ランブルローズXX

 


今さら感たっぷりのモノなんですけど、まぁ、残しておこうかなと。

さて、「美しいだけでは勝負にならない」というキャッチコピーで売り出されたXXなんですけど、このコピー、おそらくはDOA4の「世界一美しい戦い」に、挑戦したモノと思われるのですが、その実情たるや、中年サラリーマンが、酔った勢いで、プロ格闘家に喧嘩を仕掛けたレベルだったという。

どっかのイベントムービー主体のRPGゲームのように、入場ムービーを作りたかっただけなんじゃないかと思わせる程、ゲームシステムはダメだし、ゲーム本編のテクスチャの崩れるし、なにより、実績が、普通にやると500時間はゆうにかかるという、そんなに繰り返し遊べるほどの出来ではない。そして、増えていく衣装が、これまたセンス無いんだ。やる気出るワケねぇってレベル。他のゲームの衣装とか、狙いすぎの貝殻ビキニとか、もーなんか、色々とダメすぎ。

まずコナミというか、内P自慢の画像の美しさなんですけど、確かに入場ムービーはキレイ。けど、本編始まると、確実にワンランク落ちる。特に紅影が酷くて、多分、歯のテクスチャは一本一本描いてると思うんだけど、光の当たり方で、歯の二本が欠落して見える。歯抜けでは、どんな美人でも、ギャグにしかなりません。背景の、木や人間も、板です。書き割り?。DOA4の景色は、木や車もちゃんと出来ていて、いわゆる箱庭系ゲームとして通用するレベル。この時点で、勝敗が決まっているというか、たしかに、勝負にならない。なってない。

何が一番酷いかというと、内Pが、プロレスに愛情があるように見せかけて、実は全くないと言う。たぶん、彼が興味あるのは、キャラクター造形だけで、それも、設定とかでなく、外観のみ。本当に、入場シーンだけを作りたかったのではないかという感じが、ヒシヒシと伝わってくるワケですよ。マジで。

プロレス的アピールがまったくできず、試合の演出も出来ず、試合の流れも作れないから、本当に単調なゲーム。尚かつ、CPUは返し技をキッチリやってくるし、一度ダウンすると、返し技が決まるまで、延々と攻め続けられると言う、崩壊したバランス。前作よりは、マシになったけど、それでも、スタイルが全く違うのに、装備しているワザが共通とか、会場によって、自動でワザの装備が変えられたりと、ホントに、マッタク、何も分かってない。さらに酷いのが、画面上に、フォール指示が出る前に、フォールしちゃうと0秒で返されるという。

エディットレスラーも、タイプは豊富に選べるのだけど、どんなワザを持っているか、試合をしてみるまで、マッタク分からない。トレーニングとか練習モードがないので、いきなり実戦で試すしかないという。ホントに、レスラーエディットが分かってたら、ユーザーに、ワザを選択させるよねぇ。ファイプロのエディット見たく。Hムーブも、ドコがHやねん。ちゅーのも多いし。ワザかけてる方が、大股開きとか結構多いという。

威力があろうと無かろうと、アピールから、決め技でフォールとか、無意味にトップロープから飛ぶとか、ロープに振って、馬跳びで交わしてからドロップキックとか。そんな試合演出出来ないとダメだってぱ。

正味の話、内Pもう窓際なんちゃうかと。と言うか、そうできないなら、コナミはもうダメ。正直コナミって、ときメモと音ゲー以降、当たりナイヨね。良く持ってるよなぁ。



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