみな感じですし…解読イベントいるよねぇ…文系能力足りなかったのかな。

外見とのギャップに悩むイベントも、まぁ、前々から悩んでいたとは思いますが、ちょっと突発的すぎて、やっぱり、伏線というか、導入イベントが欲しいと思うのです。いじめ的なのだと重いので、まぁ、着物モデルみて嫉妬とか、マネキン見てとか。学が「やっぱ、 和服には黒髪だよなー」とか。
(捕注:和服には黒髪イベント。ありました。けど、必須にして欲しかったヨ…)

いっそ、ステレオタイプを貫き通して、子供の頃、いじめられてた設定にしてしまうとか。いじめられてる小学生を助けに行き「泣くな!、今日から道場に来い」(例の静かな怒り声で)。で、偉そうな事言ったけど、小さい頃はあたしも、よくいじめっこに泣かされてて…あたりから、髪の色かえよかなーにつないで行くと。

個人的には、あんパンって説得、弱い気がするのよねぇ。あるがままを受け入れるのが日本文化とか、髪の色が黒でも金でも、エリサはエリサでしょとか…なお、弱いか。ともあれ、イベント増やすには、容量オーバーなんですかねぇ、据え置きゲーム機だったら、行けたのかなぁ。

あと、剣道シーンも微妙。ま、私も剣道一年ぐらいしかやってないので、偉そうな事言えないですけど。
「こちらから、仕掛けさせてもらうっちゃ」「小手ぇェェェ」
(は、速い…が、踏み込みが浅い!。小手は釣りで、面狙いか。ならば、引くよりは、懐へっ)
「くっ、退かずに入ってくるとはっ」
(つばぜり合いなら、体格差でこっちのものだ。悪いけど力で押させてもら…うっ?)
「あまいっ、胴ぉぉぉ」
(押しをいなして、引き胴?。力押しを狙った分、こっちの体勢が…突っ込んで打点そらすしかない)
「良く体勢をたもった。くくくくく、それでこそ、楽しめるっていうもの」

ぐらいか。まぁ、引き胴とか使うと、わけ分からんなるかも知らんしのぅ。はーい、引き胴得意でしたー。てゆーか、小手面から引き胴しか、連続技覚えられなかったというだけ。 道具使うスポーツは向いてないと痛感した。
ときめき状態だと、踏み込みすぎて、押し倒しちゃって、見つめ合う少女漫画的展開とか?。都子がマネージャーなら、けっ飛ばしてくるとかっ「いつまでやってんのよっ」。

キャラ的には、本性というか、夏合宿で剣術家の本性が出たときとか、怒ったときの落差が非常に良く、礼儀正しく、優しいけど、怒ったら恐い。と言うのが良いです。しかも、キレ方が静かな怒気っていうのが、余計に恐くってもぅ良いです。つっても、これはひとえに、役者さんの演技力のたまもので、設定の勝利ではないかなー。いや、ホントに声だけで喜怒哀楽出せる声優さんってスゴイよねぇ。

余計な事ですが、エリサ役の立野さんのフリートークが、ものすごーーーーーく生真面目な、絵に描いたようなてゆーか、原稿があるような内容。 短時間であれだけ理路整然と、まとめられるのって、すんごい頭切れる人だとおもうわぁ(前日にまとめていたとしても、それはそれで頭が切れる)。方言が標準な子が、無理矢理ひょーずんご使ってる感とか、上手すぎる演技力なので、エリサが当たり役となってどーんと行ってほしいですわぁ。 声タイプ的には、メインヒロインタイプ(女の子向けアニメのヒロインタイプ?)なので、当たればどーんと行けると。

攻略としては、最短で、二年の春に転校してくるので、他のキャラより一年短い分、好感度が上がりやすい。と言う事もなく、修学旅行イベントを起こすのは結構大変(要スキル、 アイテムブースト。四月からデートでバッチリ出しまくっても追いつかない事多々)。 はやく、布団の中で、スイーツな空気を出したいですわぁ。

イベントも網羅した訳ではないので、見てないイベントを見たら、満足できるのかも知れません。ので、しばらくは、エリサ一本で……さみしいよぉ…はっ…さみしいって言ってんだよ、セニョォォール…ひぃぃぃ、うさぎさーーーん、ごめんなさーい。


大倉都子
ときメモ定番の幼なじみキャラを、情報キャラとしつつ、隠れキャラにもしてしまうあたりに、スタッフの センスの良さとともに、シリーズへの真摯な愛と情熱を感じます。タイプ的には、電話系隠れキャラ扱いと言えるのでしょうかね。初プレイで、いたずら半分に電話しまくってたら、都子モードに入ってしまい、その後もデートしてたら、噂のあのモードへ。これがまた、幼なじみというナイスシチュエーションを活かしたシナリオでして、もうゾッコンっすー。

ただ、それがゆえに、もう1シチュエーションが前振りに欲しかったなぁと。都子の部屋に行く事になって、本棚には「王子と姫」系のファンタジー小説がわっさわっさあって「相変わらず好きなんだなぁ、この手の話。そう言えば、小さい頃はお姫様になるとか言ってたよなぁ」とか言ったところで見つける「魔術大全」とか「法の書」とか。

「なにこれ?」
「ああそれ、悪い魔法使いの魔法ってどんなのかなーって思ったら、結構ハマっちゃって。化学だって、錬金術に発端がある訳だし、意外と侮れないわよ」

みたいな、黒魔術の知識有り。みたいな前振りが欲しかったなぁと。これがあると、暗黒面に落ちたときに、植物園に行くと「使える物があると良いけど…」 とか、図書館行っても、そっち系の本借りてくるね…ってセリフの前振りになるし。いやね、三年目の文化祭を都子と回ると、王子と姫の話をすし、ああ、そう言う系統の子ですかと。惚れ薬作る話とかも楽しそうだなぁ…バレンタインのチョコがそうなんかな?。 何もなくて良かったとか言っているあたり。

攻略としては、電話かけまくってデート可能状態にすれば、ほとんど自動で進むぐらいに、好感度が急上昇します。攻略は、もっとも楽なタイプなんですが、逆に、イベントを見るのが結構難しい。と言うのも、暗黒面に落ちる前でかつデート可能状態とか言う条件設定のイベントがありまして、注意してないとすぐに暗黒面に落ちるイベントが始まるという。

誕生日にバッチリ品送るとか、テストで上位になったり、体育祭で活躍するだけで、メキメキとときめき度が上がり、暗黒面に落ちる(もしくは、脱却する)イベントが起こるので 、状況をキープするのが中々に難しい。

話は飛びますが、担当の福圓美里さん。ずっと「園」だと思ってました。ゴメンなさい。圓だったのね。そして、イメージがストリートファイターの「さくら」のイメージしかなかったので、都子のようなタイプの方が、得意げな感じですなぁ、と。 電話の声が、小西寛子さんに聞こえてしまうと言う…音域?声域?が近いのかしらねぇ?。それとも、私の耳が変なのか。

言うところで、なんや、最近、キャラ萌えに走ってないか、オレと反省。あんだけ否定してたのに。否!、都子がかわいいのが悪いのだ!(←末期症状)。
ダークサイドの都子がかわいいよ。暗黒面に堕ちるほど、恋い焦がれてくれる人(しかも、幼なじみ)を捨てるようなヤツは、人間じゃねぇェェェ

いや、もう真面目にね、ラブプラス+T4とかで、都子版出してくれたら、本体セット予約しちゃう。だして、くんねーかー。コナミ様。
オンデマンドで、選べると良いよね。都子、エリサ、郡山の三人で!みたいに。ちなみに、修羅モードが恐い三人組。 郡山の代わりに瑠衣でも可。瑠衣の修羅モードは、盆と年末にやってくるのだが。




七河瑠衣
双子入れ替わり系婦女子っぽい子。書いてるマンガは普通っぽい(そっち系なら、主人公にアシスト頼めないとw)。
きちんと、ひびきので告白するのも、2の真帆エンドだと、きらめきで告白されたのを踏まえているんでしょうな。伝説の樹を調べていたって言うから、きらめきで 告白してくるかと思ったんだけど、ひびきのでするあたりに、分かってるねぇ。とニヤリとさせられるところ。

入れ替わり大作戦により、いちばん、はちゃめちゃが付きそうな、ラブコメっぽい話ではあるかな。てゆーか、どうも、胸をさらしで潰すとかもしてないのに、主人公以外にばれない。と言うのは、実は、紐緒、寿系のときメモ伝統のトンデモキャラと言えるのかも知れない。2の匠みたいな、小柄な中性キャラならともかく、大柄の正志に化けたら、バレルよね(笑) …と思ったら、ルイルイ169センチとかなり長身だったという、まぁ、それでも正志とは10センチ違うわけですが。

一番気楽に楽しめるのではないかと思います。賛否は割れそうですけどね。



七河正志
ガールズサイトからの出張みたいなキャラ。スポーツマン、女嫌い、イケメンという。姉の影響か、あまり「ふ」に抵抗がない模様。と言う設定も、ライトな人たちなら「キャー、公認なの?」となりそうだが、お局な「ふ」からは、「見え見えのカップリング、うざ」とか言われてそう。

小林学
勉強得意のオタクキャラ。なんだけど、地がかなり明るいので、オタク的には見えないという。非常に便利キャラで、ある時はボケ、ある時はツッコミと、役者さんの熱演も相まって、狂言回しとして大活躍。好雄をさらにコメディーキャラにした感じかなぁ?。

というか、あれだけ勉強できると、(ときメモのシステム上)一部にファンが出来そうな気がするのだが…モラルと気品がなさ過ぎる のか、正志君がいるし…なのか?。
もし続編が出たなら、学は、先生役になってて「ストップザスイーツ」とか言ってる気がする。と言うか、出て欲しい。

フリートークによれば、阪口さんは、如月さん好きらしい。なんか、メモラーっぽい臭いのある人だよねー。と思ってたら、やっぱりそうでした。如月さんは、メガネあるなしどっちが好きかとか、ディープなところを聞いてみたい(笑)


古我先生
スタッフのお遊びが前面に出たキャラ。そして、過去作への愛が見れるキャラ。

なにはともあれ「メモリあうのも、そこまでだ。」は名言だなぁ。

あと、番長戦で「10年…いや、15年まったのだ。ときめきよ、私は帰ってきた」というのが、ガトーのパロディなのはヨシとして
10年はときメモ2から数えて、15年はときメモ1から数えて。ときメモ3が入っていないのは、スタッフとしてもやっぱり、消したい過去なんだろうか。


 



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