運営の基本方針
注意:このページは、GMをする人だけが読んでください


これは、導入もしくは低レベル用ショートシナリオとして制作したものです。迷宮探査型の戦闘指向シナリオですので、運営は比較的楽かと思います。準備は大変ですが。

オカルト色は薄目に作っています。


事前情報

想定レベル霊格1レベル4
想定PC数5〜6人:戦闘系スタイルが最低二人はいないとつらい物になるでしょう。

ゲーム開始後は、買い物等はいっさい出来ません。
エンターテイメントルールでやってもなんら問題ありません。

舞台

舞台は、閉鎖された総合病院です。そんなに大きくなくて構いません。最低限度のスペースとして地上3階、地下一階は必要です。1フロアには施設(ナースステーションや手術室)を含めて、15部屋は欲しいところです。が、その全てでイベントを起こす必要はありません。

サンプル

羽田野病院(はたの病院)
少し郊外にある、ベッド数300程度の病院。数年前に医療事故を起こし、半ば閉鎖状態。最近では、入院介護を中心に行っているが、虐待に近いこと(ベッドに拘束したりしている)が行われており、現代の姥捨て山との中傷がある。


このフェイタルエラーは、MAPが命です。なのに添付できません。ので、実際に、このシナリオを使ってみようと思われた方は、申し訳ありませんが、自作してください。コンシューマー版の何かのダンジョン(真メガテン1のエコービルや病院、デビルサマナーの北山大学など)に手を加えても良いですし(そのまま使うと、プレイしたことある人にばれてしまう可能性がありますが、ドアの位置やボスの場所を変えるだけでも十分かと)、現実にある病院やホテルの見取り図を使っても良いです。

旅行なんかの時に、避難経路が記されたパンフレットが部屋にありますし、デパートや病院では、見取り図があるかと思います。使えそう。と思ったら、メモを取っておくと後々何かに使えます。

防火シャッター等で、同一階の移動を制限すると、コンシューマーっぽいMAPになるでしょう。


シナリオの背景と流れ

背景

郊外にある中規模の病院の二代目は、人当たりもよく、腕も確かで同僚の医師や看護婦、患者から慕われていました。

しかし、彼には裏の顔があります。交通事故で今も昏睡の不随状態(と当人は思いこんでいる)の娘を助けるために、人道に反した研究実験を行っています。

その常軌を逸したほどの娘への愛情は、狂気となり、「娘の蘇生」と言う願いは魔界の堕天使に聞き入れられます。堕天使から、各種の黒魔術的知識を習得した、医師は加速度的に実験数を増やしていきました。

入院患者から犠牲者を選んだり、救急患者や、警察に知られたくないと訪れる患者などを被験体にしてきましたが、ずさんに事後処理もあって、幾度と無く発覚しそうになりましたが、何とか、金と権力でもみ消して来ました。しかし医療ミスとして、シナリオ開始の数年前に発覚。

それ以後、来院者もめっきり減り、現在は、入院介護を主として運営されていますが、看護でなく虐待に近いと、近隣から疎まれて、今では入院介護を受けている人も殆どいません。姥捨て同然にやってくる人はいます。

そんなときに、事故に巻き込まれて、この病院に搬送されてきたのがPCたち。と言うことになります。

そもそも、この医師の娘の事故から、堕天使によって仕組まれた事態で、全て計画されたことでした。


流れ

交通事故に巻き込まれたPCたちは、この病院に搬入され、閉じこめられます。
超常体(蘇生に失敗したゾンビたち)を撃退しつつ、核心に迫るという、単純なものです。

医師は、逃がしてしまうとやっかいなので、PCたちを逃がすつもりはありませんが、手術が佳境なので、放置しています。余程の邪魔(配電盤を破壊するとか)しない限り、放置しています。


派手に戦闘してください。とは言え、コンシューマーと違って戦闘は煩雑です。導入イベントの戦闘、ボス戦の三回は固定ですので、あと、1,2回程度が限界と思います。戦闘手順の練習として、全ての戦闘パターンを入れても良いでしょう。

コンピューターゲームでも「もぉ雑魚出てくんなよぉ、めんどクセェ」って思ったことがあるでしょう。TRPGは、それに輪をかけて戦闘は、面倒ですが、盛り上がることも事実。ダンジョンにあまりギミックがないので、 捜索と移動だけでは、だれてしまいます。上手く、戦闘の回数を設定して場を暖めてください。


ちりばめられた情報から、父が娘を助けようとしている。と言うことを知り、PC達が実験室にたどり着くと、最終実験が終わったところでした。

「パパ?」と数歩、歩み寄ったところで、娘の頭髪が抜け落ち、顔面の肉も腐汁となって落ちていきます。顎の骨をうちならし、何かを訴えているようですが、舌がないので喋れません。特技を使用すれば「もう良いの、もう止めて」と言う類の言葉です。

真のボスが登場し、倒して終了です。


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