MT12エターナルヴォイス


歴代ワースト1のMTシリーズです。最低のゲームとマスター。

伏線とおぼしき情報に食いついたら、次回の個別で「そんな調査は無駄」と言わんばかりの結果が帰ってくる。MT11の緑マスターもそうでしたが、自分で出した伏線を処理できないマスターなんて…しかも、ベテランの域を超え、最古参のマスターである龍河流がこのザマとは…

私は、マスター介入賛成派の人間ですが、このC1においては、介入と言うよりも、犯人の隠匿を意図的に行っており、明らかに捜査側を阻害しているとしか思えません。でなければ、調査/捜査に関する基本的な知識が欠如していると言わざるを得ません。ごく少数の犯人PCために、数多いまっとうな参加者を踏みつけるのですか、龍河マスター。

聞いてみたいのが、MT8のスターミラージュとどっちが最悪だったか。アンケート取ってみたいなぁ…


さて、少し美作壱岐CWに反論しましょうか。
このMT12「正義とは何か」を命題にしていたらしいですが、そもそも「普遍的正義」の存在を信じているような前提で始まっていること自体、底が浅いと言えましょうな。正義なんて、勝者に与えられる特典でしかありません。勝てば官軍、負ければ賊軍。そのものです。

歴史を振り返っても、いや、歴史そのものが勝者によって綴られたものであり、また、敗者に弁解をさせているようでは、勝利とは言えません。そもそも、生存競争に正義なんて存在しませんから。生き残った方が、その大地に愛でられた存在であったと言えます。

NG2001年12月のスタッフインタビューで「明確な回答には至らなかった」とありますが、そらアンタがアホなだけや。つーか、正義とは、常に一方的な視点でしかなく、それぞれの存在に、それぞれの正義があり、どれも間違ってはいないものなのです。誰もが、自己視点において正義であり、誰もが他者視点において、悪である。そんなこと当たり前だろう?。

一生、存在するはずのない「普遍的正義」の幻想を追ってなさい。つーか、普遍的正義と言う言葉自体、矛盾してるけどな。

正義なんて言葉は、自己正当化のための偽善でしかない。それが答えだ、CW。こんなん命題にしていたら、そら、ワースト1になるわな。

ただし、己の殉ずる道、信じる道は存在する。その正邪は、その是非は、誰にも分からないのだ。だからこそ、人は自分の信じた道に、殉ずることが出来るのだと思う。そして、その評価さえ、時代と共に流転する。

所詮、正義も、人の手による相対評価でしかないのだ。そんな脆弱なモノを命題に据えるなど…馬鹿げているし、ただの勉強不足。



ゲームを振り返ると、初っ端から、大波乱でした。主要NPC二人が暗殺されると言う幕開け…私は、コメディーを求めて、エントリーしたのに、初っ端から血なまぐさいです。MT10から延々と、コメディーディヴを求めているというのに…何故?

OPコミックが、空から地球人が堕ちてきても、無傷で立ち上がり、主要NPCがどちらが地球人を保護するかで口げんかするという、どう考えたって、コメディータッチに描かれているのにも関わらず、なんで暗殺しようと思うかな?。つーか、金返せや、コラ。暗殺犯。テメェのせいで、ガタガタだ、オラ。

しかも、あの変装技術は明らかにオーバーテクノロジーであり、ルパン三世じゃあるまいし、そんな変装マスクがあるか?。私も、演出上の嘘と思い、第三回で回収してた物の放置。重箱の隅をつつくような事で、気が引ける思いでマスクを調査したら、「ようやく乗ってきたか」と言うような個別を貰い、追跡調査を本格化したら「意味無いよん」と言うような個別が帰ってくる。マスターもなんだかな。捕まえさせる気がないよな。

暗殺者も参加者だけど、俺も参加者だ。資格も立場も同等のハズだ。マスターのナニが一体、そこまで犯人を隠匿させたのだろうか。その後の情報で「少なくとも、ギルド長の暗殺犯には殺意は無く、マスター裁量で殺人罪を背負わされた」と言う事実かが判明。殺人現場にいた、犯人とおぼしき人物は全員、殺意はもっていなかったという可能性も出てきた。

…そら、犯人側に肩入れするよな…龍河マスター…と思いきゃ、殺意は十分でした。死ね、腐れ犯人ども。

さらには、闘技会(ヴィジョン使った賭け格闘大会)、なんでもディヴ超越した組閣を考慮していて、あちこちのディヴで、開催されたようですが、そんなに賭け格闘がやりたければ、同人PBMでもやれや。コラ。てめーらの企画したゲームに金払ってンじゃネェぞ。しかも、大会ルールだけ決めて、勝者判定は、マスター任せ。そんな投げっぱなしジャーマンな企画があるかッ。

ま、当然の事ながら、お情けで一回開催されたのち、後は細々、もしくはお流れにされてます。当たり前。

実は、暗殺犯よりも、この大会運営の方が、悪質です。
本編を無視した、この大会運営は、こう言い換えることが出来ます。『君たちはそっちで勝手にやっててよ、僕らも、こっちで勝手に格闘大会やってるからさ』。コレをさらに、変換するとマニュアルP46、(5)プレイングのマナー。その2『無意味な行動・関係ない行動はしない』に思いっきり当てはまります。

目の前に敵がいるのに、家に帰ってファミコンする。(マニュアル内例文)
誘拐事件が起こっているのに、格闘大会運営する。(C1での事実)

ほら変わりないでしょ?。

まだ、暗殺事件の方が、ゲームの枠内、マスターの管理範囲内での行動なだけマシ。と言えるのではないでしょうか?。ま、許し難い行為なのは、どちらもですが。どちらの刑罰を重くすべきかとなると、と言うことです。

さらには、領主の跡継ぎを追加エントリーしたりして、それは「強力なNPCの親類縁者」に当たり、喰えッ梅さん。だと思うのですが…さらに言うなら、レギアナ公やギルド長の愛人。とするのも、強力なNPCの関係に当たり、梅だと思うわ。密かに、マスターは暗殺容認したのは、これらの設定を無効化するためだと思っています。

ちょっと話がそれましたが、開始から、三回分のプレイングで、御落胤を捜すと言うプレイングをかけていた方がいて、その個別で、何度捜しても見つからない。と言っておきながら、追加エントリーしたら、あっさり認めるって言うのは、プレイングかけた人に対する侮辱だと思う。それとも、金に物言わせて、御落胤をみんなでエントリーしろっていうのか?。ま、アレが本物ならば、ですが。

根本的かつ致命的なミスを何度も犯しているよ、龍河マスター。私は、マスターアンケートで「一番の悪党は誰」の設問に対し、龍河マスター。と答えました。今もそう思っています。

たとえ、マスター権限を逸脱していると、罵倒されようとも、暗殺プレイングを認めるべきではなかった。今のような、見た目の派手さはなくなってしまうかも知れないけれど、今ほど、参加者が冷めてしまい、しらけた雰囲気になることも無かったでしょう。
PASを見習ったのかどうか知りませんが、キャラメイクで、プレイヤー設定を安易に認めてしまう愚も、また罪状でしょう。

コレが最古参のマスターなのですから、泣けてしまいます。
唯一の希望は、第十回のマスター通信で『マスター人生最低最悪のゲームでした』といってくれることをだけだったのですが…第十回の「NPCの一人言」の中での故レギアナ公の言葉「君はサッサと地獄に落ちときなさい。世の中のために」で、満足としておきましょうか…


敢えて、自分自身の、ひいては犯人捜査側の非を捜すとすれば、調査を始めてしまったことでしょうか。調査をすることで、奴らの意図に乗ってしまい、マスターとしても、犯人を描くしかない。と言う事態を作り上げてしまったのかも知れません。シデンや、シーヴァのごとく「殺人事件?、ナニそれ?」と言わんばかりに、自分の目的に邁進すれば良かったのかも知れません。

ま、ヤギでみーッて権威無いから良いけどさ、シーヴァって納得できネェなぁ…まぁ、確かに能動行動取った中では、一番マトモだったかなぁ。でも、結局、彼がナニをしたかというと、ナニもしていないんだよね。該当者無しで良いんじゃない?C1は。つーか、他ディヴの推薦文を読んでも、引っかき回して、他者を、ディヴを省みない行動していそうなヤツばっかりなんだけど…良いのか、それで?マスター陣よ。

まぁ、シーヴァに輪をかけて、私はなにもしていないんだけどさ…ところで、王弟殿下って、マルベリー国王の弟って事?…書記官として、王都で勉強中…シーヴァか、ストーレイがそう望んだのかなぁ?…つか、俺、そう言うプレイングかけたことあるんだけど…ホリーウッズを国王直轄地にしようと、直訴したことあんだよね…ストーレイも帝王学やら、一切知らないわけだから、

「ストーレイも帝王学や軍学の教育は受けてないのだろう?。銀との戦が控えた今、欲しいのは、財貨を生む名君ではなく、猛々しい勇将だ。成長を待つ余裕もない。違うか?。そこで、ヤツの教育終了までこの地を国王直轄とし、軍の指揮をルーンアームナイトが執るって案は?」
10/14分の私のプレイングの一節だ……止めよう、終わったことだ……。


追加(2002/5/21)

個人攻撃になるので、触れるのを避けていたのだけど、そろそろ落ち着いたので、良いかと思って書く。

ギルド長側の殺人犯と、何度かやりとりしたのだが、認識の低さに涙が出そうになった。その犯人PL曰く、血の付いたシャツと、ダイイングメッセージの十字がヒントだったそうだ。

現代ならともかく、血液鑑定はおろか、血液型すら認識できない、ティエラで血痕は証拠にもならない。食事のために動物を捌いた返り血、そんなシラを切られたら、手も足も出ない。バカ?。としか良いようがない。ファンタジー世界での殺人事件は、目撃者の証言か、自白(拷問による冤罪を含めて)しか検挙する方法はない。

何を思って、証拠としようとしたのか。プレイヤーの考えも、マスターの考えも全く理解できない。

ほとんどの推理小説や、推理コミックでは、必ず、ご都合主義スレスレで、重大な証言が得られたり、証拠品が発見される。作者たるマスターが、それらの証言や証拠を出さない以上、調査側に手も足も出ないのだ。

私は、被害者の幻影を出す。と言う強硬手段に出た。確かに犯人の読みは、外れていた。でも、犯人らしき人間が普段と違う行動に出る。と言う描写をしてくれても、良いはずだ。他に手掛かりがないのだから。この時点で、推理小説ならば、ご都合主義が発動しているはずである。それがない時点で、捕まえられない。とは思っていたが、ああも露骨だと…

領主殺害犯の方も、ルパン三世ばりの変装マスクをいくつも取りだしていた。

加えて犯人プレイヤーは「殺害以降、ひたすら逃げに徹してました」と、自慢げに語られたときには、めまいを覚えました。主要NPCの殺害という、イベントを起こしたならば、そのイベントの結末に責任を持つべきです。責任をもって、話を広げ、展開させる義務があります。

さらには「不味いプレイングは、マスターが没にしてくれる」とも言っていました。なんと、無責任なプレイヤーでしょうか。自分の言動に責任が持てないのなら大人の資格がないように、自分のプレイングに責任が持てないのなら、プレイヤーの資格はない。なんというお子さまプレイヤーが反乱していることか。

また、それを叱るべき立場のマスターが、変にお客だからと甘やかすので、さらにつけあがるし。こうしたお子さまプレイヤーも客ならば、我々も客である。お子さまプレイヤーを優遇すると言うことは、我々の参加費を奪い取り、お子さまプレイヤーに与えているに等しい。お兄ちゃんなんだから、我慢しない。とでも言いたいのだろうか?。

このことを、プレイヤーに告げたが、理解して貰えなかった。この犯人プレイヤーが言うには「ゲームを通じて、私に警告を与えていたのかも」と言っていたが、じゃあ、このゲームは、あんたに警告を与えるためのゲームで、我々は、なんのために参加費を払ったのだ。マスターが、あなたに警告を与える姿を見るためではない。

また、マスターも、結局の処、犯人を特定させず、罪を明らかにせず、罪を問うことなく、犯人PLを解放している。これほど理不尽な話があるだろうか…最後は、ギルド長殺害犯の旅立ちで終わるのだ。面白いことがないから、殺人を犯し、追いかけっこを楽しみ、すがすがしい顔で、青春の旅立ちをされたのでは、納得できない。

まったく、不快感だけが残ったゲームだった。
そもそも、ヴィジョンを起動させれば、国一番の勇者でさえ、太刀打ちできないにもかかわらず、相打ちってどういう事よ?。
「自分の出身の街でもないのに、命を懸けている」と言う領主殺害犯の弁はおかしい。地球人は、自分の所属している時空間ですらないのに、ほとんど拉致されて来たのに、異世界の危機に、命を投げ出したのだ。

龍河マスターへの私信にも書いたのだけれど『放任主義という建前で、育児放棄した母親』だったと思う。プレイヤー主導と言う建前で、ゲームの管理を放棄したのだから。

結局の処、このC1は、一つの事件から始まり、各人がバラバラの結末を迎えるという、あり得ないエンディングとなった。つまりは、ディヴ内ディヴが出来上がっていたため、そんな感じになった。物語のメインストリームが存在しないディヴの末路が、こんなにも虚しいものだとは思わなかった。

龍河が、何を目指し、何を考え、何をどうしようとしていたのかは、分からない。このC1を楽しいと感じた人が居たら、哀れに思う。なにが、そこまで犯人側に肩入れさせたのか、会社側の指示だったのだろうか…

この憎しみは未だに消えない。マジ、殴りてぇ…つーか、未だに、のうのうとマスターやってる龍河だけでも、殴りてぇ…



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