運営の基本方針

注意:このページは、DMをする人だけが読んでください


このシナリオは、まずはルールに慣れてもらい、メガテンの雰囲気をつかんでもらうためのモノです。
そのため、PCには、なるべくダイスを振らせて、あげましょう。そして、サイコロを振った場合には、どんな細かい情報でも良いから、提示して上げると、相手は喜びます。

なお、あくまで雰囲気を掴んでもらうためのシナリオなので、オカルト的な雰囲気は、最小限にとどめたつもりです。


事前情報

想定プレイヤー人数5名(デフォルトメンバー:コンピューター1、格闘系2、魔術系2)。
バランスの崩れは、敵の数で調整できますが、物理戦闘要員が二名はいないと、苦戦するでしょう。

ゲートパワー3。

アイテム、装備の購入は、法に触れない店、及び物品のみ。ただし「特典:故買屋」等を取ってコネがある場合は別ですが、購入チェック(希望の商品があるかどうか)として、運試し、または魅力チェックを行ってください。ただし、非合法の商品の場合(銃器や刃のついた刀)は、−20%の修正をつけてください。

ただし、シナリオ開始前の買い物や、特典で得られる武器には、適応しなくてもかまいません。

舞台
高校:架空の街でもかまいませんし、自分たちの住んでいるところでもかまいません。高校名や、私立、公立など、自分の都合の良いように、設定してください。取り立てて、思いつかなくて困る。と言う人は「十聖高校」とでもしておいてください。
ちなみに、中島朱美や、白鷺弓子はいません(笑)。

サンプル
十聖高校。キリスト教系大学が母体の私立進学高。ただし、大学へはエスカレーター方式ではない。有名大学への合格者を毎年、多数輩出しており、また、スポーツでのレベルも高い。

よほど、目に余る行動をしない限り、ペナルティーが課せられることはなく、おおらかで、のんびりとした校風である。
しかし、私立らしく、スポーツ推薦での入学にも力を入れているので、時折、とんでもない生徒が混じっていたりする。

事実上は、クラス分けは三年生になったときに、文系、理系に分かれるだけであるが、スポーツ推薦での入学者は、学力面でついてこれなくなる事態が多発するため、進学コース、一般コース、おちこぼれコースと、生徒、教員たちに揶揄される分け方があるのも事実。

担当する教師で、コース分けが判断できる。と言われているが、学校側は差別はしていないとの公式回答である。

名門校ではあるが、制服のデザインが古くさい。との理由で、最近は人気は下降気味。


シナリオの背景と流れ

背景

波多間良一は、LAW派閥最大のメシア教会員であり、その中でも、急進派のギリガンズ(神智者)と言うグループに属しています。唯一神を元にする場合、絶対他力や運命論者となるのですが、ギリガンズは現状を打破すべく行動するのが名目です。

そんな中で、審判の日(真女神転生TのICBMが東京に落ちる日)が近い事を知った波多間は、神の怒りを回避すべく、堕落し、腐敗した人類を導くための存在。救世主、メシアの光臨を促すことにします。

救世主を生ませるために、処女懐妊させるため、また、聖母にふさわしい女性を生徒から選び、実験を繰り返していました。今までの実験体では、生体マグネタイトの量が低く、受胎させることすら叶いませんでした。ようやく生体マグネタイトの基準値をクリアした亀井栄子を被験体として、受胎を成功させたのです。

なお、魔術的に懐妊させるのであって、性的なことは、いっさいありません。メシアの条件の一つである、処女生誕を重要視しているためです。

しかし、受胎成功から数日で、召還に応じたのが、悪魔だったことを知ります。
この失敗の原因を、召還儀式の規模が小さすぎたとして、さらに大がかりな儀式を行うための、生け贄として栄子を使うことに決めました。

原因は何か分かりませんが、最後の最後で、自分の意識を取り戻した栄子は、異常なまでに膨れ上がった自分の体を見て悲鳴を上げ、その悲鳴を聞きつけたのがPCたち。と言うわけです。


流れ

栄子の死を印象づけてください。これが「引き」になります。

調査パートでは、かなりの自由度があります。そのため、妙にあっさり終わったり、進展しなくて、ダレてくる事があるかと思いますが、その時は、捜査妨害と称して、ブラウニーかノッカー2体とオークあたりを出し、戦闘させても良いでしょう。
ボス戦は少しきつめに設定してますので、レベルを上げるためにも、おすすめのイベントです。でもまぁ、命運での打ち消しや、臨死体験での覚醒など、メガテンは結構、死ににくくできているのですが。

学校内を、きっちりMAP化する事で、ダンジョン扱いにすることもできます。その際は、ランダムエンカウントはやめておいた方がいいでしょう。そして、戦闘は固定場所でのみ発生させ、他の生徒や先生がいないところで、起こすべきです。

ボス戦
派手に戦ってください。そして、クライマックスでは、波多間は、あくまで人類全体のことを考えていた事を考え、救うべく行動していたことをPCに伝えてください。ただの悪党や、狂的科学者で無いとすることで、少しはストーリーが締まると思います。


設定解説
このシナリオ内の設定ですので、公的なものではありませんし、実存する宗教とは一切関係ありません。

処女懐妊
元来、生まれてくる救世主に、権威を与えるために、ヘブライ神族の唯一神が行った奇跡であり、
処女が出産するという事柄には、実は意味がありません。

通常、十ヶ月で生まれるはずの赤ん坊が、数年間、母親のお腹にいたり、生まれたときから老人であったりと、世界各地で、英雄が生まれてくる場合には、奇跡が付与され、英雄であるとの証拠と権威が与えられています。

処女懐妊は、その一つの形であり、そうして産まれてくる子供が、英雄/救世主となるわけではありません。
英雄だからこその生まれ方なのです。形をまねても、ホンモノは作れないと言うことです。

そのため、研究当初から、唯一神は関知しておらず、罰として餓鬼やDARK属性の悪魔を受胎させています。


女児について
キャンペーン布石と言いますか、テーブルトークにおいて、伏線は張っておいた方がお得です。
小説や映画では、未消化分は、減点対象ですが、テーブルトークではノーペナルティです(笑)。

元来、誕生編は、文字通り、女神転生を主題としていたようです、ログアウトの誌上リプレイでも、
そう言った流れで、話は進んでいましたから。その設定を少々、拝借して持ってきたわけです。

私も、今後のことは一切考えていないので、何とも言えません(笑)


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