三月の夢酔



 



ショットガンぶるうす(2018/03/03)
ちょっと懐かしい小ネタラッシュ。北斗論文2もあるんだけど、長くなるからなぁ。

わがままDIY3巻
お、今回は写植抜けに先手が打たれている。と思ったら、巻頭カラーのワラシVS一反もめんで、一反もめんのセリフが抜けている。まぁ、2巻の2ケタに届きそうな抜けと比べれば、遙かに減ったのだが。ちなみに、2巻のセリフ抜けは、問い合わせたが黙殺されました。さすが、インプレス。今回は、どうかなぁ。セリフ抜け探しが楽しみになりつつある(←外道)

あ、あとSIM自作2の回で、クレバリが「立体起動」って言うけど、機動だよね?。小学校のPC授業の回で、ゲフォよりラデオンが強い。って子供の声に、わらし様が「つよいって、なんじゃ」って言うけど、わらし様が作ったカードゲームのせいちゃうかと(笑)

肝心の中身は、コマが大きくなったのは良いけれど、中身は薄くなりました。ページが減った訳ではなく。なんか普通になってきたなぁ、と。まぁ、2巻でも自作ネタは減ってきていたし、10年も続けば、そりゃあネタも切れますわな。とはいえ、自作ネタ>キャラであって欲しい。今は、キャラを活かすためのPCネタになってきている感じですな。つか、もう自作じゃ無くて、発明ガジェット漫画になっている(ライバルは、奇天烈斎)。

巻頭カラーは書き下ろしなんですが、カラーの塗りは外注…と言うか友人にヘルプを頼んだと言う事なんですが、なにか違和感を感じる(塗りが、ヘタな訳じゃないです)。

梅に桜を継いだ感じと言うべきか…微妙な違和感が…塗りにも個性がでるのがデジタル時代。と言う事なんだと。…まぁ、個人的に鬼姫の肌の色は無いなと思いますが。赤鬼だけどアイドルだから、日焼け避けてあの色なんかしら。砂かけの紫も…まぁ、鬼太郎の砂かけが紫だからやむを得ず…か。監修はポーラ、もとい、ざらさんと思いますし。

デスティニーチャイルド
DMMの。元はスマホゲー。韓国的な塗りと、腰の太さよねぇと思ったら、韓国製でした。こういう、油絵的な塗り好きです。萌え絵好きになれないもので。北斗の拳も、原哲夫の濃さがデフォルトにあるので、外伝とかの他の作家が書いた、あっさりめの絵だと入っていけないのデス。

ゲーム自体は、良くも悪くも、スマホゲー。寸劇の合間に、ポチポチ押す戦闘があるだけ。ゲーム性というほど、ゲーム性無し。戦闘演出が派手で、live2dでグネグネするだけで、中身は初期のスマホゲーレベルだなぁ。話の中身も薄いです。 戦闘が(物理的に)重く、話がスカスカなんで、無料ガチャ期間終わったら、起動しなくなりそう。まぁ、キャラゲーなんで、あんなモンかも知れませんが。ファストフードをファストフードとして評価する分には良いんですがね。マックのハンバーガーは、本格ハンバーグみたいな評価している人がいそうで怖い。

DMMのひつじクロニクルだったかな、ヒドイレベルのシナリオだったんだけど、「良く出来たストーリー」と言っている人が居て吹いた。いやぁ、ひつじは、トラウマとコンプレックスの区別がついていないレベルだったよ。

わがままDIYに「ソシャゲになれると、高度なPCゲームって疲れる」と言うのに、「わかる」と思ってしまった私も、堕落中です。まぁ、墜ちる事は無いですが。だって、前にも書いたけど、ソシャゲって「作業性だけを抽出したようなゲーム」ですから。学校教育で、非効率性の中の効率性の発見こそが真理と鍛え込まれた日本人ならではの感覚かと。

レベル上げと言う非効率のものをいかに効率よくするか。と、漢字の書き取りやドリルをいかに効率よくやるかと言うのは、同根よね。

艦これ
一応、ガンビアベイ入手。初のイベントクリアだなぁ。拡張作戦…なにそれ?。E4クリア演出を見ると、倒した敵にムーンヒーリングえすかれーしょーんすると艦娘になるのか。ナルホド、海に手を突っこんで引っ張り出すから、掘りと。

ふと思えば、艦これってメインストーリーをバッサリ切り落としているのよね。コレが成功した秘訣かも知れない。エースコンバット2とか、昔の大戦略とか、クリアすべきマップだけが存在し、ストーリーは各人が脳内展開。ウィザードリィにも連なる、フリープレイスタイル。

はんぱな、出来の悪いお仕着せストーリーを、無理矢理押しつけられるよりも、無いの方がイイよね。

ちなみに、ガンビアベイの声を聞いていると、発音良すぎて、微妙にイラッとくる不思議。基本、映画もゲームも字幕派なんだがなぁ。skyrimも英語音声、日本語字幕にしてた。発音とかでなく、声質が好みで無いだけ?。謎です。沢城みゆきさんの英語は、凄い馴染むんですが。


ナードとジョック(2018/03/04)
この記事。まぁ、言っている事は至極正しい(授業時間削って部活にあてろってのはアホすぎるので、怒って当然)のだが、こうも怨嗟を露骨に出されると、学生時代に、運動できなくて、いじられたんだろうなぁと言う感想を持ってしまう。いじめレベルの仕打ちを受けていたのかもだが。

私は、オタクでスポーツマン(賞状取ると、朝礼で呼び出され、全校生徒の前で校長から再授与という変なシステムのせいで名前は知られてた。ちなみに、賞状は朝礼後に校長に返し、卒業式まで保管して貰う、さらに変なシステム。だいぶ紛失させられていたわ)という、変なポジションだったので、いじめられなかったが、オタク一本だったら、どうなっていただろうか。

まぁ、スポーツマンのナードは私の周りに結構いたのだが。つか、今のボードゲーム仲間がそうで、ボートでインターハイとか、駅伝の市選抜とか。あらためて考えると、変人集団やのぅ。あ、正しい意味でのナードは、スポーツに興味が無いのが条件らしいので、厳密には、私はナードでは無い らしい。

世界的に体育系と文化系の対立は不可避なんだなぁ。アメリカだと、ナードとジョックで明確に割れるんだが。この対立はナゼ生まれるのだろうか。まぁ、たぶん、異なる価値観への不寛容があるのだろう。それに、マウント取りが加わるのかな。 後は単純に、自分たちの領域、文筆というインテリ・ナードエリアに入ってきた敵愾心だろう。基本、オタクは不寛容である。仲間以外が会話に入ろうモノなら、露骨にイヤな顔するしね、特にライト層以下のパチモンオタク。

まぁ、学生時代は、腕力の方が分かりやすいので、スポーツ系のほうが持てはやされるが、社会に出ると逆転し、ナードの方が優位となる。腕力でカタがつくのは、学生かギャング下層のみだからね。

となると積年の恨みが出るのだろう。興味深いのはこちらの記事。学生が、ジョックとナードに割れていると、指導側も割れるようで、ジョックを指導している教師 とか、部活で好成績を出す教師の方が優位になるようだ。職員室カーストとでも言うべきなんだろうか。 ジョック教師とナード教師の対立があれば、生徒側でも起こるわな。

結局のところ、こういう問題で騒ぐ人って、承認欲求が高い負け組なんだろうね。ジョック側でもナード側でも。承認欲求って詰まるところマウントで上位取りたい(自分は上位に立つべき存在)と言う認識だろうし。 吹奏楽とか放送部とかで、好成績を取って、マウントを取ってるる指導者はいるし。…ジョック教師を黙らせる方法の一つかもねぇ。脳筋に理解できるのは、勝ち負けだけだろうし。

とはいえ、近年まで日本では、社会に出てもジョック側の方が優位だった。高度成長期の日本は、非効率を体力で埋めるシステムだったので、理不尽に耐える事になれた体育会系のほうが、会社も便利だったと思われる。ブラック企業とか言う若いヤツは根性が足りない。とか言う人は、間違いなくこの辺りの年代だろう。

いわゆる草食系男子を馬鹿にしてたのも、ジョックスの取り巻き連中のマウントだったんだなぁ。

日本では、もうじき、ナードの逆襲が始まる様子です。このもうじきが、10年ぐらいかかりそうではあるんだが。

オマケ:ディスティニーチャイルド。バランス取りはしてないらしく(まぁ、スマホゲーだし)、戦力差がかなりあっても、スキルが強ければあっさりひっくり返る。強いスキル持ち=高レアという、ベタ展開。低レア育成する意味ないな。悪魔主人公なんだけど、価値観人間っすわ。まぁ、コレが後々、人の良い魔王になりましたーにつながるんだろうけど。

悪魔の価値観で進行するってやっぱ難しいんだろうなぁ。ブラックスマトリクスでも失敗してたし。染みついてんだなぁ、善行って。あ、ブッパなビッチーズ(雑君保プ)は、地獄(魔界)価値観のまま上手く行っていた…気もするが、ただのダメ人間だった気もする。「ちったぁ人間界の価値観に歩み寄れ、ファッキン地獄エリート」ってなるよね、魔界の人とつき合うと。


ディスティニーチャイルド(2018/03/12)
コレをやっていると、アレだけこき下ろしたドラクエ10ver1シナリオがイイモノに思えるから不思議だ。

ディスティニーチャイルドには、アイテムを使ってキャライベントを解放する(良くある)システムがあるのだが、コレがヒドイ。メインも酷いけど。このキャライベントが、色違いキャラは共通シナリオ。なのに個別登録とかシステム的な酷さもあるのだが、内容がもっと酷い。

オチ(一応の解決レベルと言う意味での話のオチ)が無いと言うのもヒドイのだが、解決してないどころか、進展もなければ、説明もない、ただの雑談で終わるという酷さ。

メインの方でも、主人公の性格がふわふわしている…まぁ、優柔不断で芯が無いキャラだから、いいのかなぁ…「あいつ絶対に許せねぇ」>「それは可哀想だろう」…どのレベルでお仕置きしたいねん。とか。

魔王争奪戦一人で戦えますか>馬鹿にするなよ、オレは今まで一人で生きてきた。いや、あんた、参加する気なかったやん。とか。いつの間に、そんなにやる気に。

あとはまぁ、やっぱり魔界価値観は無理だなと。「すぐに怠ける」とか怒られるのだが、七つの大罪に「怠惰」がある以上、悪魔にとって怠け者。と言われるのは、褒め言葉だと思う。と言うぐらいに、それ悪魔にとっては褒め言葉よね?ってシーンがわんさかある。

結論、スマホゲーにストーリー的な面白さを求めてはいけない。まぁ、PCゲーでも求めてはいけない現状なんだけどさ…

つか、これコミカライズするぐらい肝いりなんだが…まぁ、絵さえ良ければ、喜ぶのがライト層以下だしなぁ…とはいえ、この油絵的な厚塗り、日本のライト層には受け悪いと思うんだが。私が好むぐらいだから。あと、ちょいちょい、有名声優を雇っているので、そこに需要があるかもだが…わりと、微妙な有名層…だからこそ、コアなファンが頑張るか?

無料の第一話は見たが、ビックリするほど中身が無い。コミックゲーメストで、こういうゲームの内容そのままなぞるコミックあったよなぁ。シナリオ書いた人がP3の人レベルに、自尊心と自惚れが酷そう。

システム面でも、デバフというか、DOTが猛烈だったり、阻害系が強烈だったりと、調整してないよね?と言う。まぁ、何よりヒドイのが、昨日勝てた戦闘が、今日勝てないと言う。昨日よりも、レベルもスキルも装備も上がっているのに?

さてさて、どうなりますかねぇ。

補追:「伝説のレジェンド」はオカシイ。と揶揄するストーリーがあるのだが、この場合のレジェンドは固有名なので、なんにもおかしくない。ウィンと言うなの人物が、常に勝利をもたらすので、勝利のウィンと呼ばれても、おかしくないの同様、「伝説(として語られる存在)のレジェンド(という通り名のシノビ)」で、なにもおかしくない。

このゲームのライター、ほんとに脳みそ中学生(以下)やなぁ…「主」の読み方も、同じキャラが主人公を呼んでいるのに「あるじ」「しゅ」「ぬし」と、シーンで呼び方が違う。複数人で書いているのか、録音時の責任者がアホなのか。これだから、脚本家の責任として、収録時に同席すべきだと、私は思っている。

まぁ、あと真名は「まな」だと思う。まぁ、秋田犬が、「あきたけん」から、知らない間に「あきたいぬ」に変わっているご時世なので、真名を「しんめい」と呼ぶのが正しいのかもな(ちなみに、ATOKでは「しんめい」では真名に変換できないが)
 


スマートスピーカー(2018/03/20)
まぁ、要は音声入力デバイスなんだけど。これ、どうなんかなぁ。まぁ、最新ガジェット好きは楽しんでいるみたいだけど。これも、音声入力ネイティブの時代にならないと、真価は分からないよなぁ。ネイティブと言われるほど、定着するかは疑問だが。

私の場合は、エアコンに付いていた音声リモコンぐらいの経験しかないのだけど、ぶっちゃけて、スイッチ操作した方が速い。リモコンネイティブ世代だからね。今のと違って、もの凄く滑舌良く発音しないと拾ってくれないし。すぐに使わなくなった。

んで、テレビで、AI搭載の住宅。って紹介してたんだけど、それただの音声入力の制御システム付き住宅だよねぇ…朝起きたら、好みの明るさにしてくれるとか、ブラインド開けてくれるとか…設定記憶してるだけだよねぇ?。

で、この音声リモコンでも、暑い、寒いで設定温度が変えられて、変えた設定は記憶している。私の好みの温度を覚えておいてくれるAI搭載だ。音声入力したらAIって思ってないか?。テレビの情報番組で、エヘンプイで「AI」どやぁって、解説しているがそれ違くね?。って言うね。

昔、パタリロで「AIが自動でカウントアップして、紙幣に番号を振っていく」と言うセリフがあって吹いたんだけど、それがAIのお仕事なら、当時のワープロ専用機ですらページ数の自動割り振りはやってくれるので、AI搭載っすか?。と思ったのが、20年してまたぶり返してくるとは思わなかった。

それを、あーてぃふぃかるいんてりじぇんすって、いうなら90年代にはもうAIが席巻しておりますな。

あと、そういう統合管理システムは、なにか不具合があった時に、酷くめんどい。メーカーとしては、維持管理費で儲けたいのだろうけど。普通の家電でも、五年で壊れるのに。電子的な破損(ま、コンピューターの破損)、ソフトウェア的破損(バグね)、物理的破損(カーテンレールが地震で歪むとか、滑車が割れるとか)。一番の懸念は、停電したらどうするのかだ。

まぁ、最初の一、二年は楽しかろうが、すぐに面倒になると思われる。スマートスピーカーもね。3Dテレビとかと同じ末路。VRもなー。

映画かゲームか、忘れたけど、インテリジェントビルが殺人ビルにかわる話は、SFでは定番だよね。宇宙船を部屋とすれば、HALは頑張っていたなぁ。「部屋をキレイにして」と言われた部屋管理コンピューターが、「そもそも部屋を汚す人間がいなければ良いのでは無いか」とHALと同じ結論にいたる可能性は、そこそこあると思うのだが。そういうシナリオ作ったし(アーコロジーの管理トロンが人間排除を始める脱出パニック系シナリオにした)。

AIが暴走しなくても、クラッキングで何されるか分かったもんじゃない。窓の開け閉めとか、カーテンの開け閉めぐらい、自分でやろうよ。


なんかもう末期かな(2018/03/23)
コレ。黒い時点でシャア専用じゃねぇって言うね。後付けがヒドイガンダム設定なんで、多少ふらふらしてますが、概ね、S型は少数量産された高性能機って感じで、専用カラーなればこその専用機(C型の対核装備を除去してカスタム化したのがS型って説もあって、私はコッチのが好き。ドズル専用とかガルマ専用とかカスタマイズの結果みたいになるでしょ)。

そもそも、「赤く塗って角をつけておけ」って言うのがネタになるぐらい、赤がアイデンティティなのに、黒いシャア専用って、根本的に間違えている。豚肉のビフテキとか、赤い黒豹みたいレベルなんだがなぁ。シャアだけでなく、黒い三連星も泣いちゃうよ。まぁ、なんでも赤く塗って、シャアカラーとか言うのもふざけている訳ですが。

こういう、ニワカさんの流行乗っかかりみたいな事を本家がやり出すとなると終わった感が激しいです(1st世代はもう結構なお歳だし。私ですら、再放送世代。そいや、ガンプラブームはZからみたいな記事が炎上してましたが、記者はZ世代だったんでしょう。と言う事を踏まえると、バンダイ内部でも、Z世代すら残っているか怪しいかもだ)。ふと思えば、メガテンの崩壊も、自社のゲームのくせに、制作者が年表、時系列、設定解釈を間違っているという…超力兵団 が前兆だったのかもなぁ。

と言う訳で、ワタシ的にはすっかり興味を失いつつあるガンダムですが、ネクスエッジスタイルでMKVが出るんですわ。意外に安いので、ちょっと悩んでます。MkVって、ガレキ以外では初立体?。MGとかにはなってないし、ドーベンとコンパチなヤツが出てたっけ?。

なんで悩んでいるかというと、まぁ、SD体型というのもあるんだけど、私がフィギュアにほぼ興味が無いと言う。あればあったで飾るんだろうけど 、眺めてニヤニヤすることは無いよなぁ。と言う感じなんで。


北斗論文2(2018/03/28)
まぁ、今回は論というか、たんなる脳内オレ設定ですが。

蒼天の拳オフィシャルガイドブックで、南斗聖拳は、北斗宗家の落ちこぼれが身を寄せ合って。見たいな設定になってしまっているようですが、コレはマズイ。レイは「南斗は表拳ゆえに分派していった」と言っているし、そもそも流派って、持ち寄るもんじゃない。原形の「南斗聖拳」から割れていかないとオカシイ。 まぁ、複数流派を統合することはある訳ですが、それでも軸は残るので(新陰流は、陰流を基軸に他流も取り込んでいる)

だいたい割れるにしても、元の流派から名前を変える事も少なくない訳ですよ。そのくらい流派を興すと言うのは、ある意味で自己顕示欲でもある。流派を継ぐのではなく、興す訳だから。 逆に次ぐ場合は、頑なに守る。柳生新陰流も、実際は「新陰流」としか名乗ってないらしい。中西一刀流とか小野派一刀流も、自分たちは「一刀流」としか名乗ってなかったそうで。

で、みんなで集まって、北斗から蹴り出されたから、みんなで南斗って名乗って、見返してやろうぜ。とかやってるから、宗家から追放されるんだよ。この仲良しこよしの子猫ちゃんどもがっ。北斗という虎に勝つ気あるんか?

と言う訳で、あるべき南斗聖拳を妄想する。

北斗宗家の拳が、受けの技が極まった。つまり、受けの技という無敵の鎧を着込んでいるならば、鎧ごと寸断すれば良い。首をはねられて、生きている人間などいない。つまり「秘孔が突けぬなら、その身を砕くのみ」を突き詰めたのが、南斗聖拳であると。

で、表拳ゆえに、複数人に伝えていく訳ですが、やはり得意技ってのはある訳で、突きが得意な人は、突きからの展開を広げていくだろうし、足技が得意な人は、足技からの展開を突き詰めていくハズ。そうして、図らずも特化・専門化し、南斗聖拳の原形から離れてしまった。気がついた時には、原形を正しく伝えている人は居なくなっていた。だから、南斗は複数を学ぶ事で、擬似的に南斗聖拳の原形に近づけていると。南斗108派は学ぶべき価値ある流派として殿堂入りした感じ?。


創始者は「リュウオウ」が望ましい。宗家の拳を革新するといったシュケンは、西斗月拳から技を盗んだ小物。今日から南斗を名乗り、北斗を越える。天帝の守護は、先に新たな拳を完成させた、このリュウオウが行う。みたいな感じで。

と、するとカイオウとかラオウは、南斗の系譜って事になってしまうのか。

その難点を上回る利点がある。北斗と南斗が一つになった時天下太平となる。つまり、宗家の分かれた血筋、シュケンとリュウオウの血脈が一つとなり、割れた宗家が一つになる。 それこそが太平をもたらすと。

さらには、ジュウザの天賦の才も、リュウオウの血筋、宗家の血が発露したとすれば、うまくハマると思う。思えば、サウザーも、ユダも、愛にさまよっていたわけで、 南斗も結構、リュウオウの系譜にふさわしい。さまよってないのはシュウぐらいか。

んー、リュウオウは元斗を名乗るの方がいいのかなぁ。南斗だと対になるレベルだから、北斗を越える気なら元斗を名乗るかもだ。

闘気を操るのは宗家の拳の十八番だろうから、受け身の技だろうがなんだろうが、闘気をもって、肉体ごと滅すれば良い。琉拳の闘気熱と元斗の闘気は同根なのだ。で、元斗が闘気そのものを操るのに対して、南斗は闘気で真空波を生むのが精一杯だったと。

そうすると、南斗は、元斗の落ちこぼれになってしまうな。まぁ、表拳として、万人に習得できるレベルに落としたのが、南斗聖拳かも知れぬ。 元斗を学んだが、闘気の扱いが上手くない人が、切るに特化した拳を編み出したとか。元々、天帝の守護を宗家がしていた訳だから、天帝の衛士たる元斗も、宗家から生まれないとおかしいんだよね。

本当なら、南斗の六星は天帝を守る門と言うか盾で、北斗が仇なす敵を撃つ矢だったはず。南斗星君は命を司る存在だし。北斗星君は死を司る神である し。南斗のポジションを元斗が取っちゃったんだよねぇ。原作でも、元斗が出てきてから、北斗のライバルポジション取られた訳だし。 設定的にも、南斗狩りしちゃってるよね、元斗。

無理に住み分けるなら、元斗は衛兵。北斗は剣。南斗は…実は政治担当ではなかろうか。六星それぞれ徳を示している訳だし (義なき智は妖に過ぎず、智無き義は道化に過ぎぬ。とか、やりたいわぁ。)。天帝は象徴であって、実務は南斗みたいな?。

そうすると、リュウオウの恨みが…あ、リュウオウの北斗への対抗心に、ついて行けなくなった弟子たちが(要は北斗和解派)が南斗となり、元斗は、北斗どうこうより天帝守るのが先っしょ?みたいな天帝優先派 な感じか。

気がつくと、リュウオウひとりぼっちになってて、その系統がカイオウにつながると。 このひとりぼっちになったリュウオウが、北斗元斗南斗を再編したのが、天帝拳かっ。

なった!この手に破孔の全てを…握ってないわっ。まぁ、もう少し磨けば、なんとかなりそうではある。

ついでに五車星
五車なんとか拳とか、宿命のアザをもつとかやめて欲しかったなぁ(アストロ超人かよ)。五車星は、個人的に慈母星に心酔した人の集まり。であって欲しかった。それこそが、人を惹きつける慈母の星の力だと思うんよ。宿命などではなく、自分の意志で命を捧げたのが五車星の方がカッコイイと思うんだけど。今のままだと、宿命に流されただけなんだよねぇ。

ジュウザ、フドウがそうであるように、ヒューイ、シュレンもなにかユリアに心酔するエピソードがあって欲しかった。リハクは、ユリアママの父親とか。孫可愛さで心酔でよし。リュウガ蚊帳の外になるけど(´Д⊂

で、シュレンって、火がクローズアップされるけど、本来の威力は、ヒューイと同じく、人体をも切り裂く技だと思う。ラオウの部下は縦に切り裂かれたし。ヒューイも真空波を生むので、実は、紅鶴拳の一派ないし、紅鶴拳の一門でもいいかな。ユリアに個人的に心酔する事件があって、ユダにはついて行けぬと、流派を捨てて五車になったとか。

シュレンとヒューイは兄弟弟子だったんだけど、拳技でヒューイに劣りだしたシュレンが燐で強化した邪法拳が炎情拳。で、この兄弟対決にケンシロウとジャギの対立を重ねたユリアが、上手い事やって、二人が心酔するようになったとすれば、まとまる気がする。

ヒューイが流派を名乗らず、シュレンが、五車炎情拳と名乗るのも、元の流派とは完全に縁を切り、五車にとして死ぬ決意の現れの方がキレイだと思う。五車はみな、星の定めを乗り越えた小さな英雄であって欲しかったなぁ。宿命のままに流されると決めたユリアも、宿命を乗り越えた五車に心酔していたとか、ええ話にならんかのぅ。