1,とにかく、自分の脱出路を確保する。


重く軋む身体を持ち上げて、脱出口を捜す。

バスという大型車であるが故に、車体にダメージは無いよう見える。だが、焦げた臭いと黒い煙が、どこかで火の手が上がっている証。バスの燃料に引火しなくとも、前後の車が爆発すれば、生存率は大きく下がる。

マトモに動けるのは、自分だけと感じたあなたは、遮二無二に出口を求める。うめく乗客を踏み越え、血を流す運転手を尻目に、乗降口を開けようとしたが開かない。窓も開かない。ダメージはない。と言っても、微妙に車体が歪んでいるようだ。

悪態をつくと、甲斐甲斐しく、負傷者の看護をしている女性と目が合う。あなたの憧れの女性、真田菜桜子だ。彼女の、信じてはいるけど…と言わんばかりの、冷たい視線に耐えかねて視線をそらす。

Cに1ポイント入れること。

そらした先に、バスの後部にある、あるモノに目が行く。バスの後方には非常用の出口があるのだ。あなたはそこを試してみる。座席を動かし、扉の全貌を確認するが、やはり車体の歪みからか、開いてはくれない。

難易度2で、体力判定をすること。剛打かタックルを持っていれば、それを使用しても良い。難易度は変わらず2。

成功したら
失敗したら