師匠と話している内に「謎は解けないから謎であり、それが怖い」と言うことになり、どうにも私のシナリオは、上を狙いすぎているあまり、分かり難くなっているようです。
私自身、あまりマスタリングの上手いキーパーではないし、演技にも自信がなく、今ひとつ吹っ切れないので、その場の勢いで盛り上げるのではなく、シナリオに依存していたようです。煩雑なプロットとシナリオの緻密さで、なんとか恐怖心を抱かせようとしていたようです。
さらに、私のトコの面子は、HPLの原作もほとんど読んでいないし、B級映画マニアもいないし、何を求めてクトゥルフをやろうとしているのか、全く理解できないでいましたので、それを把握するためにも、定番のジェイソンネタやゾンビネタをやってみるのも良いのでは?。と言う話になり、それで敢えて、謎もなにもないB級ホラーシナリオを作ってみました。
地下だと、一本道な上、動きが限定されるので、もっと探索者を放し飼いにしたいならば、孤島や離島にした方が良いかも知れませんし、陸の孤島としても良いでしょう。テキサスの荒野の田舎町とか。
私個人としては、こういったシナリオは、レレレ(イット・ケイム・フロム・レイト・レイト・レイトショー三流俗悪映画の来襲)のテリトリーだと思っているので避けていました。
クトゥルフと言うからには、神話生物と巧みなプロットだと思いこんでいたようです。こういったストレートなシナリオソースは、やたらと持っているので、楽に作れますね(笑)。お薦めのネタは、CSやケーブルでカートゥーンネットワークに入っている人は、古いハンナ・バーベラのアニメーションである「JQ」をお薦めします。
世界の怪奇や謎、未来科学の研究と、B級ネタの宝庫です。異次元からの怪物を退治したり、怪物を装った悪党、マッドサイエンティストの暴走など、レパートリー宝庫です。ストレートに行くななら、「スクービードゥ」の映画シリーズでしょうか。
こちらは、超常現象に見せかけたトリックを暴きつつ、最後に超自然現象に出会うと言う流れで、序盤に息抜きをさせておいて、後半に恐怖させるという探索者を追い詰める緩急に使えます。また、ミスディレクションに誘いながら、それを修正させるプロットにも使えるでしょう。
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