十一月の夢酔



 


ハロウィンin蒸気(2018/11/01)
みじかっ。って感じの今年のハロウィンセールですな。steam。今日マテでデス。まぁ、ホリデーセール控えているしねぇ。ホラーモノメインで安くなるんだけど、ホリデーの方が割引率良い気がして、待ってしまう。

ダンジョン3がダンジョンキーパーフリークに受けが良いので、ちょっと食指が動いてる。ただまぁ、ストーリーモードは、ダークエルフの女性らしいんだわ。この手の主人公はイカれたおっさんのが好みだなぁ。もっと好みなのは、執事が喋りまくって、主人公無言のパターン。その方が妄想できるので。

まぁ、エースコンバット7が待っているので、色々待ちです。コントローラー買わなきゃだし。グラボも買わなきゃいけないかもダシ(750tiはさすがに限界…いまさら1050買いたくは無いよなぁ…)。XBOX純正にするべき何だろうけど、サードパーティーの2000円ぐらいで済ましたくなる貧乏性で困る。ガチのプロゲーマー仕様のパッドは買った事が無いんだけど、サードパーティーのは、いくら高評価でも、アナログスティックが固い。

アナログスティック、4方向にカッチリ入って斜めに入らないんだよね。まぁ、安物使ってるからなんだろうけど。潰れたけど、マッドキャッツのパッドは、そりゃあ酷かった(一応プロゲーマーデバイスメーカーなんだが)。

アマゾンで、360コピーコントローラーが1000〜2000円ぐらい。ちょっと試しても良いかなぁ…とか…ちなみに、メーカーは色々(J-Sterne、U-KISS、Diswoeなどなど)なんだけど、商品説明の画像が同じなので、仕入れ先は同じと思われる。

ただまぁ、極端に安いのは、ワケあり品が多くなると思うので、そこそこの値段のモノにするべきかと。友人が、大手電気店に、他店で買ったものを修理に出したら「こちらは、ヤ○ダ電気で買われましたね」と言われたという。まぁ、価格が抑えてあるのは、低品質パーツで組んでるからと言う噂ですわ。実際、MSIのマザーなんか、高耐久コンデンサ選別とか謳っている訳で。選から漏れたヤツは、いずこへ?。

オマケ
まぁ、あんまり言ってると、おっさんの女の子いじめで、みっともなくなる訳ですが、この記事。なんか良いマウス無い?の答えが、三万超の商品って…と思う訳ですが。良い自転車知ってる?、このフェラーリフレームオススメみたいな?。

オジサンは、友達無くなさないか心配です。

んで、
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たとえば、ゲーム内で走る際、通常は「Shift」キーと「W」キーを同時に押さなければいけないが、マクロを使うと、ボタンひとつを押すだけで走れる。素早く連打したい時にも便利だ。
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スプリントは同時押しちゃうやろ?。同時押しは、格ゲーの特殊攻撃みたいな「C+Dで避け攻撃」みたいなヤツ。スプリント/ダッシュは前進しながら、スプリントキーを押せば良いだけ。前進ながら射撃するの、同時押しっていう?言わないよね。

と言う訳で、根本的に、色々と言葉が分かってないと判明しました。もしかすると、今までずっと「前進+スプリントボタン」をマクロ登録してたんだろうか(笑)

マウスネタなのに、お得意のAIM(スコープを覗く事)は言わなくなりましたな。精密射撃に難がある精度だったのかな?。正直、マウスパッドにこだわれないのはゲーミングとして致命的。

と言うか、これ、要はペンタブなんだよね。昔懐かし、favoにも、専用マウスが付いてました。仕組みは同じ。これも、ペンタブにもなるんなら、面白いと思うけどね。

マウス派は、パッドの滑り、広さ、材質、などなどこだわりポイントが広い。そんなのどうでもイイってんなら、500円のバッファローマウスでええと思うよ。


イノベーターは否定されるもの(2018/11/02)
この記事。のツィートで、汚い罵りをしているのは、中日ファンだったりする。内にこもるファンや首脳陣の多い中日は、ある意味70年代の野球のままで、止まっている。監督人事を見ても、外様(と言う言い方がすでにアレだ)監督には、すこぶるキビシイ。地域密着の暗黒面が凝縮したようなチームになっている気がする。まぁ要は、せっかく獲れた金の卵に口出しすんな。っていうだけなんだけども。

こっちの記事と比べると面白い。同じく、変わり手の提唱だが、罵倒するツィートは無い。同様に、ベイスターズやファイターズの記事でも、罵倒するものは居ない。変われた球団と、変われない球団の差が、ファンに出ていると言えよう。

まぁ、中日のチームカラーやファンカラーはさておいて、革新者は否定されるものだ。セイバーマトリクスですら、発案当初は非難囂々だった。そして、旧態依然の自称識者の素人が、改革を阻む。

明治期に「魔球」カーブに対して、「投手は直球勝負すべきだ」といった人も居て、この手合いはいつの時代にもいるのだなと。昔とやり方が違うから「喝」って言ってる2代目安打製造機と同じだよ。

そもそも、アマチュア時代の守備位置に固執する理由はない。より適性がある場所、もしくはチーム事情でほしい守備位置にあてがう事は、コレまでもあった。別段、おかしな事では無いし、ショート一本というのもただの思考停止だ。

もう一つの面は、捕手は、まだ軽視されている。と言う事だろう。コレだけ、データ野球が普及した現在でも、まだ捕手は、返球機のように思う人が居る。良い投手がいれば、捕手なんて。と言う手合い。まぁ、ビール飲んでヤジ飛ばし、勝敗だけしか興味が無い人たちには、関係ないのだろうけど。

ただまぁ、ショートも難しいポジションで、打力のあるショートとなれば、それだけで逸材。そこを断って、一からキャッチャーに仕立てる。と言うのは、なかなかにリスクを感じるわな。特に中日は、アライバに続く、二遊間欲しいだろうし。いま中日のショートって誰だっけ?って感じだし。

もっと育成の上手い球団だったら、それも有りかと思うけど、中日では、ショートでも、怪しい感じだ。ので、私は外野手に落ち着くと予想している。

ともあれ、競技人口が減っている野球である。指導者がさらなる適正ポジションを模索し続けると言うは大事だろう。王貞治さんだって、甲子園優勝投手だったのよ。

話は、飛んで佐藤世那、トライアウトへって、三年で放出はどうなん?。サイド転向させて、一年でクビって。そもそも、フォークピッチャーをサイドスローにする利点ってなんだろうか。

まぁ、近鉄の頃から、選手育成は下手な球団だったが、これは酷いだろう。転向させたんだから、せめてもう一年ぐらいわなぁ。人気選手をFAで集めて、最期を看取る象の墓場球団から、脱却する気ないとしか思えない。

あと私の直感なんだけど「腕を下げて、サイド気味にしたら誰も打てないよ」と言うコメントを出す指導者(流しのブルペンキャッチャーこと安倍さんの記事にちょくちょくでてくる)は、潰し屋だと思う。

と思って、安倍さんの記事読み返したら、この記事の時点でメンタルが弱ってたわ。元々弱かったのか、首脳陣の迷走に翻弄させられたのか分からないけど。あと、安倍さんがスカウトになれない理由がちょっと分かった。推してる選手が活躍できてないという。
 


二度目の60年代(2018/11/03)
この記事。1980年代の記事かと思った。最初の5つぐらいは、ふーんと思ったが、振付師・作曲家あたりから、おかしくなっている。ロボットが、自分で踊れよ。人間のダンサーいるのか?。そして、AI作曲家と言っておきながら、ミュージシャンの項目で、一般人による作曲が盛んになるとか支離滅裂。調理師と料理人の区別もついてない。

そもそも、プロと一般人の差はなにか考えているのだろうか。 同人作家は、作家では無いのだろうか。作曲すれば、作曲家だし、ボーカロイドだろうが、それで飯食えるなら、そっちに専心する人も居るだろう。それはプロでは無いのか。

90年代にも、AIによる作曲、詩作り(ラジオ体操するアリだっけ?)とかあった訳で、結局のところ、過去作の焼き直しは出来ても、新奇性をもつものは作れない(現状では)。スキーマを破る事は可能だろうが、 それは予想外の組み合わせの結果であって、データに無いことは出来ない。

なんだか、二度目の60年代なんじゃないだろうか。60年代にも、こんな未来を予測していたよね。ねぇ、ジェットソンさん。

まぁ、あとこの記事に一番突っ込むところは、なんで学校に集めようとするわけ?。AIが教師をするなら、家庭で授業受ければ良いじゃん?。VR学校でもイイヨ?。わざわざ、人型機械をつくって、学校に集めようという。 ホログラムでも、モニターの中の存在でも良いわけで、なんで物理的にドロイド作りたがるのか。

ミュージシャンの項目でも、なぜか人型機械に楽器を弾かせようとすると言う。ピアノの自動演奏はもう30年ぐらい前からあるわけだけど、ピアニストが失職したと言う話は聞かない。将棋やチェスと違い、ピアノロボがコンテストで優勝したと言う話もない。SFが出来ない人のSF話だよね、この記事。工業ロボなんて何十年前の話だよっていう。

で、一つのオチを。そうしたロボを作るのは、誰が作るんだ?。ロボットを生むロボットこそSFだ。そう、有機物で作られたAI可動ロボこそ、人間である。


オマケで、コレ。最初に見た時「練習に三合もってこい」かと思ってしまった。毎食三合喰えとか、アホか。どこの相撲部屋だよ。大人でも三合きついぞ。

こういう事言う指導者って何歳ぐらいなんだろう。食糧不足だった70代ぐらいなら納得だが(職業野球人が栄養費とか言ってた時代ですから)。その年代の薫陶を受けた60代ぐらいでも分かるが…40代なら絶望だな。負の連鎖がきつすぎる。

こういう間違った指導する人間の再教育こそが、競技人口低下への一番のクスリな気がする。小学生ぐらいは、その競技を好きになって貰うのが第一目標だと思う。楽しくないと続けないし。


行ってはいけない球団なのかも知れない
この記事。佐藤世那もこのパターンなんじゃなかろうか。振り返ってみれば、野茂も、イチローも、フォームには文句をつけない事。と言うのが、入団条件だったとなにかで読んだ気が。

勝てない球団は、育て方が下手と言うより、才能を潰すのだというのは、確定したようだ。


同人という交錯点(2018/11/13)
ふと、思ったのだが、文章の方の同人作家は、本当にアマチュアの人が発表の場を求めて。と言うケースがほとんどで、プロの小説家が、同人小説(まぁ、パロディとか 、寄稿ぐらいはやってる人が居るかもだけど)を出す事はまず無い。

その反面、同人マンガ家となると、プロ崩れだったり、プロなんだけど、表の出版社縛りとか、出版規制とかに耐えかねて、自由に書きたいと(色んな意味での)リビドーを爆発させていたりとか。商業誌だと、売れる作品にしないといけないからねぇ。

ゲーム関係になると、プロ同人という奇妙なポジションがメインとなる。それって、インディーズというか、もうプロだろう。企業ブース行けよ。みたいなのもある。社員募集のような条件提示して、メンバー募集かけていたりとかね。

実際のところ、コミケに関しては、もう純粋な素人が入れる余地は、ほぼないよね。マンガとゲームと立体に関しては。まぁ、ネットのおかげで、発表の場は増え、敷居も下がったので、コミケ=オリンピック(プロアスリート参加OK というか、すでにプロ大会だよね、オリンピック)みたいな感じか。


ニンジャ↑(語尾上げる)(2018/11/16)
閃乱カグラは、全く興味なかったのだが、DMMで関連が始まったので、ちょっとやってみた。ああ、忍者じゃなくて、ニンジャ↑(語尾上げる)だったのね。簡単に言うと、デタラメ系。70年代のニンジュツ(チキチキマシンのマジック スリー)的なニンジャでしたか。

もっとざっくり言うと、ラノベの騎士学校のかわりに、ニンジャ学校。速攻生徒会でもいい。つーか、忍ウサギの元は、殺駆(ザク)なんじゃ?。

ちなみに、ゲームとしては、蒐集とタップ連打の実にスマホゲー。同じキャラでも、属性絵柄違いは別扱い。UIもスマホ特化なので、PCでやると、画面広いので、マウス動かす幅が半端ない。この辺の、環境差を考慮できないのは、センスが無いネ。

カプコンのブレスオブファイアだっけ?、あれもマウスカーソル、winそのまま使ってて、エフェクトで飛ぶっちゅーねん。って、ヤツだった。改善要求だしたら、即直したのはスゲェと思ったけど。

ちなみに、閃乱カグラも、戦闘後に、戦闘前の会話が繰り返されて、戦闘に行けないからハングするんですけどって、バグレポートだしたら、公式トップの修正告知をもって、個別に変えさせていただきます。と言う。レポート提出と修正のタイミングを考えると、まぁ、私のせいだろう。

11/9からやってて、11/12まで誰も突っ込まなかったと言う事は、PC勢はほぼやっていなかったと。人少ないのかねぇ。

オマケ
突っ込みやすいこの人の記事
マッハの光速拳…ボケと思いたいのだが、価格のライターは本気の可能性が……もしくは、高速拳と変換したかったのだろうか。ちなみに、光速拳はゴールドセイントだけが使える領域。まぁ、セブンセンシズで流星拳も光速化したんだっけか。

かなり上から目線で評価しちゃうけど、だいぶアクションフィギュアの紹介としては、形になってきたよね。ちょっと前まで、かなり酷かった(スケールの意味分からずに、プラモ紹介しちゃダメ。「このフィギュアの色づけは酷い、この原形師には二度と作って欲しくない」発言レベル)。

敢えて言うなら、アニメの初期版聖衣という情報が抜けている。ムゥの修復後に、原作版に寄ったんだっけ(ヘルメットをやめて、鉢金?ヘッドギア?スタイルに)。原作は、最初からヘッドギアスタイル。

そういえば、シュラトは全然展開しないね。男受け悪かったからかなぁ?。決して二番煎じだからでは無い。ねぇ、ぽりりん。


ん?(2018/11/19)
この記事。頭部に死球をうけた学生が死亡したという事故なんだが、
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「痛い」と叫んで倒れ、意識がもうろうとしていたため、心臓マッサージを受けながら救急搬送され
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頭部にダメージうけたのに、心臓マッサージって、正しいの?。意識朦朧としているのに?。心臓マッサージの衝撃で、脳を揺らす方がやばくないですか?。まぁ、心停止していたなら、心臓優先だけど、意識朦朧でしょ?。心臓マッサージがとどめ刺したんじゃ…

現場にいないから分かんないけど、たぶん、記事(と言うか、記者の書き方)がおかしいと思いたい。でも、普通、頭部に打撃を受けて、心停止することは無いよな(その場合は、脳が機能していない事になる。まぁ、ショック/スタンを起こした可能性もあるが、意識朦朧=混濁しているが意識はあるわけで)。

監督に、救急医療の講習受けさせて修了証もってないとダメにするべき無いかなぁ。スポーツ界。少しでも医学知識があれば、無理で無意味な練習や、身体作り(毎食三合喰えとかさ)が、減ると思うんだけど。


ファンタジーのエロネタ(2018/11/23)
18禁だと良くあるのが、オークによる陵辱ネタ。最近は、ゴブスレのせいでゴブリンも増えてきたが 、あ、話題から遅れまくって、ゴブスレ見ました(漫画版)。んで、どうも違和感があって、異民族ならともかく、異種族に欲情するもんだろうか?。当たり前だが、どんな生物でも、一番美しいのは、自種族の異性である。

特に、ゴブリンはメスがいて、D&D系統だとゴブリンシャーマンは、メスというか、ゴブリンの女性がやる(プールオブレディアンスのグリシュナク嬢600才には手を焼いたものだ)。

まぁ、オークの場合は交配可能な近親種なんで、分からんでも無いのだが(オーク=エルフ=人間で、交配可能…わたしゃ、ハーフエルフもどうかと思うのだが、そんな近い種かなぁ?)。…つか、オークは、ゴブリンのメスとかも襲うのだろうか、逆にゴブリンは、レディオークを襲ったりするんだろうか?…それはともかく、交配不可なゴブリンまで離れてしまうと、どうなんだろうか?。

まぁ、ゴブリン側からみれば、人間とやるのは獣姦みたいな感覚かもしれない。ゴブリンのメスと繁殖できるのはオスの栄誉みたいな感じで、下っ端は人間(家畜)とやっとけみたいな?。それだと、高い繁殖率につながらんし、もっと襲いやすいヤギとかひつじをかっぱらう。で良い気がする。危険を冒して人間をさらう意図はなんだろうか(ゴブリンから見れば、身長二倍強の巨人に挑む訳だから)。

実は、ゴブリンと人間も交配可能なんだろうか?。ゴブリンのメスは、人間のオスを襲ったりするのだろうか?。疑問は尽きない。 トロウルはトロウルパックという決定版があるのだが、ゴブリンにゃねーなー。

あと、冷静に突っ込むところとしては、身長100pぐらいの亜人の生殖器は、人間の指ぐらいであろうか。ガバガバで気持ちよくない気がするんだが。やっぱ、ヤギとかニワトリのが良い気がする。

ちなみに、ゴブリンは、本来は陽気な良い奴らです。妖精だし(使い魔でもある)。D&Dのせいで、悪者にされちゃったよね。コボルトも。コボルトは、ドイツのホブゴブリンなんだけど。実は、ドワーフの方が、偏屈で強突く張りで、意地が悪い(性欲も強い。ブリーシンガメンの話とかね。まぁ、人間の性欲はそれ以上なんだが)。D&Dのせいで、良いおっさんになってるけど…ディズニーの白雪姫のせいか?。

しかし、出自を考えれば、オークもゴブリンも、神の側で人間よりは上位な存在だよね。メガテニストとしては、そういう結論になるのだが、ファンタジーの中のモンスター特に亜人というのはどういう立ち位置なんだろうか。ゴブリン被害は、熊被害みたいな感覚なのか。山賊の襲撃みたいな感覚なのか。どちらにしても、領主が黙ってない(領主にとって農民は財産の一部だからね)。

と言うところで、ゴブスレは、ラノベの設定に、ちょっとハードコアでリアルっぽい設定を持ち込んだのが、ちょっと背伸びをしたい年頃に受けたのだろう。マドマギスタイルとでも言うべきか、ゆるい世界観に、ハードな設定ってヤツ。たまたま、時流にハマった感じがする (私も中高生だったらドハマリしてたろう)。なお、見たのは漫画版 なので、文芸力は未算定。 「ゴブリン退治は狩りでもゲームでも無い。互いの生存権を賭けた殺し合いだ。相手が何であれ命のやり取りをゲームに感じるような輩の末路は大抵こうなる。」ぐらいあったら、痺れるけど。あと、ゴブスレさん逐一解説してくれて、チョー親切(笑)。

で、漫画版のホブゴブが、トロールサイズに描かれているのが気になった。ホブはあんなでかくねぇ。2メートルぐらいあるのは、ゴブリン族でならバグベア かな。 あと、ゴブリンそんなに士気高い種族じゃねーだろと言う。5-6匹も殺されたら、一度、撤退して待ち伏せするよな。 子供なみの筋力と言いながら、服を破り取るとか(ふと、この世界観なら、ビキニアーマーが普及している気がする。金属のパンツ=貞操帯。スペースニプレスとスペースパンティでも可)。トーテムを建てるぐらい文化的で有りながら獣のようで、なんか一貫性が薄い。渡りのホブも、最前線に断たないとわらじを脱 がせた意味が無い。

そもそも、シナリオ的ストーリー的に、中身の無い戦闘だけのシナリオで、ちょっと本格戦術っぽい(あくまで「ぽい」レベル 、ドラクエとかの戦術オプションの無いTVゲームから見れば本格レベル)記述があるだけ。一度落選したのも頷ける。小説の方はもっと上手いのかな?。まぁ、4gamerで原作者と安田均の対談をみたが、なんで売れたのか、当人が首捻ってたしな。 今のご時世は、このくらいの薄味でないとダメなんだろうねぇ。

あと、漫画版のラストで「返り討ちに遭うのも良くある話」とか言ってるけど、それならギルドは機能していない事になるっす。任務失敗ばっかのギルドに依頼が来るのか? 。任務の成功率はギルドの沽券に関わるので、任務の割り当ては責任重大。と言うか、頼りないけどギルドに属しているのなら、安心と依頼者 に思わせるためにも、新人教育は徹底すべきで、全滅が当たり前ってダメだ。 ギルドというライト設定ゆえの歪み、つーか、新人教育も入会試験もなく、実戦送りするギルドって、評判落とすだけだと。

あー、ふとゴブリンの立ち位置って、西洋人からみたアジア人なのかもしれない。矮小で小狡く、小柄で性欲過多の人もどき。 チョーチョー人とかもなー。訳も無く女性をさらう怪物の多さは、西洋人の意識の表れでもある。そんな鋼の夢をみたハワードに憧れるのは、西洋人への憧憬、一体化 願望なのだろうか。


違和感の正体(2018/11/25)
ゴブリンスレイヤーの違和感の正体が何となく見えた。漫画版の一巻で全滅したパーティに、命への経緯が無かったからだ。ゴブリンを敬えとは言わないが、他者の命を奪う事への敬意に欠けたならば、絶滅は必然だろう。バキ風に言うなら「他人の命を奪おうとしているのに、自分の命を差し出してない」と言うヤツ。

良いハンターほど、獲物に敬意を払う。あのパーティーは、エアガンで野良犬を撃って反撃されたアホの悪ガキレベル。それぞれが、自尊心、名誉、などなど願望、言い換えれば欲望を満たす道具としかゴブリンを見なしていなかった訳だし。全滅パーティは、欲求のはけ口として、女をさらったゴブリンと同等のメンタリティしかない。肉欲か名誉欲かの違いだけだ。

ゴブスレさんが、ゴブリンの子供も殺すのは、将来の脅威として、きちんと(対等の存在として)敬意を払っているからだ(作者はそう思ってないと思うが)。 子供だから見逃すと言うのは、大きくなってもたかが知れていると見下している訳だ。ともあれ、自分の欲望を満たすために、他人の命を踏み台にしている自覚が無い。 人、それを悪という。

全滅パーティーの死の間際に、それぞれの過去が描かれるが、若者の夢を摘み取った魔物の非情さみたいな書き方どまり。命減り経緯が無いと言う裏テーマへ踏み込んであれば、名作判定してたかなー。行って殺して、軽いうんちく垂れるで終わってるからなぁ。小説版はどうなんですかね(漫画版は、正確なコミカライズな感じを受けたけど)。 自サークルの(戦闘のみの)シナリオをノベライズした同人誌って印象は拭えないなぁ。

ゴブリンには、言語も宗教もある文化的種族(交渉の余地も、同盟の余地もある存在)なのだがなぁ。本能で襲ってくる獣というか、70年代の探検モノ 映画の原住民みたいな書き方だよね…ゴブリナでも居て、恋に落ちれば、まんま地底探検モノだ。

ちなみに、極端に身長差があると、背の高い方は戦いにくい。100pぐらいだと、普通の正拳が、丁度金的の高さになる。この股間ぐらいの高さって、手では低すぎ、足では高すぎるので、迷って反応が遅れがち。幼年部と組み手指導中に、金的貰うヤツは必ず存在する(笑)。

真面目に、男戦士が死ぬところなんて、今まで広々としたところで、振り回してたのに、急に壁に剣ぶつけるって。40畳ぐらいの大広間で、大立ち回りしてたのに、急に柱に刀を取られるようなもんですよ。 ゴブが敗走に見せかけて、狭い路地に誘い込むべきだって。ゴブリンの小賢しさを見せるチャンスだったのに。

人間が立って入れる巣穴ってのもアレだしな。巣穴は防御陣地なので、入り口や通路は昆虫でも狭くするっしょ。まぁ、ここまでやったら、話として成立しなくなってしまうのだが。 真面目に、身長二倍近い相手に、死を恐れず襲いかかってくるなら、強烈な種族だ。人間(170p)に置き換えるなら、2メートル40ぐらいの相手に襲いかかるようなものだから、やりたくなったからヒルジャイアントの村に娘掠いに行こうぜ。って言っているようなモノだ(筋力差もそのくらいだろう)。強者だ。

別の群れ襲うよなぁ、普通。ヒルジャイアントの集落と、別の人間の集落、あなたが襲撃するならどっち?。


扉では書けなかったが(根性無しですんません)
どうにも、似非層が、ライト層を神と崇めている構図が見えてくる。エンタメに限らず、論壇でもそうなんだが。論壇ライト層の方が下手に権威がある分、酷かったりする。

そもそも、神ゲーとか神対応とかいう言い方が私は大嫌いで、神をそんなに軽々しく扱わないで欲しい。そんな安っぽい神は、神ではなく、神のフリした悪魔だ。悪魔は笑顔で近づいてくる。

実際は、神の名をかたる呪い師という詐欺師だろうけども。


補記:そもそもゴブリンとかドワーフとか、暗視能力持ちは穴居生活に適応した結果なので、屋外昼間は能力下げないと行けない気がする。もしくはサングラス着用必須。

ゴブスレでも、ホーリーライトで目潰しして、ゴブリンを誘い出すシーンがあるが、これはFPSでいうと、フラッシュバンを投げ込んで無効化した状態。その間に制圧すべきであって、目潰しから回復して、即追いかけてくるだろうか。まぁ、「待ち伏せされているとは思わないらしい」と言うので、そのくらいの知能という設定なのだろうけど。

でも、目潰しされて、視力戻って、速攻で追いかけてくるかなぁ?。クマとかでも、警戒しながら来ると思うのだけど。何回も書くけど、知的種族なんか、獣扱いなんか、一貫性が無いよね。 つか、人間の子供ぐらいの筋力といいながら、服を破り取るわ(プロレスラーのTシャツ破りだって、切れ目が入ってるんだよ?)、杖をへし折るわ、人間と比べても、怪力なんですけど。

さらに考えれば、ゴブスレというジョーカーの庇護下って、パワーレベリングだよね。ケンシロウがバックアップに付いたバットの成長物語って、楽しいのかなぁ…リュウ編みたいなもんか(笑)。

ギルドという同業組合であることを考えれば、新人教育もその業務の一環。むしろ、ダンジョン探索における基礎知識は、必修で無いとおかしい。そういう基礎知識をつける間は見習い扱いであろう。 何度も言うが、エントリーシートに名前書いて、はい登録。では、訓練もしてない志願兵をそのまま戦地に送り込むようなもの。そんな組織は、依頼者にも志願者にも信用されない。

冒険者への報酬も、どこから捻出しているのだろう。軍事力の庇護を受ける代わりに税金を払っているのだから、いざというときに何もしてくれないのでは、農民は逃げ出してしまうだろう。

ただまぁ、こうしたものは創作上の嘘として、ある程度で切り離す事が出来ないと作家にはなれない。そうでないと、創作では無く、ドキュメンタリーになってしまう。で、こういう創作上の嘘を、真実として信じちゃうアレな人と、私のような事実誤認やんけと騒ぐ人にもみくちゃにされるのがメンドクサイよね。

とはいえ、出来の程度でいえば、やはり緩いラノベである。というよりは、ゲームブックのノベライズの個人誌かなぁ。 専門知識っぽい事があって、エロがあって、背伸びしたい層がハマったんだろうなぁ。 知識はだいぶ粗いよ。ゴブリンの死体焼くけど、洞窟内で焼くと、煙で目をやられる危険性が…洞窟内に煙が充満してもアレだし。 考えるほどに粗が出てくるんですけど。キリが無いほどに、雑。マジで。


確実に間違いなのは、ゴブスレが「血の脂で切れなくなった」と剣を捨てるのだけど、西洋刀剣は刃で切るタイプで無いし、石斧よりは、血糊の付いた金属剣のが切れるだろうし。木の棍棒よりも重いのでダメージは出る(切れなくとも、鉄の棒だし)。ゴブリンが持てる重量の石斧よりも、人間用の小剣のが絶対に重い。ゴブリン製の武器なんて素手よりマシレベルだろう。

日本刀にしたって、本当に刃で切るようになったのは、江戸期に入ってからだろう。合戦で、甲冑、帷子着てる相手をマトモに切ろうとする訳が無かろう。戦争中は、折れない事の方が大事。

そもそも、アレだけ道具準備しているゴブスレさんが、手入れ道具を持ってない不思議(血糊がゆーても、水で流して泥岩系でタッチアップすればいい)。即効性の魔法の飲み薬があるのに、血糊落としが無い世界(笑)。つか、武器等のコンディション維持道具無いんだよね、RPG。
刀剣が主兵器の頃の軍隊では、砥石は必携品だったらしいですよ(当たり前だ)。

賽の目繁盛記(Drモロー)で、「保存」の魔法使ってる ぐらいかなぁ。賽の目繁盛記って、リプレイ漫画なんだけど、AD&Dベースのオリジナルルールな印象なんだよねぇ。

ちなみに、リアリティの面でも、賽の目繁盛記のほうがゴブスレよりリアル。数年のうちに、跡形も残らない気がする。流行って怖いなぁ。


消費財となったTRPG(2018/11/29)
安田均さんとゴブスレ作者さんの4gamer対談※で
「昔は、ルールだけ売れてシナリオ集が全く売れず、今はシナリオ集が売れる」と安田さんが言ってた。
昔の側のユーザーとして言わせ貰えば、「買えなかった」という事は言わせて貰おう。

通販もまだ敷居が高かく、田舎のオモチャ屋(ホビーショップほど小洒落ていない)の品揃えはたかが知れており、当時はボックス入り。と言う事はガラスケースの中で、売り文句を読むのも敷居が高い。そもそも、評価レビューなんか無いので、完全なギャンブルだったし。

まぁ、刊行ペースが遅いとか(1ルールにつきシナリオ集2つでれば沢山出た方だった。海外製除く)、シナリオ出す前にルール販売終わったとか、と言うのもあるけど。出来が悪いのも多かった。書式も統一されていないので、書き手ごとに形式が違うとか(海外製は、統一されていた が、全体の作りが雑だった…)、作り手のサークル内のローカルルールや略語を、注釈無しで使ってるとかも。そもそも話がつまらん ので、買ったけどボツとか。

D&Dが今でも愛されている理由は、モジュール(シナリオ集)の膨大さにある。と私は、2000年初頭の記事で書いている。売れないから出せない。出ないから買わない。の悪循環もあったのだろうか。

そして、こちらの理由がメインなのだが、「TRPGが消費財になった」と言う事が、シナリオ集が売れ始めた理由だと思う。

我々の頃の、テーブルトークは、クリエイションキット、創作ツールだった。自分で考えた世界に、自分で考えた物語。そこに第三者であるプレイヤーが入ってきて、一緒に物語をこね上げる。そうした創作ツールだった。

買ってきたシナリオ集を読み上げ、書いてある通りに運営して、まさしく台本通りの舞台をやるように。と言うのは、Romカセットを買ってきて、ゲーム機に差し込むのと大差ない。近年のゲームは、原作付きが多いと言うのも、そういうことだろう (我々の頃は世界設定が無い純然たるルールだけのゲームも少なくなかった)。ビデオゲームですら、原作付き増えてるし。ライト、似非層による消費するだけの層が一般化した。と言うのも大きいのかも知れない。

奇しくも、80年代のコンピューターのようだ。あの頃は、雑誌に掲載されたリストを打ち込み、遊んでいた。そこから、作る方(プログラマー)と、遊ぶ方(ゲーマー)に分化されていった。テーブルトークもそうなるのだろう。もうなってるのか。

それが良い事なのか、悪い事なのかは、時間が経たないと分からない。市販シナリオから入って、みな自作するようになる。となれば完璧だけど。どうなりますかね。作り手と受け手の分業化は、コミケのプロ化みたいに、結局先細る予感は強いけど。

あと、余談だけど、対談で「ロードス島戦記RPG」が自信作とあって吹いてしまった。あれ…そうなんや…まぁ、簡便で分かりやすくはあるが、戦闘重視のライトルールだったよ…買ったけど、やりたいとは思わなかったなぁ。ロードスの看板なかりせば、売れたとは思えない。

ビデオゲーム的テーブルトークの走りではあるよね(疫風だが)。真女神転生RPG覚醒編なんて、まんま、デビルサマナーのシステムで、単純ななぐりあいしかできなかった。 コマンド選択なみの自由度で呆れたものだが。

腹話術で、神像から声を出して平伏させたりとか、そういう発想力がTRPGの醍醐味でしょ。説得スキルで説得しまーす。なんかクソだわよ。

※ちなみに、この対談で、スパイダーマンのマスクをかぶっていたのだけど、ペンネームが「くも」だから、スパイダーマンを選んだと思うのだけど、だれも触らないのは、なんたる放置プレイか(笑)。まぁ、「くも」だからスパイディというのもスベっているのだけど…。