NPCとアイテム


アレックス

本性:教師 外面:一匹狼 氏族:ツイミーシィ 世代:第9世代

<身体> 筋力2 体力3 敏捷2
<社会> 交渉1 魅力3 容姿4
<精神> 機知3 知覚3 知性4

<才能> 裏社会2 運動1 回避2 格闘2 脅迫2 表現力3
<技術> 隠密1 制作4 礼儀作法2 動物理解2
<知識> 医学2 オカルト3 科学1 教養2 語学4 財務2 調査3

<背景> 資産3 世代4
<訓え> 造躯4 先覚2 獣心1
<徳> 自制4 良心2 勇気4

人間性6 意志力4

ただ、アレックスと呼ばれる彼(もしくは彼女)は、何かを研究にする為に、サバトから一歩退いた存在です。反氏族ではなく、中立と言うところでしょう。研究目的が何かは、当人以外知りようがありません。

アレックスは、研究の邪魔をされるのは確かに嫌い(外面:一匹狼)ですが、溜め込んだ知識を誰かに披露したいとも思っています(内命:教師)ので、礼節を忘れなければ、色々と教えてくれます。

外見は、非常に中性的な顔立ちで、その名前からしても、本名がアレクサンダーなのか、アレクサンドラなのか、誰も知りません。中性的な顔つきも、元々そうなのか、造躯の結果なのか、分かりません。

現在のアレックスは、女神像さながらの顔立ちと、鎧のような上半身と言う姿で、動くブロンズ像のような姿で居ます。ダウンタウンにある教会を寝床と研究所にしていますが、お気に入りの仕事場の一つでしかありません。

その教会は表向き、アレックスが赴任していることになっていますが、長期不在と言う建前で、アレックスのグールが、留守を預かっている形となっています。

セリフ:「その物騒なモノをしまいなさい。私は無益なことは嫌いなのですよ。もちろん、無益な時間もね。」

データ上のアレックスは、ルールに則って作りましたから、作りたての幼童と同じ強さしかありません。もしPCが襲いかかるなどした場合、容易に負けてしまうでしょう。それは、ストーリーテラーの考え方次第ですので、強くするも弱くするもご随意に。


アムロージ

ラヴノスの闇商人。ティッシュペーパーから核弾頭までなんでも揃えてくれるでしょう。彼から購入する場合、代金は適正、ないし割安に見えますが、その実、恐ろしく高い代償を、知らないところで、払わされているかも知れません。アムロージは、絶対に損はしません。損して得取れ?。彼は、儲けて得取る男です。

セリフ:「お代はこれっぽっちで本当に良いのか。だって?。そう思えるなら、あんたは幸せになれるよ。このあとを生き残れたらね。」


黒の書

正式タイトルは不明。黒の書とは、正式な名称ではなく、禁断の書物。と言う意味での通称です。全十三巻ある、ノドの書の原本とも、外典とも、偽典とも言われています。、

ノドの書が、黙示録とするならば、この黒の書は、福音書と呼ぶべき物です。

呪いを受けたカインが、ノドの地で彷徨う間に悟りに達し、つまり、ゴルゴンダとなった間に書かれたとされる書物。

カインは、ゴルゴンダとなった物の、その孤独に耐えかね、セツの子の国に戻り、子をなすことで、再び呪われた。その為に、カインは始祖でありながらも、第一世代でなった。と言うのが通説。

そのため、ゴルゴンダないしその他の救いが記された本だと考える血族もいるし、ジハドの全貌が語られた本だと言われている。

しかしながら、多くの血族の歴史家に言わせれば、マルカヴのヨタであり、悪趣味なトレアドールの詩集であり、ラヴノスの小道具に過ぎない。と言われている。その存在すら疑われているが、とは言え、本そのものの知名度は、それなりにあるため、実存することは間違いない。

このシナリオで見つかったモノは、この巻のタイトルは「ヤコブの階段」。厳密なタイトルではなく、章の頭の単語を便宜上の巻名としたもの。この巻が、一巻なのか、13巻なのかも不明。

この手の本に良くあるように、過剰な婉曲表現と、符丁と略語で書かれており、全文がなぞなぞで構成されている様なものと言う。いかに、不死者といえども、神話の時代の言い回しの意味を知る術は少ない。読むだけでも、年単位の時間が必要で、解読が終わる頃には、ジハドさえ終わっているかも知れない。

天国への階段が示すように、判読出来れば、血族の呪いを解く方法が記載されているかも知れない。それは、ゴルゴンダへの道か、人間に戻る方法かは分からない。

この本が、質実を述べているのか、多くの研究者が言うように、マルカヴの戯れ言なのか、ラヴノスの遠大ないたずらか。この書自体が、ジハドの道具なのかも知れない。



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